置換効果(広義)

後述の「継続的効果に属する狭義の置換効果」と《ボルシャック・大和・ドラゴン》等の「自己置換効果」を総称して「広義の置換効果」と呼ぶことがある。
自己置換効果に期間は存在せず、後述の置換効果(狭義)とは区別される。詳細は該当ページを参照。

置換効果(狭義)

効果の一種。
この効果はあるイベントを、他のイベントに置き換える。
継続的効果の一種である。
元はMagic:The Gathering用語。デュエル・マスターズでは「置き換え効果」と呼ばれることもある。

アクア・ソルジャー UC 水文明 (3)
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
斬隠蒼頭龍バイケン SR 水文明 (6)
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/シノビ 6000
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。

置換効果に分類されるカードはいくつか見られる。

例えば上の《アクア・ソルジャー》の場合、「破壊される」というイベントを「かわりに手札に戻す」という別のイベントで置き換えている。

《斬隠蒼頭龍バイケン》の場合、相手のターン中に手札から墓地に置かれるというイベントを「かわりにバトルゾーンに出す」をつくる。

このような効果を置換効果と呼ぶ。難解なルールだが、これらの事を知らないと全く違う結果になることもあるので注意が必要である。

基本的に「かわりに」と能力テキストに表記されていれば、それは置換効果を生成する。


  • 「Aする時、かわりにBする」(Aする場合、AのかわりにBする)
    この書式の置換効果が最も多い。狭義にはテキストに「かわりに」とあるこれのみを置換効果と言う。
    代表的なものはモヤシ解除マッドネスセイバーなど。

例外

  • 「Aする時、Bする」(Aする場合、かわりにBしてからAする)
    この書式には、「攻撃する時」(アタックトリガー)を除けば、単なる常在型能力であることが多いが、中には置換効果を生成するものもある。すなわち、BがAされる前に処理されるならば置換効果、Aが実行されると同時にBが発生するのであれば単なる常在型能力である。

例えば、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》マナ数を変動させる場合、実際には多色カードをタップする前にマナ数を変動させているので置換効果となる。タップしてからマナ数が2に変動しても遅いので、タップする前に変動させていることになる。逆に、《アクア・ハルカス》などのcip能力はバトルゾーンに出てから誘発するので、誘発型能力である。

置換効果の大原則

「AするかわりにBする」という効果なので、「Aした」ことにはならない。
  • ただし、「Aした」ことにはならないが、「Aする」タイミング自体は訪れたことになる。
    • 例えば、バトルゾーンに自分の《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》がいる状態で自分のシールドがそのターンはじめてブレイクされる時、そのブレイクが置換されてシールドがブレイクされなかった場合、「自分のシールドがブレイクされる」タイミングは一度来ている。そのため、同一ターンにもう一度自分がブレイクを受ける時は、「自分のシールドがブレイクされる」タイミングが2度来たことになるので、《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》によるブレイク置換効果は発生しない。
置換効果は、''指定の効果を生成する呪文や能力の解決中でも適用される。
置換効果は、置換前のイベントが実際に起きた順番に処理する。
  • 1つのイベントに両プレイヤーの置換効果が同時に発生した場合を除き、ターン・プレイヤーと非ターン・プレイヤーの違いに関係無く実際に置換前のイベントが発生した順番に処理する。
コストを置換して別の行動を取っても、「そうした場合〜」の効果を実行できる。
同一のイベントに対し、置換効果は一つしか適用できない。
  • 「AするかわりにBする」と「AするかわりにCする」の二つは同時には起こり得ないので、一方しか適用できない。「AするかわりにBする」二つでも同様。
置換効果に別の効果は割り込めず、結果として置換効果は連鎖しない。これがMagic:The Gatheringにおける置換効果との最大の相違点である。
置換した後の効果が発生しない場合、置換することはできない。
1つのイベントに両プレイヤーの置換効果が同時に発生した場合、ターン・プレイヤーのものが優先され、それ以外は連鎖せず無効となる

置換効果の細則

  • 「Aする時、Bする」という能力は、Bを行うのがAした後であれば誘発型能力である(《アクア・ハルカス》等)。だが、Aを実行する直前に作用し、別の結果をもたらすのであれば「 Bに割り込んでAする 」という置換効果(を生成する常在型能力)である。Magic:The Gatheringでは混同を避けるため、誘発型能力に「〜するたび」を、置換効果に「〜する際」を当てている。
  • 勘違いされやすいが、カードは句点(。)後の文章も置換効果に含めないと思われがちだが、上記の「。そうしたら」でなければ置換効果でないものとして扱われる。句点(。)のみでは読点(、)と同じ扱いをする。
    例えば《ガイアール・ゼロ》能力は文章上、ブレイクを「シールドを見せる」処理に置換した後に改めてブレイクする事になっているが、これだと最後のブレイクを同じ能力でさらに置換することになり無限ループが発生してしまう。この場合、置換先は「〜その後、このクリーチャーはそのシールドをブレイクする。」までとする事で、置換の連鎖を回避している。

代表的な物

以下の能力はいずれも置換効果を生成する。


参考


公式Q&A

Q.バトルゾーンに自分の《ドラグ変怪》がいる状況で、相手は《S級宇宙 アダムスキー》で自分を攻撃しました。 《S級宇宙 アダムスキー》がシールドをブレイクする際、置換効果によって自分の山札は墓地に置かれますか?
A.はい、置換効果は連鎖しないので、ブレイクされるシールド1枚につき山札の上から2枚を墓地に置きます。(総合ルール101.5)
引用元

Q.自分の《暴筋の父豹》の「出た時」の能力は、相手の選べるクリーチャーが1体もいなかった、もしくはバトルゾーンを離れない能力によってマナゾーンに置くことができなかった場合でも、相手のマナゾーンから進化ではないクリーチャーを1体、バトルゾーンに出せますか?
A.クリーチャーを選べなかった場合は「そうしたら」以前が達成できていないので、相手のマナゾーンから進化ではないクリーチャーをバトルゾーンに出すことはできません。ですが《零龍》《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》のような離れない能力を持ったクリーチャー選んだ上で置けなかった場合は出すことができます。
引用元

Q.自分の《ソウルフル・ズキンヘッド》の「出た時」の能力で、バトルゾーンにいる相手の《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》を選びましたが、置換効果によってバトルゾーンを離れませんでした。この場合、「その後」以降の能力はどうなりますか?
A.この場合でも、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》よりコストが小さいクリーチャーをマナゾーンからバトルゾーンに出せます。後半の効果は《ソウルフル・ズキンヘッド》によって選んだクリーチャーのコストを参照し、それが実際にマナゾーンに置かれたかどうかは問いません。
引用元

Q.自分は《鬼槍の一撃》を「鬼タイム」能力が発動している状態で唱えました。相手の《超奇天烈 マスターG》《インフィニティ・ドラゴン》の「破壊される時」の能力はどうなりますか?
A.《鬼槍の一撃》の「鬼タイム」能力は、離れない効果を無視するので、「離れる時」「破壊される時」のような置換効果を解決できず、山札の上から1枚目のカードを見たり、墓地に置くこと自体できなくなります。
引用元

Q.《頻波羅 ビリヤ棒ド》の「攻撃する時」の能力で、手札から条件を満たしている《夜露死苦 キャロル》を2枚捨てました。《夜露死苦 キャロル》は墓地に置くかわりに手札に残りましたが、自分は相手のクリーチャーを2体選べますか?
A.はい、選べます。《夜露死苦 キャロル》置換効果によって墓地に置かれなくても、捨てようとすることはできたので《頻波羅 ビリヤ棒ド》の能力を解決できます。
引用元

Q.《“魔神轟怒”万軍投》の効果で《夜露死苦 キャロル》を捨て、置換効果により《夜露死苦 キャロル》が手札に戻った場合、《“魔神轟怒”万軍投》は何コストで唱えられますか?
A.いいえ、6のままです。「このターン中に捨てた自分の手札」のように、この効果で捨てたカード以外を参照する必要がある場合、結果的に墓地に置かれたカードのみを数えます。
引用元

Q.《超越の使い 蒼転》のキズナ能力の「破壊されない」を使われた状態のクリーチャーを置換効果で「かわりに破壊する」ことはできますか?
A.いいえ、できません。「破壊されない」や「離れない」効果を与えられているクリーチャーを破壊して「シールド・セイバー」のようなかわりに破壊する置換効果を使用することはできません。
引用元

Q.相手の《The邪悪 寄成ギョウ》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《爆蓮電融 キリュウイン・バト》をバトルゾーンに出しました。「出た時」の能力をかわりに相手が使いますが、その能力で自分の《ボルシャック・モモキング》を選んでバトルした場合、その「離れる時」の置換効果は適用できますか?それとも置換効果の連鎖になってしまうので適用できませんか?
A.この場合、《ボルシャック・モモキング》の「離れる時」の置換効果は適用できます。相手のクリーチャーを選び、バトルするまでが《The邪悪 寄成ギョウ》置換効果です。なので「クリーチャーを選ぶ時、かわりに」や「バトルする時、かわりに」のような置換効果は適用できませんが、バトルの結果起こるイベントに対して適用される「離れる時」や「破壊される時」の置換効果は問題なく適用できます。
引用元(2021.9.24)

Q.自分のパワー6000以上のクリーチャーがいる状況で、自分は《零魔幻争》を唱えました。効果で相手の《ナゾの光・リリアング》を選び、-2000するかわりに-6000しました。置換効果は連鎖しないので、相手の《ナゾの光・リリアング》は「エスケープ」の置換効果を適用できず破壊されますか?
A.結果的に破壊はされますが、「エスケープ」は使用できます。パワー0のクリーチャーは、パワーを0にした効果ではなく状況起因処理によって破壊されるので、この状況では置換の連鎖には該当しません。ただ、「エスケープ」を使用してもパワー0のままですので、結果的に《ナゾの光・リリアング》は破壊されます。
引用元