山札
概要
ゾーンの1つ。また、そこにあるカード群のこと。
デッキのカードのうち、未使用のものが置かれる場所である。
ゲーム中は持ち主から見て右側に置く。
ゲーム中はここからカードを補充して使っていくことになる。
山札のカードは原則として自由に使用できないため、序盤から中盤にかけては山札から多くドローする方が、カードを有効に利用できる。
ルール
- 山札の枚数はゲーム中いつでも数えることができる。
また、相手の山札の枚数を相手プレイヤーに確認することができる。確認されたプレイヤーは枚数を数えて対戦相手に伝えなければならない。
- カードの効果で山札全体を見た場合、一度シャッフルしてからゲームを続ける。一部を見るまたは表向きにした場合は、カードの指示に従って所定の場所に置く。
- カードの効果で「山札を見る」場合は自分だけが見るが、「山札を表向きにする」場合は自分も相手も見ることになる。《巡霊者メスタポ》等が規制するのは以前は前者のみだったが、裁定変更で後者も封じるようになった。
- カードの効果でカードを山札に戻す際、戻す位置について指定(『山札の一番下』など)が無ければ、山札に戻されるカードの持ち主がその位置を決める。
戻す位置の指定が無い能力のほとんどは山札に戻した後で山札をシャッフルするため、基本的にはどこに戻しても変わらないが、《Q.Q.QX.》の能力などでシャッフルを禁止されている場合、山札の好きな位置にカードを戻せるようになる。
また、オーラのついたカードが山札に戻される場合、オーラも一緒に山札に戻されるが、オーラを戻す位置について指定が無いため、山札の好きな位置に戻すことができる。
- カードを出す、またはカードを使用する効果で山札を見る(表向きにする)場合、見ている(表向きにしている)カードは山札に属しているが、他の効果の影響を受けない。(2021年10月22日裁定変更)
戦術・テクニック等
- 「デッキ」という用語と混同されることも多いが、山札とデッキは根本的に異なる用語である。デッキとは山札と全てのゾーンを含めた40枚のカードの束の事であり、山札もデッキの一部である。なお、公式用語では「デッキ進化」では例外的に「山札」の意味で「デッキ」という言葉が使われている。
- ターンのはじめに山札から必ず1枚ドローする。よって、山札が1枚の状態でターンを終了した場合、ほぼ敗北が確定する。
その他
- 山札が絡むループの証明の際に、1度表向きにしたカードを山札に戻す場合、証明しやすいように便宜上表向きにして山札に置くことがある。順序が不作為化されない限り、山札に何が置かれたかは明白であるためである。
- 漫画「デュエル・ジャック!!」の1巻オマケ漫画では、「山札ゾーンにカードは40枚」というデッキ構築のルールが定められている理由についてショーが「40枚っていうのは、デュエルにちょうどいい枚数なんだ」と解説している。
参考