【カイザー「
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「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」 VIC 無色 (11) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/ゼニス 14000 |
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のシールドを数え、その回数相手とガチンコ・ジャッジする。その後、こうして自分がガチンコ・ジャッジに勝った数、ハンターを1体、自分の墓地、マナゾーン、または手札からバトルゾーンに出す。 |
T・ブレイカー |
エターナル・Ω |
基本的な構成として、マナブーストのための自然、優秀なハンターを多く擁する火の2色を主要色とし、動きを安定させるために水を足す場合が多い。
《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》さえ出してしまえば余程の対手でなければガチンコ・ジャッジで2〜3回は勝利できるため、そのまま《永遠のリュウセイ・カイザー》や《不敗のダイハード・リュウセイ》を場に踏み倒しワンショットキルを行うか、《勝利宣言 鬼丸「覇」》を踏み倒しエクストラターンを得てゲームエンドに持ち込むことができる。
そのためいかに早く「刃鬼」を出せる11マナに辿りつくかがカギとなってくる。
ガチンコ・ジャッジの勝筋の目安の1つとして、デッキの中にコスト6以上のカードを、いかに多く投入できるかがある。もちろん軽量マナブーストやドローをするカードとの割合を調整しながらのデッキ構築となるので、プレイヤーの手腕が試される。
現役当時は中盤のつなぎとなるサイキックやグッドスタッフのおかげで、無対策の相手との対面では《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》で展開するまでもなくクリーチャーが積み上がることもままあった。そうなると《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》のガチンコ・ジャッジで思うように勝てなかった場合やそちらの出のコスト踏み倒し先が十分装填できなかった場合の失点を挽回できた。
環境に合わせて、後述のようにタッチで光や闇を投入するタイプも登場した。エピソード3〜ドラゴン・サーガ期の殿堂入りの影響をあまり受けておらず(ほぼ《勝利宣言 鬼丸「覇」》のみ)、その間、常にメタゲームの一角を占める有力デッキであり続けていた。
《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》 | コンセプト。 ガチンコ・ジャッジ勝利でマナや手札、墓地に来たハンターを踏み倒せる |
《永遠のリュウセイ・カイザー》 | マッドネスで早期踏み倒しも狙えるハンター・ドラゴン。 自軍をスピードアタッカー化しつつ、相手クリーチャーをタップインで足止め |
《不敗のダイハード・リュウセイ》 | 敗北回避能力を持つハンター・ドラゴン。 ドラゴンの攻撃時にシールド焼却、大量展開後のフィニッシュに |
《勝利宣言 鬼丸「覇」》 | ガチンコ・ジャッジ勝利で追加ターンを得るハンター・ドラゴン。 《刃鬼》が不発でもこの一枚からごり押しもできるスーパーサブ |
《流星のガイアッシュ・カイザー》 | コスト踏み倒しメタ兼速攻メタ、リソース補充、《刃鬼》や《鬼丸「覇」》の早出しサポートと 多彩な効果を持つハンター・ドラゴン |
《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》 | 召喚時&アタックトリガーでハンター・W・メクレイド10するハンター・ドラゴン 先陣を切ってハンターを一気に踏み倒せるサブフィニッシャー |
ドラゴン | |
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《龍覇 ザ=デッドマン》 | 《ニガ=アブシューム》と組み合わせて「刃鬼」のコスト軽減 |
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》 | 召喚時cipで全バウンス+ロック効果でドラゴン・コマンド主体のデッキを封殺 |
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》 | マッハファイターとcipの手札補充+バウンスによって2面除去出来る。 革命2でS・トリガー化し、革命チェンジ元や色基盤としても極めて優秀 |
《蒼狼の大王 イザナギテラス》 | サーチ+軽量級リソース呪文の嵩増し |
その他クリーチャー | |
《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》 | ガチンコ・ジャッジに強い初動マナブースト |
《パクリオ》 | ハンデス兼《刃鬼》のガチンコ・ジャッジ回数増加 |
《龍覇 M・A・S》 | 【速攻】対策 《龍波動空母 エビデゴラス》を呼び出し置きドローソースに |
《サイバー・N・ワールド》 | 互いの手札と墓地をリセットしつつリソースを回復する |
《強奪者 テラフォーム》 | 置きマナブースト、【墓地ソース】メタ |
《飛翔龍 5000VT》 | 疑似シンパシーを持ち、cipで相手のパワー5000以下を全てバウンスして次ターンの再召喚をロック。 軽量獣を大量展開するデッキにはよく刺さる他、相手の邪魔なメタクリーチャーを除去し《刃鬼》を通しやすくする |
呪文・D2フィールド | |
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《フェアリー・ライフ》 | 2コストのマナブースト。 《ピクシー・ライフ》はフィニッシュ前に《刃鬼》の回収にも |
《フェアリー・Re:ライフ》 | |
《ピクシー・ライフ》 | |
《ガチンコ・ルーレット》 | 3コストマナブースト |
《セブンス・タワー》 | |
《獅子王の遺跡》 | 多色マナ武装4で3ブースト |
《フェアリー・シャワー》 | マナブースト兼手札補充。 《水撒くナウ》はさらにバウンスも兼ねる |
《ドンドン水撒くナウ》 | |
《ドンドン吸い込むナウ》 | S・トリガーでバウンスと手札補充を兼ねる |
《再誕の社》※ | 墓地から2枚をアンタップでマナに置く強力なマナブースト |
《超次元フェアリー・ホール》 | マナブースト付きの超次元呪文。 呼び出すサイキック・クリーチャーによっては実質リソースを減らさないマナ回収 |
《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》 | マナ送りor大型マナブースト 最速《刃鬼》を意識するなら |
《トンギヌスの槍》 | マナゾーンやシールドのカードも狙える万能カード指定除去呪文 |
《蒼龍の大地》 | 自分のマナの数未満のコストのクリーチャーをマナゾーンから踏み倒し。それが火か自然なら効果バトル ビッグマナデッキと相性のいいS・トリガー |
《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》 | クリーチャー面はバトルに勝てば大量ブレイク。呪文面はマナからクリーチャーを一気に踏み倒す 《刃鬼》が使えない場合のサブフィニッシャー |
《超次元ガロウズ・ホール》 | バウンス付きの超次元呪文。 主に《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》から相手へのカウンターで撃つ |
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 | S・トリガー付きの置きドロー Dスイッチで水のコスト7以下の呪文を放てる |
サイキック・クリーチャー | |
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《アルプスの使徒メリーアン》 | 攻撃できないウィニーブロッカーだが、《超次元ホワイトグリーン・ホール》で登場時盾を増やせる |
《勝利のプリンプリン》 | cipでプリン効果を放つ。 《超次元ホワイトグリーン・ホール》と相性抜群のタッチ光型防御の要 |
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》 | 自ターン終了時にマナ回収 |
《魂の大番長「四つ牙」》 | 腐りにくい置きマナブースト |
《勝利のガイアール・カイザー》 | アンタップキラーを持ち、汎用性の高いスピードアタッカー 革命チェンジや侵略元としても非常に優秀 |
《紅蓮の怒 鬼流院 刃》 | ハンターがバトルに勝つと追加でハンターを踏み倒す。 更なる盤面展開や、ビートダウン相手の強力な睨みに |
《勝利のリュウセイ・カイザー》 | 相手のマナをタップインさせ、相手のプレイングを遅らせる。 対応する超次元呪文の多さも魅力 |
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》 | cipでタップしているクリーチャーを破壊、相手がターン終わりに手札が0枚なら覚醒。 ビートダウン対策 |
ドラグハート | |
《龍波動空母 エビデゴラス》 | 除去されにくい置きドローソース |
《始原塊 ジュダイナ》 | マナゾーンから《刃鬼》を召喚できるようになる |
《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》 | マナゾーンを5色化、自分のドラゴンは破壊時マナゾーンに置かれる。 《龍覇 ザ=デッドマン》の能力と組み合わせて《刃鬼》のコスト軽減 |
通称「白刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、光を投入したタイプ。
《超次元ホワイトグリーン・ホール》や《光牙忍ハヤブサマル》、《怒流牙 サイゾウミスト》など、主にビートダウンに強いカードを投入し、ビートダウン耐性を上昇させている。また、《閃光のメテオライト・リュウセイ》の投入により、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》から《不敗のダイハード・リュウセイ》と一緒に場に出し相手のクリーチャーをすべてタップし、そこに攻撃することで安全にシールドを焼却する芸当もできる。
革命編環境では【黒単ヘルボロフ】や【赤単速攻】、【モルト NEXT】に強い《調和と繁栄の罠》の存在からこちらのデッキタイプが主流になっていた。
《百族の長 プチョヘンザ》が、当時再録のなかった《調和と繁栄の罠》の補完をするような型も、環境で結果を残しつつあった。
決して一般的ではないが【ヘブンズロマネスク】に仕上げてカウンターによるターボを行ったり、大量に積んだ光のクリーチャーで《ミラクル・ミラダンテ》の革命0トリガーを安定して運用したりと、光の【クリーチャーコントロール】に寄せた構築もある。ただし、構築によっては《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》で呼び出すクリーチャーをマナ置きするのにやや工夫が必要になる。
ハンター・ドラゴン | |
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《閃光のメテオライト・リュウセイ》 | cipでスパーク効果、自軍にSA付与。 《不敗のダイハード・リュウセイ》との相性が抜群 |
《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》 | クリーチャー面で相手を妨害して時間稼ぎ。 呪文面はフリーズ効果を持つS・トリガー |
《光神龍オメガ・アルティメット》 | クルー・ブレイカー:ハンターで大量ブレイクが狙える |
《無双龍聖イージスブースト》 | マナブースト付きS・トリガーブロッカー 防御札&《プチョヘンザ》の革命チェンジ元 |
《ザオヴァナイン・カイザー》 | cipとアタックトリガーで呪文ロックが狙える |
ハンター・クリーチャー | |
《綺羅王女プリン/ハンター☆エイリアン仲良しビーム》 | クリーチャー面はガチンコ・ジャッジ時踏み倒し可能なブロッカー。 呪文面はガチンコ・ジャッジに強い除去S・トリガー |
《勝利の女神ジャンヌ・ダルク》 | ブロッカーにして時間稼ぎ 相手クリーチャーをタップして、自軍のアタックトリガーを安全に運用できる |
ドラゴン | |
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《百族の長 プチョヘンザ》 | ファイナル革命で大規模除去、自分のマナのカード未満のコストを持つ敵クリーチャーをタップイン。 ビッグマナ戦略の要 |
《青寂の精霊龍 カーネル》 | cipでプリン効果を放つS・トリガーブロッカー。 防御札&《プチョヘンザ》の革命チェンジ元 |
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》 | cipでコスト7以下の呪文を墓地から唱えた後回収 《調和と繁栄の罠》などと強烈なシナジー |
《タイム3 シド》 | 呪文メタ。ドラゴンなので《ダイハード》によってシールド焼却することができる |
《龍仙ロマネスク》 | 大型マナブースト |
《トップ・オブ・ロマネスク》 | 1マナ軽い《龍仙ロマネスク》 本家殿堂入り時代はこちらが主流だった |
《轟牙忍 ハヤブサリュウ》 | 防御用シノビ。火のコマンドなので封印も剝がせる |
《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》 | クリーチャー面は場持ちのいいシステムクリーチャー兼呪文、クリーチャーメタ。呪文面は1コスト多い《魂と記憶の盾》。 |
《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》 | 召喚コスト軽減&cipで自分よりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊し次の相手のターン展開制限 |
《MMM-ジョーキング》 | ダイレクトアタックを阻止できるブロッカー・マッハファイター アタックトリガーで1ドローの後、コスト4以下のクリーチャーかタマシードを手札から踏み倒す |
その他クリーチャー | |
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《光牙忍ハヤブサマル》※ | 防御用シノビ。自身だけでなく大型クリーチャーにブロッカーを与えて壁役にも |
《光牙王機ゼロカゲ》 | 防御用シノビ。ブロックできる範囲が広い |
《怒流牙 サイゾウミスト》 | 防御用シノビ。S・トリガーの暴発も狙えるほか、山札回復、色基盤としても優秀 |
呪文・D2フィールド | |
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《魂と記憶の盾》 | 軽量除去兼《刃鬼》のガチンコ・ジャッジ回数増加 |
《超次元ホワイトグリーン・ホール》 | 光のサイキックを出すとシールド追加、自然のサイキックを出すとマナ回収 手札のS・トリガーを仕込みつつキーパーツを探しに行ける |
《スローリー・チェーン》 | S・トリガーでクリーチャーの攻撃を禁止 |
《調和と繁栄の罠》 | 指定した文明のクリーチャーを攻撃禁止 単色デッキに対し効果を発揮 |
《反撃のサイレント・スパーク》 | S・トリガー ドローにもなるスパーク |
《アポカリプス・デイ》 | 条件つき全体除去 |
《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》 | 多色カードのマナ数を2倍に、Dスイッチで《刃鬼》をマナ召喚するD2フィールド |
通称「黒刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、闇を投入したタイプ。
《腐敗無頼トリプルマウス》や《ガチンコ・ジョーカー》、《ロスト・ソウル》などの強力なハンデスを搭載することで、コントロールデッキへの対応力が向上。アドバンテージの塊である《偽りの王 ヴィルヘルム》を出せば、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》に楽に繋げることができる。強力な超次元メタであり【イメンループ】に強い《希望の親衛隊ファンク》を投入できるのも長所。又、進化ではあるものの1枚《悪魔神バロム・ハンター》を忍ばせる事も出来るのが特徴。
ハンター・ドラゴン | |
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《黒神龍デヴォリューション》 | 互いのクリーチャーと手札を1枚ずつ破壊。時間稼ぎに |
ハンター・クリーチャー | |
《催眠鎌カマン・カマーン》 | 相手を強制攻撃させる。盾落ちしたカードの回収にも |
《希望の親衛隊ファンク》 | 超次元・【速攻】メタ |
《猛虎ライガー・ブレード》 | |
《悪魔神バロム・ハンター》 | 進化クリーチャー。ハンター以外を全て抹殺 |
ドラゴン | |
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《偽りの王 ヴィルヘルム》 | 確定除去 兼 ランデス 兼 マナブースト |
その他クリーチャー | |
《威牙の幻ハンゾウ》 | 除去用シノビ |
《腐敗無頼トリプルマウス》 | ハンデス 兼 マナブースト |
《天災 デドダム》 | マナ基盤、マナブースト、手札補充全てをこなせる汎用カード |
呪文 | |
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《裏切りの魔狼月下城》☒ | 多色マナ武装4で3枚ハンデス |
《ロスト・ソウル》 | 大型ハンデス |
《ガチンコ・ジョーカー》 | |
《拷問ロスト・マインド》 | |
《テック団の波壊Go!》 | S・トリガー・コスト5以下のカードを全てバウンスorコスト6以上のクリーチャーを除去 |
通称「5色刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、光と闇を投入し【5色フェアリー・ミラクル】のような構成をとるデッキ。
《獅子王の遺跡》の登場以降は本格的にこのタイプのデッキが組まれるようになった。《フェアリー・ミラクル》を安定して発動する為に多色カードを多く採用することになる。
ハンター・クリーチャー | |
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《墓守の鐘ベルリン》 | 序盤のブロッカー兼、ハンデスメタ |
《そのウサギ、クセ者につき》 | 初動マナブースト。ガチンコ・ジャッジに弱いが、染色で序盤を動きやすくする。 多色クリーチャーからのNEO進化でパワード・ブレイカーと高パワーを発揮 |
《未来妖精ミクル/ミラクル・ブレイン》 | クリーチャー面はcipでマナ加速。マナ武装でもう1枚。 呪文面はマナの文明の数だけ手札補充。 マナ加速だけなら《獅子王の遺跡》があるので、呪文面を活かしたい |
ドラゴン | |
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《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》 | 5色で組む意義であり、カウンターの要 |
その他クリーチャー | |
《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》 | 多色以外の呪文を封殺 |
《青守銀 シルト/解体事変》 | 各プレイヤーが手札からシールド追加/ピーピングハンデス |
呪文 | |
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《フェアリー・ミラクル》 | このデッキの生命線 |
《猟奇と耽美の人形劇》 | シールドゾーンへのピーピングハンデス |
《超次元ガード・ホール》 | 除去付き超次元呪文 |
《支配のオラクルジュエル》 | 強力なS・トリガー |
《天使と悪魔の墳墓》 | 選ばない除去・ランデス |
DMEX-17期において《超神龍バイラス・カースド》や《流星のガイアッシュ・カイザー》等の獲得により成立したドラゴン軸の型。
【連ドラ】系デッキの要領で《メンデルスゾーン》等のドラゴン用マナブーストで一気にマナを伸ばし、《ガイアッシュ》の軽減効果や大量に確保したマナを利用して《刃鬼》や大型ドラゴンを投げつけて制圧する。
S・トリガー完全封殺の《超神龍バイラス・カースド》と全体SA化+ドラゴン増殖ワールド・ブレイカーの《ボルシャックライシス・NEX》が揃った時の制圧力が凄まじく、さらにこの2体は共通してハンターを持つため《刃鬼》でまとめて投げつける事が可能な点が最大の魅力。決まれば勝利はほぼ確定と言って差し支えない。
フィニッシュに必要なハンターの枚数が2枚と少ないのでガチンコ・ジャッジの勝利回数も少なく済み、仮に《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を出されても《刃鬼》が1体目であればお構いなしに突破可能。
防御札も《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》といった優秀な物が揃うためビートダウンに対しても強く、豪快ながらも《刃鬼》らしい堅実さを失わない立ち回りができる。
また元から強力なドラゴンや革命チェンジ等のサブプランも充実しており、《刃鬼》に頼り切りにならずともその攻撃性能で勝ちに行ける点もポイントである。
この型においても《ボルシャック・栄光・ルピア》や《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》等といった新規カードの獲得により着々と強化が進んでいる。
《超神龍バイラス・カースド》 | 自身がタップ中S・トリガーを完全封殺。さらに敵獣の攻撃先を自身に固定する |
《ボルシャックライシス・NEX》 | 全体スピードアタッカー化に加え自身がワールド・ブレイカーの超大型フィニッシャー 味方が攻撃する度にドラゴンが増殖する。 |
《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》 | 超無限進化クリーチャー。大量のドラゴンを投入したこの型なら活躍は必至。 メテオバーンでエクストラターン |
《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》 | 手札補充&マナブースト可能なドラゴン/相手のクリーチャーを除去しつつ《ガイアッシュ》等をマナから飛ばす |
《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》 | 両面とも相手のシールドを追加。 クリーチャー側は敵獣1体を盾送りにするブロッカー、呪文側は互いにシールド1枚追加のS・トリガー |
《メガ・マナロック・ドラゴン》※ | 相手のマナを最大5枚フリーズする凶悪ドラゴン。《マクスカルゴ・トラップ》で射出可能 |
《メンデルスゾーン》 | ドラゴン御用達の2コスト最大2マナブースト |
《ボルシャック・栄光・ルピア》 | 3コスト2ブーストが可能なドラゴン。ブースト後も《ボルシャックライシス・NEX》の軽減元として機能する |
《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》 | 召喚または疑似マッドネスで山札の上3枚からドラゴンを射出/何度も手札に戻る初動マナブースト |
《地封龍 ギャイア》 | 着地置換メタかつマナ召喚を可能とする。《ステゴロ》以外では貴重なマナ回収手段 |
超次元候補 | |
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《時空の神風ストーム・カイザー XX》/《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》 | 自分のターン開始時にデッキトップがドラゴンならば覚醒 覚醒後は攻撃時にデッキトップがドラゴンならばエクストラターン獲得 |
エピソード2終期に登場し、その決定力の高さからドラゴン・サーガ終期まで【ビッグマナ】の代表格として常にメタゲームの一角に居座り続けていた。
しかし、革命編に突入すると環境は高速化し、ビッグマナに到達する前にダイレクトアタックに持ち込まれてしまうことが急増したため、当然このデッキも環境から落ちる。【ビッグマナ】の大半の天敵である《メガ・マナロック・ドラゴン》も登場したことも、環境落ちに拍車をかけている。《メガ・マナロック・ドラゴン》は後の覇者デッキである【モルト NEXT】に投入されるようになったため、なおさらである。
「デュエル・マスターズグランプリ3rd」では、その環境の異常なまでの高速化に追いつけないことを証明するかのごとく、ベスト64にすら入らなかった。
新章デュエル・マスターズに突入すると、さらに向かい風は強くなり、《異端流し オニカマス》や《デスマッチ・ビートル》を始めとするコスト踏み倒しメタが幅を利かせるようになってしまう。
また自らシールドを削って《「刃鬼」》を無力化させる《黒神龍ブライゼナーガ》と、ドラゴンの攻撃を防ぐ《偽りの王 モーツァルト》が搭載された【ブライゼシュート】という天敵デッキが台頭し、高速化に追いつけないどころの話ではなくなってしまう。
このシリーズの一時期に一部愛好家によって使われていた【シノビドルゲーザ】基盤型も結局は《「刃鬼」》に拘らず《音精 ラフルル》や《呪紋のカルマ インカ》でカウンター封じすれば強かったため、【カイザー「刃鬼」】として組む利点は無きに等しかった。
双極篇では、《轟破天九十九語》が登場。マナゾーンからクリーチャーを無条件でコスト踏み倒しをし、かつ大半のコスト踏み倒しメタにも耐性があり、《「刃鬼」》よりコストが低い。
【ビッグマナ】としては、【轟破天九十九語】に圧倒的に劣るようになり、《「刃鬼」》そのものも《轟破天九十九語》の型落ちとまで言われてしまうようになった。そのまま、《「刃鬼」》は《轟破天九十九語》をグッドスタッフとして使うようになってしまい、このデッキ自体も《轟破天九十九語》を主軸として《「刃鬼」》を象徴的に1枚据える程度になってしまう。
超天篇に入ると《無修羅デジルムカデ》が登場。タップインでスピードアタッカーを腐らせ、未然に1ショットキルを防ぐ。まだまだ追い打ちは続いた。
しかし、DMEX-06で《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》、《爆裂遺跡シシオー・カイザー》が登場し、かなりの強化を受ける。前者は呪文面に防御S・トリガーがついたツインパクトハンター、後者はマナブーストと火力除去を行うS・トリガーハンターである。
その影響で愛好家界隈が活気を増す。DMEX-06発売数日前のチャンピオンシップでは優勝報告がなされるという、環境落ちして以降の快挙が成し遂げられた。
さらに、このデッキをテーマにした構築済みデッキのDMBD-09にて、《リュウセイ・天下五剣カイザー》、《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》といった強力なハンターが登場。そちらのデッキで《不敗のダイハード・リュウセイ》が再録されていないことから、一部では《不敗のダイハード・リュウセイ》抜きの白青緑タッチ赤型を考案する動きも見られた。しかし、直後の『超CSIII in 山形』においてはベスト128進出者が誰も使っておらず、決勝ラウンド進出を逃してしまった。
DMRP-11期には《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》採用型がチャンピオンシップ4位入賞した。
DMEX-06期からDMRP-11期までを見ると偶にチャンピオンシップ4位以内入賞を果たすなど、地雷としては健闘を見せている。
その後はミッツァイル・マスターズなど超GRの影響で鳴りを潜めるが、DMBD-13期には《姫様宣言プリンプリン》などの強化パーツを獲得。同時期に超GR関係のカードが殿堂レギュレーション改訂で規制を受けた事もあり、度々大会入賞報告が見られるなど奮闘を果たした。
王来篇では《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》、《T・T・T》、《ドンドン火噴くナウ》、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》といった強化パーツを手にしており、DMBD-16・DMBD-17期にはそれらを採用した【5色刃鬼】がチャンピオンシップ優勝を果たした。王来篇環境を支配する【5色コントロール】が基盤となっており、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》にこだわらないコントロールプランが取れるのも持ち味。《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》本体が「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力持ちとして扱われず、相手の《地封龍 ギャイア》が刺さりにくいのも強みであり、《永遠のリュウセイ・カイザー》や《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》、《不敗のダイハード・リュウセイ》などcipを持たないクリーチャーを呼び出すことでワンショット自体は妨げられずに済む。
DMEX-17期には《流星のガイアッシュ・カイザー》、《超神龍バイラス・カースド》、《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》、《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》を獲得し、これでもかという強化を受けた。DMEX-17発売からしばらくの間、ポツポツとドラゴン軸で《超神龍バイラス・カースド》ルート重視の型がチャンピオンシップ上位入賞を果たした。《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》を3枚投入してフィニッシュ時に追加ターンを確実に得る型も入賞していた。
DMBD-19・DMBD-20期には、《インフェル星樹》でマナブーストしてから《姫様宣言プリンプリン》を使っての横展開でワンショット失敗時のために《禁断〜封印されしX〜》の禁断解放を構える型がアドバンスで4位入賞した。よしんばシールドが残っている状態で禁断解放しても《超神龍バイラス・カースド》でカウンター封じできるのである程度は問題ない。
DMRP-22期には《砕慄接続 グレイトフル・ベン》、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》、《霊宝 ヒャクメ-4》といった【5色ディスペクター】のパーツを取り入れた型が4位入賞した。DMEX-19期にはドラゴン基盤を崩さないために《蒼神龍ヴェール・バビロニア》を《パクリオ》の代用とし、この環境では採用が珍しくなった《青寂の精霊龍 カーネル》を【JO退化】対策として採用したドラゴン36枚投入型がオリジナルで4位入賞している。
DM22-RP2期には【5色グレンモルト】のテンプレ型からメインデッキのパーツを6枚削り、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を含む【カイザー「刃鬼」】仕様のハンター6枚を突っ込んだ型がアドバンスのチャンピオンシップで準優勝を果たした。DM23-SP1期のオリジナルでは、それと大筋で同じような【5色ザーディクリカ】基盤の型がチャンピオンシップ優勝を果たした。
DM23-RP2期には青黒緑カラーで他の色をタッチとした【青黒緑刃鬼】がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞。
DM23-EX1で《飛翔龍 5000VT》、《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》を獲得。また、《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》の登場により【メクレイド刃鬼】が成立。
『超CSV in 大阪』(オリジナル)では【カイザー「刃鬼」】括りで予選通過128人中2人使用と予選実績10位タイを記録(このデッキを含めて同率に5デッキ)。「デュエル・マスターズグランプリ3rd」で予選落ちして以来の快挙を成し遂げた。