L(ライフ)・ゲート

L・ゲート:指定種族(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、指定種族を1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く)

DM-23で初めて登場したキーワード能力

そのクリーチャー破壊される時、かわりに自分の墓地から決められた種族クリーチャー墓地回収できる常在型能力

この能力を使うと、L・ゲートを持つクリーチャー墓地ではなく山札の下に送られる。

黒神龍ギルガザメス R 闇文明 (6)
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚捨てる。
L・ゲート:ドラゴン(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、ドラゴンを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く)
W・ブレイカー
三途渡しのユーリン R 火文明 (5)
クリーチャー:ドリームメイト 2000
L・ゲート:ドリームメイトとビークル・ビー(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、ドリームメイトかビークル・ビーを1体、または両方1体ずつを、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを自分の山札の一番下に置く)

これは置換効果を生成する能力である。L・ゲートを持つクリーチャー破壊を、別のクリーチャー墓地回収と、墓地ではなく山札の下に送る処理の2つで置き換えている。

墓地回収の一種だが、この手の能力のエキスパートであるのみならず全ての文明に存在するという、そういった意味では貴重な能力。

ただし、L・ゲートを持つクリーチャー破壊しようとしなければ適用できないため、即効性に欠ける。確実に墓地回収したいならば《超次元リバイヴ・ホール》《白骨の守護者ホネンビー》などのの定番カードに頼った方が効率がいいだろう。
特にもDM-23当時は《凶星王ダーク・ヒドラ》が4枚積みできたため、「種族デッキの墓地回収は《ヒドラ》で十分」「どうしても墓地回収がしたいなら無理に闇を入れてでも《ヒドラ》を使うべき」と考えられていた。

種族に重きを置く不死鳥編らしい能力だが、あまり利便性が高いとは言えないのが現状である。

  • 指定種族が複数ある場合、一方を1体、または両方を1体ずつ選ぶことができる。
  • 上位能力に、指定種族を好きな数手札に戻せるG・L・ゲートがある。
  • 勘違いされやすいが、pigのように墓地に送られることでトリガーするわけではない。あくまで墓地に送られる直前に適用できる置換効果である。
  • 置換効果のお約束として、違う種族のL・ゲートを2種類以上持っていたとしても、1つしか適用できない。
  • L・ゲート持ちにも高い評価を得たクリーチャーはいるが、そのほとんどは「L・ゲートと関係ないところを評価された」か「(軽い上に)自壊能力を持つ」かのどちらかである。

参考