《フェアリー・ソング》

フェアリー・ソング C 自然文明 (4)
呪文
自分の山札の上から2枚を、タップしてマナゾーンに置く。

DMRP-16で登場した自然呪文

置いたマナを即座に使えないかわりに、無条件の4マナ2ブースト。
このカードの登場以前は、1枚で2マナブーストを行うカードは、コスト5以上だったり、《リトルアイズ・グロース》《フェアリー・ミラクル》のような発動条件が厳しめのものしかなかった。
他にも《妖精の裏技ラララ・ライフ》《メビウス・チャージャー》など、4ターン目に7マナ溜める手段はいくらでもあったが、それらは手札消費が激しい。
しかも、どれもデッキビルディングの制約が多い。

このカードの登場で、上記のようなカードを採用しないデッキでも、《フェアリー・ライフ》のような2コストのマナブーストから繋げれば、たった2枚の手札消費で2→4→7のマナカーブを作れるようになり、かつ自然が入るならどのデッキでも手軽にそれが行える。
既存のマナカーブに大きな革新を起こしたカードと言える。

4ターン目に《ロスト・ソウル》《悪魔龍 ダークマスターズ》といったコスト7の大量ハンデスを開始4ターン目に打つことができれば、ゲームの流れを決定づけられるだろう。

当然ではあるがマナを増やしている間は無防備なので、《謎帥の艦隊》を始めとする低コストの除去カードやニンジャ・ストライクなどで相手の攻めに対応していきたいところ。

DM23-RP4で登場した《蓄命呪文「ガッツシル・チャージャー」》は、多色ながら同じくコスト4で呪文能力の1加速とチャージャーで合計2ブーストできる。そちらは見たカードを手札に加えて《ブレイン・チャージャー》あるいは《フェアリー・シャワー》相当の動きもできる。

《呪烏竜 ACE-Curase/繁栄の鏡》は呪文面だけ見ると任意のマナ回収が付いておりこちらの上位互換。こちらは単色マナとしてアンタップイン出来る点で差別化しよう。
しかし近辺で登場した《「これは命懸けのデュエルなのです」》《ダーク・ソング》《ヨビニオン・マルル》でコスト4のマナブーストは激戦区と化しており、どの道相当苦しい立場に立たされている。

環境において

登場からしばらくこれといった活躍が無かったが、王来篇に入ると一部コミュニティで【5色グレンモルト】に使われるようになった。2コストマナブーストからこのカード、《最終龍覇 グレンモルト》へ2→4→7と繋ぐという寸法である。ただ、これだと盤面が潤わないまま《最終龍覇 グレンモルト》着地させることになるので、《銀河大剣 ガイハート》呼び出しを軸としたビートダウンプランには不向きである。そのため、《最終龍覇 グレンモルト》をいち早く出しドラグハートをどんどん装備させて育てるというコントロール向けのプランと言える。

《エンペラー・キリコ》殿堂解除以降に成立した【キリコスクリプトループ】では、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》から8コスト進化クリーチャーを最速で出せることから時々採用される。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考