《ライト・ブーメラン》
ライト・ブーメラン UC 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
この呪文を、自分の墓地ではなく自分のマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、自分の手札に戻す。 |
DM-03で登場した呪文。自分のマナゾーンのカードを減らさずに回収できる。
マナを減らさずマナ回収ができるS・トリガー呪文。
カードタイプを問わないマナ回収カードだが、S・トリガーがついているとは言えコストが重いため、とても使いにくい。
後に2コストの《黙示賢者ソルハバキ》が登場したため、立場がなくなった。
そもそも他の文明と組み合わせればマナ回収手段はいくらでも供給できる為、どうしても光単色デッキでマナ回収がしたい場合に採用したい。
ただその場合でも《ソルハバキ》がネック。
文明は違うが、同じくS・トリガーでマナ回収ができる《ピクシー・コクーン》と比較しても、そのスペックは悲惨。
そちらは回収対象がクリーチャー限定ながら、コストが大幅に低くなっている。
今後このカードを役立てるには自分のターンで暴発、もしくはコスト踏み倒しで唱える事に限られるだろう。
《ピクシー・コクーン》と違ってマナゾーンに置かれる際はアンタップインなので、《マーシャル・クイーン》などで使用した際に1マナ回復出来る。
- デザインとしてはおそらくチャージャー呪文の先駆け。
もっとも、「マナの数を減らさない」ことを意図しての効果であろうから、その点ではマナ加速を目的としたチャージャー呪文とは異なる。
- 能力テキストの「自分の墓地ではなく」という一節は、上のような処理をするため通常は意味を持たない。ただし、《リアリティ・ヴォイド》 (手札から唱えた場合)や《封鎖の誓い 玄渦》(墓地から唱えた場合)によって「自分のマナゾーンに置く」処理が禁止されている場合は、「効果処理は可能な部分のみ実行する」ルールにより、「保留状態にあるこのカードを墓地に置く」処理を行う。
- 長らく知名度の低いカードであったが、実用性が皆無にもかかわらず、2020年11月13日にこのカードに関する裁定が公式Q&Aで多数載せられるという珍事が起きた。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.《ライト・ブーメラン》の「マナゾーンのカードを手札に戻す」処理を行っている時点で、このカードはどのゾーンにありますか?
A.この処理を行っている《ライト・ブーメラン》はマナゾーンにあります。
+
| | (総合ルール 302.2)
| - 302.2.
- 呪文が唱えられたら、ルール文章に書かれている処理を書かれている順番に行い、その後で墓地に置かれます。
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引用元(2020.11.13)
Q.《ライト・ブーメラン》の「マナゾーンのカードを手札に戻す」能力で、このカード自身を手札に戻せますか?手札に戻せる場合、その後他のゾーンに移動しますか?
A.はい、この唱えた《ライト・ブーメラン》を手札に戻せます。その後、他のゾーンに移動はしません。
+
| | (総合ルール 400.8)
| - 400.8.
- 複数のゾーンにまたがって効果が処理される時、対象が途中で効果指定外のゾーンに移動した場合はそれ以上処理を行いません。
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引用元(2020.11.13)
Q.《ライト・ブーメラン》の効果で自身を手札に戻した場合、「スペース・チャージ:光」や「仁義」を持つクリーチャーの能力は発動しますか?
A.はい、「スペース・チャージ:光」は発動します。「仁義」は「自分の他のクリーチャーがバトルゾーンまたはマナゾーンを離れた時」なので、呪文が離れた場合は誘発しません。
+
| | (総合ルール 603.5)
| - 603.5.
- カードがゾーンを移動することを含む誘発条件は「ゾーン変更誘発」と呼ばれます。手札・バトルゾーン・マナゾーン・墓地・山札などゾーン間での移動を条件とするものは全てゾーン変更誘発能力です。
- 603.5a
- バトルゾーンに出た時の能力は、クリーチャーやクロスギア、ウエポンやフォートレスがバトルゾーンに出た時に誘発します。1つ以上のカードをバトルゾーンに出すたびに、今出たカードが持つ誘発型能力を含み、すべてのバトルゾーンに出た時に誘発する能力をチェックします。
- 603.5b
- カードの特性を追加・変更する継続的効果は、カードがあるゾーンに置かれた瞬間にすぐ適用され、本来の特性のままでそのゾーンに置かれたことにはなりません。特性を条件に持つ誘発型能力は、その継続的効果適用後の特性をチェックします。
例: 《薫風妖精コートニー》がいるときに、自然のカードをマナチャージすると、そのカードは全ての文明を持つカードとしてマナゾーンに置かれたことになります。この時、スペースチャージ(闇)の能力を持つクリーチャーがいれば、その能力は誘発されます。
- 603.5c
- 誘発型能力の中には、その能力を持つカード自身がバトルゾーンを離れたり、山札や手札に移動したときにも誘発するものがあります。それらの能力が誘発するかどうかを判断するために、ゲームは「過去の状態を見る」必要があります。これらは、そのイベントの直後ではなく直前のカードの存在や状態に基づいて誘発します。この際、過去の状態を見ることができるのは、その能力を持つカード自身についてのみです。
例: 2体のクリーチャーと、「クリーチャーが破壊された時、カードを引く」という能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンにあるとき、すべてのクリーチャーを破壊する呪文を唱えた場合、その能力の誘発はそのクリーチャー自身の1回のみです。
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引用元(2020.11.13)
Q.相手が前のターンに《リアリティ・ヴォイド》を唱えています。《ライト・ブーメラン》の「マナゾーンのカードを手札に戻す」処理を行っている時点で、このカードはどのゾーンにありますか?
A.《リアリティ・ヴォイド》の効果で、手札から《ライト・ブーメラン》をマナゾーンに置けないので、このカードは墓地にあります。
+
| | (総合ルール 606.2)
| - 606.2.
- 効果が実現不可能なことを要求している場合、可能な部分だけを実行します。
例: プレイヤーが1枚だけ手札を持っている場合、「手札を2枚捨てる」という効果はその持っているカードだけを捨てさせます。
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引用元(2020.11.13)
Q.《目的不明の作戦》や《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の効果で、墓地にある《ライト・ブーメラン》を唱えました。唱えた後、このカードはどのゾーンに移動しますか?
A.マナゾーンにあります。《目的不明の作戦》や《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の置換効果は適用されません。
+
| | (総合ルール 609.2)
| - 609.2.
- 置換効果はしかるべきイベントが発生するよりも前に存在しなくてはいけません。「時間をさかのぼって」既に起きたことを変えることはできません。
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引用元(2020.11.13)
Q.自分の《不夜城艦 クランヴィア》がいる状況で、《ライト・ブーメラン》を唱えました。唱えた後、このカードはどのゾーンに移動しますか?
A.マナゾーンにあります。《不夜城艦 クランヴィア》の置換効果は適用されません。
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| | (総合ルール 609.2)
| - 609.2.
- 置換効果はしかるべきイベントが発生するよりも前に存在しなくてはいけません。「時間をさかのぼって」既に起きたことを変えることはできません。
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引用元(2020.11.13)