《ア:ロックロ》

※正式な表記は《ア:ロックロ》だが、ページ名はこのWikiの仕様上《ア:ロックロ》と表記する。

ア:ロックロ C 自然文明 (3)
クリーチャー:ヴェールアビス 2000
このクリーチャーが出た時、自分の墓地と手札からカードを最大1枚ずつ、タップしてマナゾーンに置いてもよい。

DM23-RP4で登場した自然ヴェールアビス

cipで最大1枚ずつ墓地手札からタップインマナブーストする。
《シビレアシダケ》《再誕の輝き》が合体したような効果。
アビス系統のデッキは当然のこと、種族に拘らない青黒緑基盤にも採用が検討できる。

一見するとコスト3で2ブーストしつつ場に残る《ボルシャック・栄光・ルピア》《Disコットン&Disケラサス》的なカードに見えるが、墓地肥やし手札の両方が必要になるため、より準備に手間がかかる。
墓地に用意すべきカードはカードタイプ種族を問わないため、適当な呪文でも唱えておけばいいが、それにしても手札消費が馬鹿にならない。

環境で見ることがある手札からのマナブースト要員としては《幻緑の双月》《楽球の妖精》があるが、前者はツインパクトの呪文側および2→4《キユリのASMラジオ》のリソース回復、後者は「離れた時」の能力で取り戻せるという利点ありきでの採用であり、普通のデッキでは序盤から手札を不必要に使ってまでマナ加速するのは息切れの原因である。

《こっちは甘いぞー》は手札と墓地を整えながらマナカーブ的に繋がるため相性は良い。

手札消費を嫌って、墓地からだけマナ加速をするようだと、机上論でも弱い動きなので注意。
2ターン目までに墓地肥やしする準備をした上で3ターン目に肉体が残る1ブーストするぐらいなら、初めから《青銅の鎧》でも《オ:ンータイ》でも使ったほうが強い動きだろう。

2ターン目のアクションとして《「倒したいか?」》などの墓地に落ちるマナ加速を使えば次のターンに手札と墓地両方から2加速し、4ターン目に7マナ使えるが、それだけの動きでは手札消費の少ない《フェアリー・ソング》とあまり変わらない。
ただし、場に残るアビスであることを活かして《深淵なる大地》でバトルゾーンの《ア:ロックロ》を砕けばマナゾーンからコスト8までのアビスと出し入れさせることはできる。
2→3→6の動きをするときは《邪暴乱舞》に繋げば同じくコスト8のアビスにアクセスできるチャンスが生まれるため、そういった重量級アビスを活用するデッキでの採用が検討できるだろうか。

  • モチーフは妖怪「ろくろ首」。

フレーバーテキスト

収録セット

参考