《スペリオル・シルキード》
スペリオル・シルキード SR 自然文明 (10) |
クリーチャー:グランセクト 21000 |
Q・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワーが12000より小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。 |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、コストが10以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
カードをこのクリーチャーの上に置くことはできない。 |
DMRP-04魔で登場したグランセクト。
cipでパワー12000より小さいクリーチャーを全てマナゾーンに送り、離れた時に10コスト以下の進化ではないクリーチャーをマナゾーンからコスト踏み倒しする能力、さらにカードをこのクリーチャーに置くことはできないという珍しい能力も持つクリーチャー。
自然でここまで広範囲の全体除去は珍しく、本体もパワー21000のQ・ブレイカーと高スペックな上、除去されても離れた時能力で後続を用意出来るため制圧力はかなりのもの。自分のクリーチャーも巻き込んでしまうのはネックだが、大型クリーチャーのみでデッキを作れば問題はない。
離れた時のコスト踏み倒し効果はこのクリーチャー自身も範囲に入っている為、実質マナ送りの耐性を持っているようなもの。
また、《獰猛なる大地》や《ヒラメキ・プログラム》といった『クリーチャーを別のクリーチャーに変換する』カードと相性が良く、《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》や《古代楽園モアイランド》などの重量級クリーチャーを同時に複数展開することもできる。単純にこのクリーチャーを早出しするのも強力。
《獅子王の紋章》や《ドンド・ラフーイ/ネオン・ジオング》のように『ターン終了時に場を離れてしまうタイプのコスト踏み倒し』とも高相性。
そして、カードを上に置けない能力は、進化クリーチャーを重ねることはできないが、封印されることも無い。
21000のパワーと4打点を持つこのクリーチャーはさっさとバトルゾーンからどかしたいところだが、そうすると別の大型クリーチャーが踏み倒しで出てきてしまい、かといって封印もできないため、相手からしたらとても厄介なクリーチャーと言えるだろう。
ルール
- カードを上に置けない能力は、バトルゾーンで有効な常在型能力であるため、バトルゾーンに出る前に進化クリーチャーを重ねるマナ進化などの進化元にするのは可能。
- もちろん山札にあってこの能力が発揮される=必ず山札の一番上に置かれるということもない。能力が書かれている面の上にカードが置けない→常にデッキボトムに居座る…ということもない。
- 相手の《Treasure cruise》の能力で、自分の《スペリオル・シルキード》の上に《Treasure cruise》が乗っても、「上に乗らない効果」が適用されて《スペリオル・シルキード》は墓地におかれない。この時、別のクリーチャーにも《Treasure cruise》が触れていた場合、それは墓地に置かれる。ただし、もし《スペリオル・シルキード》の下に《Treasure cruise》が滑り込む形で触れた場合は墓地に置かれる。
環境において
双極篇環境では《幻影 ミスキュー》や《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》などで捲ってループに入るためのコスト踏み倒し先として【チェイングラスパーループ】に利用されるようになった。パワー12000未満を対象とする全体除去なので《デスマッチ・ビートル》以外であれば事実上あらゆるコスト踏み倒しメタを除去することが可能であり、《奇石 ミクセル》のように除去が強制のコスト踏み倒しメタならそれに乗じて《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》を踏み倒せる。
超天篇ではGR関連のカードにループパーツが揃い、【チェイングラスパーループ】から《グレート・グラスパー》をカットした派生形【チェインシルキードループ】が成立。
2022年7月1日に相性の良い《獰猛なる大地》が殿堂解除。
2023年8月11日殿堂レギュレーション施行開始直後、《獰猛なる大地》で《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》を呼び出す型の【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】である【獰猛キーナリー】なるデッキに膠着状態回避用の除去札として採用された。
その他
- フシギバースをこのクリーチャーに使うと、自身を戻してもう一度10コストの弾として使える。
- アニメでは「デュエル・マスターズ(2017)」46話で登場。子供が公衆電話型の「とんでもマッシーン」でこのカードを引き当てるも「こんなのじゃなくて《あたりポンの助》が欲しいんだよ」と評されてしまう。
収録セット
参考
公式Q&A
Q.《スペリオル・シルキード》の「カードをこのクリーチャーの上に置くことはできない。」とはどういうことですか?
A.このクリーチャーの上に封印を置くことや、このクリーチャーを進化元にして進化クリーチャーを出すことができないということです。
引用元(2019.7.2)
Q.マナゾーンにある《スペリオル・シルキード》を進化元にマナ進化することは可能ですか?
A.はい。できます。「カードをこのクリーチャーの上に置くことはできない。」という能力はバトルゾーンでのみ有効ですので、マナゾーンにあるこのカードを進化元に選ぶことはできます。また、クリーチャーの下にある状態では特性が失われているので、マナ進化したクリーチャーの上のカードをすぐにはがすようなこともありません。
引用元(2019.7.2)
Q.オーラが付いた進化クリーチャーの下に、進化元として《スペリオル・シルキード》があります。この進化クリーチャーの一番上のカードが移動して再構築される際、《スペリオル・シルキード》にオーラを付けてバトルゾーンに残すことは出来ますか?
A.いいえ、できません。《スペリオル・シルキード》の上にはカードを置くことができないので、オーラを付けることもできません。
引用元(2020.2.26)