《バングリッドX7(クロスセブン)

バングリッドX7 SR 自然文明[ジョーカーズ] (4)
クリーチャー:ジョーカーズ 4000
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計6枚以上あれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。

DMRP-10で登場した自然ジョーカーズ

《ワ・タンポーポ・タンク》より1コスト重くなった代わりに、能力が飛躍的に強くなった上位種というべきデザイン。

マッハファイターを保有しているものの、パワーが4000と非力。4000というのは同弾の《Wave All ウェイボール》バトルで負けるライン。
さらに山札からマナ加速できるアタックトリガーを持つが、自身を入れ替えるJチェンジを持っていないのがかなりの痛手。

ただ、自分のターン中に1体だけマナ召喚を行えるようにする能力があり、あえて攻撃せずにこの能力に専念させるのが順当。
特に《タイク・タイソンズ》と入れ替えてマナ加速を行い、次のターンでマナ召喚、さらにJチェンジを繰り返すことが可能。
このため、Jチェンジとは高相性。

また、ジョーカーズレベル6で自身をマナ召喚できる。
コストの低さもあって、手札またはマナゾーンのどちらかでも召喚できるのが強みと言ってもいいだろう。

ジョーカーズには珍しく目立ったような能力は持たないが、ゲームの繋ぎとしては十分な役割を持つのが多く、自身を含めたマナ召喚化もあって手札事故も起きにくい。

これ1枚だけで《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》が両面駆使してやっとできることの大部分を再現できる。《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》がこのカードの登場によって型落ちしかねないと聞けばその凄さが分かるだろう。

ただし、強力なテンポアドバンテージを得られるのはあくまでマッハファイターで攻撃ができた場合なので、クリーチャーを出してこなかったりパワーラインの高いデッキなどが相手だとやや能力を持て余しやすい。通常の攻撃でもマナブースト可能だが、不要なシールド破壊やタップによる隙をさらすことになるのでマナブーストカードとしては期待しすぎない方が良い。

クリーチャーマナゾーンから召喚できる能力ジョーカーズ以外も対象となる。
そのため相手がブロックした時にマナゾーンからニンジャ・ストライクシノビ召喚する事も可能。ただし、自分のターン中のみなので、相手の攻撃に対して使う事は出来ない。
ニンジャ・ストライクマナゾーンカードの枚数に依存するためこのクリーチャーアタックトリガーマナブーストと大変相性が良い。

環境において

超天篇環境では【赤緑ジョーカーズミッツァイル】【青赤緑ミッツァイル】【チェンジザドンジャングル】で活躍。

【緑ジョーカーズ】系統でも強いが、何といっても【チェンジザドンジャングル】の強化札として大きいだろう。《フェアリー・ライフ》から2→4とこのカードへ繋ぎ、このカードのマッハファイターコスト踏み倒しメタを処理しつつ4→6と繋げれば、4ターン目に《ソーナンデス》を安定して出せる。後は《ドンジャングルS7》Jチェンジしてそちらのコスト踏み倒しでやりたい放題できる。

キリフダッシュマナ召喚が可能な状況ならマナゾーンからでも使用できるため、十王篇開始直前にこのカードが注目された。

ところが十王篇になると【ミッツァイル】系統が既に消滅しており、【チェンジザドンジャングル】も環境から退潮していた。

【バーンメアジョーカーズ】においても有用だが、Jチェンジでのマナゾーンからの呼び出しや《生命と大地と轟破の決断》程度でマナゾーンをリソース化する戦術は事足りるため、そちらのデッキではマイナーである。マナゾーンから召喚できる《バンオク・ロック》を採用した型となればなおさらである。

DMEX-13期には【BUNBUN・ヴァイカー】においてコスト踏み倒しメタ対策として投入されることがあり、その構築がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしていた。

ゴッド・オブ・アビス環境【緑単オービーメイカー】が進出すると、スノーフェアリーではないものの汎用性の高い繋ぎ役として出番を貰うケースも見られるようになった。

ただし、汎用枠としての採用の場合は自身をマナ召喚するジョーカーズレベルはほぼ腐るため、《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》の登場以降はそちらに差し替えるデッキも増えた。

その他

  • 従来のマナブーストと比較してテキストに若干の違和感がある。1枚だけマナブーストする場合「自分の山札の上から1枚『目』をマナゾーンに置く。」と書かれているのがほとんどなのに対し、これは複数枚マナブーストする時のようなテキストである。
  • 王来篇ではDMRP-17DMEX-14を使ったシールド戦の景品としてこのカードが配布されたが、それには何故か十王篇ブロックマークが付いている。恐らく新型コロナウィルスの影響で大会が中止になったためにこのようなズレが発生したのだろう。

収録セット

参考


公式Q&A

Q.《バングリッドX7》のクリーチャーを1体マナゾーンから召喚できる能力で、《BAKUOOON・ミッツァイル》をマナゾーンから召喚しようとした時、召喚する時の能力で《バングリッドX7》を破壊したら《BAKUOOON・ミッツァイル》は召喚できますか?
A.はい、できます。すでに召喚は始まっているので、途中で《バングリッドX7》がいなくなっても召喚が中止になることはありません。
引用元(2019.9.30)

Q.自分のバトルゾーンに《バングリッドX7》がいる時、マナゾーンにあるクリーチャーの「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使えます。手札から使うのと同様に、マナゾーンから使用する「キリフダッシュ」を相手に分かるよう宣言してください。
引用元(2020.3.13)