《機神装甲ヴァルディオス》
機神装甲ヴァルディオス SR 火文明 (4) |
進化クリーチャー:ヒューマノイド 6000 |
進化:自分のヒューマノイド1体の上に置く。 |
バトルゾーンにある自分の他のヒューマノイドすべてのパワーは+1000される。 |
W・ブレイカー |
DM-02で登場した火の進化ヒューマノイド。
プロモの《機神装甲ヴァルボーグ》がこの種族の初代進化クリーチャーであり、《ヴァルディオス》は同エキスパンションの《機神装甲ヴァルバロス》と並んで二代目。
初期のヒューマノイドデッキではフィニッシャーとして採用されていたこともあったが、3マナでW・ブレイカーを持つ《ヴァルボーグ》に比べて速さに欠けており、登場当時からトーナメントシーンでの活躍は乏しい。
一見すると《ヴァルボーグ》に見劣りしないスペックと思うかもしれないが、【速攻】において1マナの差というのは、「出せるターンが違ってくる=W・ブレイカーなら2枚分も多くブレイクできる」という計算なので、極めて大きな差である。
コスト論としては悪くはないのだが、当時のカードプールの【赤単ヴァルボーグ】でも上級者がこのカードを入れていることは滅多になく、5枚目以降の《機神装甲ヴァルボーグ》がどうしても欲しい場合に限られた。
アニメ・漫画において
- アニメ「デュエル・マスターズ」では、10話から勝舞が使い始める。神殿の50人抜きデュエルで、他のデュエリストからデッキを分析され、連敗をしていた勝舞にミミが託したカード。このカードを投入してからは、勝舞は連勝できるようになった。四天衆戦でも勝舞の《ボルシャック・ドラゴン》に次ぐ第2の切り札として活躍していた。勝舞が手にした初めての進化クリーチャーであり、三国戦、ミミ戦、黒城戦ではダイレクトアタックを決め、さらに勝舞が真のデュエリストになったと同時に初めて実体化したカードになるなど、かなり優遇されている。
- 黒城戦では、お互いのシールドこそ0だが、バトルゾーンには黒城の《混沌の獅子デスライガー》がいて、勝舞のクリーチャーは1体もいないという窮地に、勝舞が今引きで《小さな勇者ゲット》を引き当てて、あらかじめ手札にあったこのクリーチャーに進化させてそのままダイレクトアタックを決めた。スピードアタッカーがまだ登場していなかった当時ならではの演出である。
- 10話では「火文明のヒューマノイド達が伝説と語り継ぐ進化形体。全身の武器を自在に操る」、13話では「右腕のディオスバズーカ、左腕のテトラランチャーなど全身が武器の塊」、14話では「武器の重さが数tを超えるが、両足の走行装置で素早く移動できる」と、3度に渡って説明された。ここでも優遇されている。
- アニメ「新星輝デュエル・マスターズ フラッシュ」で、全長4.7メートル、体重11トン、特技はヴァルディバルカン/ヴァルディシューター/4連装超弾道ミサイル/205mmプラズマカノン、という設定が紹介されていた。
その他
- 「ディオス」(Dios)とはラテン語で神という意味。
- 元ネタは1980年のロボットアニメ「宇宙戦士バルディオス」か。
- 「全方位カードファイル vol.2」には「2マナ級のヒューマノイド軍団を引き連れて、ドハデな超速攻をしかけよう!!」とあり、当時のヒューマノイドの指針が大まかに窺い知れる。
収録セット
参考