《
|
聖夜妖精メリリス UC 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、それが相手がこのターンバトルゾーンに出した1体目のクリーチャーでなければ、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。 |
相手がそのターン中2体目以降のクリーチャーを出した時、マナブーストできる能力を持つ。
マナブーストしつつバトルゾーンに残る、2コストのスノーフェアリーとしては、《桜風妖精ステップル》、《天体妖精エスメル》に続く3種類目。[1]
それらのカードとは異なり、このカードは明確なデメリットこそ持ち合わせないものの、代わりにマナブーストの条件が大分厳しくなっている。
その条件とは、1ターンの内に、相手が2体以上クリーチャーを展開すること。
当然、相手がクリーチャーを1体しか出さなければ、こちらは1枚もブースト出来ないため、マナブースト要員として用いるには、酷く使い勝手の悪いものと言わざるを得ない。
このカードの真価は、〝相手にマナブーストを許してしまう〟と言う心理的ロックにある。
一般的に、一度に6体のクリーチャーが並べば、S・トリガーを踏まなければ次のターンには勝利が確定する。
しかしあらかじめこのカードを相手が出していれば、相手に5枚ものマナブーストを許してしまうこととなり、返しのターンで通常間に合わないような高コストの全体除去で盤面を返されたり、あるいはフィニッシャーを出され、逆にカウンターされたりする可能性が生まれてしまう。
極論を言ってしまえば、こちらは〝相手のこのカードに除去札を切るか、確実に逆転の芽を摘み切るまで、クリーチャーを1ターンに1体しか出せない〟という状態に陥ってしまうのである。
無論、返しのターンにこのカードを除去されてしまえばそれまでなのだが、《DROROOON・バックラスター》や、《轟く侵略 レッドゾーン》の侵略ならば、最低限《フェアリー・ライフ》と同等の働きとなる。
一番の懸念は手頃なマッハファイターや効果バトルで一方的に除去されるパワー1000という非力さだろう。《バングリッドX7》や《“乱振”舞神 G・W・D》、《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》などの汎用除去にはまるで敵わない。
総じて、最低限のプレイングスキルを要求する、玄人向けのカードと言えるだろう。