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激龍剛撃ドン・ドドフェル SR 火/自然文明 (7) |
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/ジャイアント 7000 |
W・ブレイカー |
自分のターンの終わりに、自分の手札をすべてマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを3枚引く。 |
DMR-21で登場したメガ・コマンド・ドラゴン/ジャイアント。
ターンエンド時に、手札からのマナ加速と3枚ドローを行うことができる。
「すべて〜よい。そうしたら〜」の書式ため、手札が1枚もなくても3枚ドロー可能[1]。ただし手札が1枚でもあれば、すべてマナに置かなければドローはできない。
手札からマナを増やす上に、手札を枯渇させないという、非常に単純かつ強力な能力の噛み合い方をしている。
即効性はドローの本家である水文明には劣るものの、マナカラーに捕らわれない純粋な火、自然文明の貴重な置きドローとして活躍を見込める。
ブレイクを受けると手札が増えるため、増えた手札をこのカードの能力でマナに埋めれば、次のターンにフィニッシャーをぶつけて逆転することも可能である。
以上のことから登場当初はそれなりに騒がれた1枚であり、使用されるケースもそこそこあった。
しかし【準赤単】などではそれほどマナ送りにするための手札が集まらないこと、必要なカードがマナに埋まりかねないこと、3枚の手札補充で必要なカードが手に入るとは限らないこと、パワー7000が中盤以降は焼かれやすいことなどから、次第に【カイザー「刃鬼」】やジャイアントデッキなどで細々と使われるに留まるに至った。
コスト7のマナ加速では遅い、過剰なマナ加速が必要なデッキがそもそも環境にあまり馴染んでいないというのも向かい風である。
3枚手札補充というリソース確保ができるスペック自体は優れているが、メリットが思ったよりも大きくないという面が目立って使用率が低下したというカードは、入るデッキが違いこそすれど《超音速 ターボ3》に通じるものがある。