《スポーツ大尉(たいい)

スポーツ大尉 R 火文明[ジョーカーズ] (8)
クリーチャー:ジョーカーズ 12000
J・O・E 2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、これを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、手札に加えてもよい。(その「S・トリガー」能力を使ってもよい)

DMRP-03で登場したジョーカーズ

T・ブレイカーとJ・O・Eに加えて火文明では珍しい暴発可能なシールド回収能力を持つ。

しかしあろうことかスピードアタッカーバトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できるも備わっていない為、J・O・E召喚した場合は攻撃もできずターン終了時にデッキボトム送りにされる。(他のJ・O・E持ち大型ジョーカーズのほとんどが何らかの即攻撃可能な能力を所持している)
そのため高いパワーとT・ブレイカーは完全に持ち腐れとなってしまう。

なら能力が強いかというとそんなことはなく、同能力のcipは4マナ《暴発秘宝ベンゾ》が所持している。
いくら色が異なるとはいえ、J・O・Eを使用して軽減してすらも全く割に合わない。

もちろん8マナ払えば普通に場に残して攻撃することも可能だが、そうすると同コストの他クリーチャーと比べてあまりにも低スペックなファッティに成り下がる(同コストのT・ブレイカー持ちには《伝説のレジェンド ドギラゴン》が存在する)。

またJ・O・Eを参照するカードとして同弾の《メラビート・ザ・ジョニー》マスター・W・メラビートが存在するが、それで出したとしてもスピードアタッカーを付与する効果などはないため、全体除去発動の数合わせ要員と遅効性の手札交換、申し訳程度のcipにしかならない。

一応《キリモミ・ヤマアラシ》と合わせて使うことで5マナでT・ブレイカーを繰り出すことが可能だが、同等の消費で《轟く侵略 レッドゾーン》などが出せることを考えると決してリターンが大きいとは言えない。

全体的にカードパワーが怪しい初期の赤ジョーカーズにおいて特に能力が噛み合っていない1枚であり、レアリティレアであることも鑑みるとデザインミスすら疑われる。
他のJ・O・Eは揃ってスピードアタッカーバトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できるを持つため、実質的に貧相なcipしか持たないこのカードのテキストは誤植ではないかとの臆測も飛び交った。DMRP-03における地雷枠の筆頭候補であろう。

その後Jチェンジ8の登場により多少は救済された。
《ジャンゴ・ニャーンズ》からチェンジすればQ・ブレイカー相当となり強力なアタッカーとなる。
ただこの場合《ソー爺さん》という強力なライバルがいる。こちらはシールド暴発によるトリガーの発動か手札補充ができるという点で差別化すべき。
またJチェンジで出すもののデッキの色が二色になるのも注意。

  • 名前の元ネタは「団地ともお」の劇中劇漫画「スポーツ大佐」から。
  • 「大尉」を英語で言うと「キャプテン」。《ソー爺さん》《アイアン・マンハッタン》と組み合わせて アッセンブル! させるのもネタデッキとしてはアリかもしれない。《ソー爺さん》と《アイアン・マンハッタン》は「デュエル・マスターズ!」第9話にてそれに関係したパロディを披露している。

関連カード

収録セット

参考