《キユリの
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キユリのASMラジオ VR 自然文明 (4) |
呪文 |
自分の山札の上から5枚を見る。その中から、コスト3以下のクリーチャーを2体まで出す。残りを好きな順番で山札の下に置く。 |
山札の上から5枚を見て、コスト3以下のクリーチャーを2体まで踏み倒す。
《革命類 ネロティウス》と似た能力だがマナブーストと引き換えにコストが1下がって条件もなくなったことで大幅に使いやすくなった。それでもランダム要素が絡むが、構築に気を使えば扱える範囲。デッキ内にコスト3以下のクリーチャーを4割以上確保できる、ウィニー主体のデッキに組み込みたい。
このカードの登場により、様々なコスト3以下のクリーチャーが発掘される事態となった。特に《天災 デドダム》基盤と色が合う水・闇・自然でそれが定番である。それまでは採用率がまちまちだった《ガチャンコ ミニロボ1号》がそこそこ採用されたりした。
とにかく様々な構築が考えられ、大会環境でもプレイヤーごとに踏み倒し先に個性が出せる上、環境外デッキでもこのカードを経由することでかなりの無茶を通せるようになる。後述の「他のカード・デッキとの相性」を参照。
山札を見られる枚数が5枚とそこそこ多いので、殿堂入りなどでピン投のカードを探すのにも適している。
出すクリーチャーは0〜2体の範囲で選べるため、《終末の時計 ザ・クロック》などデメリットがあるクリーチャーと併用してもcipが使いたくないなら出さなくて済む。
登場初日で【青黒緑有象夢造】に入れるのが流行した。
このカードの登場以降、《有象夢造》とこちらの両方で呼び出せる自壊マナブースト手段として【青黒緑有象夢造】に《霞み妖精ジャスミン》が5枚目以降の《悪魔妖精ベラドンナ》として1枚から2枚程度入るケースが散見されるようになった。それまで《ベラドンナ》の5枚目はハンデスに特化した《特攻人形ジェニー》であることが多かったが、いかにこのカードの存在が「最速で4マナに到達する」という動きを重視させるようになったかがわかる。
次第に【青黒緑有象夢造】は《∞龍 ゲンムエンペラー》早出しに寄せた【青黒緑ゲンムエンペラー】折衷型に変貌することとなったが、このカードの影響は間違いなくあると言える。
「1ターン中に多数のウィニーを用意する」ことが求められるデッキには広く採用されており、【青黒緑ゼーロベン】や【緑単オービーメイカー】に投入されるケースも少なくない。
2023年1月頃からオリジナル環境で台頭したデッキとして【青黒緑オービーメイカー】が存在するが、そちらにも確定で入っている。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に入る場合も多い。
一時期【青黒緑サガ】でも《CRYMAX ジャオウガ》プランに使われたが、青黒緑基盤デッキならサガループギミック以外を主体としたほうが動かしやすいことが多く、【絶望神サガループ】は青黒2色が最大数として発展していく形となった。
DM23-SP1時点では青黒緑ウィニー基盤のあらゆる環境デッキに採用されていると言っても過言ではない。
遅くともDM23-RP3期時点ではすでに【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】はこの呪文に収まるカードを7割程度まで上げたウィニー基盤が主流となり、このカードは【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の大多数を占めるウィニー基盤なら入らない理由が無い枠となった。
しかし、DM24-RP3期では同じく自然4マナで2体展開できる《ヨビニオン・マルル》が競合に。ウィニーを抜かないといけないあちらとウィニーを大量搭載したいこちらで入るデッキが全く違うとはいえ、運要素を排除し《天災 デドダム》を確定でリクルート出来る上自身もシステムクリーチャーとしてリソースを稼ぎ続けるあちらの方が遥かに優勢となってしまった。