【ワルスラ墓地ソース】

《プラチナ・ワルスラS》の登場を機に成立した【墓地ソース】

本記事では歴史保存上、新章デュエル・マスターズ期の型を紹介する。

プラチナ・ワルスラS VR 水文明 (3)
進化クリーチャー:マジック・コマンド/イニシャルズ 6000
進化:水のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。

主要カード

候補カード

長所

新章デュエル・マスターズ環境において、相手の《異端流し オニカマス》が刺さらない点が最大の長所であった。このデッキも《異端流し オニカマス》を積むことが可能であったため、《オニカマス》がてきめんに刺さる対面ではそちらを立てて《音精 ラフルル》を絡めながらビートするだけで勝勢になった。

また、《プラチナ・ワルスラS》ビートダウン力のおかげで当時のコスト踏み倒しメタに一切引っ掛からない形で5ターンキルを安定して狙うことができ、当時としてはその点も優秀であった。

短所

打点が並びづらく、《プラチナ・ワルスラS》シールドを削れないとその後の展開が厳しい。

【赤単ブランド】【赤青ブランド】はワンショット系デッキでありながらメタカードが刺さらないため厄介。後者はS・トリガー封じも兼ね備えている。

環境において

DMR-23期には《プラチナ・ワルスラS》《【問2】ノロン⤴》を獲得し、成立。
そしてDMRP-01期には《異端流し オニカマス》を獲得。
これらは《夢幻騎士 ダースレイン》と異なりオーソドックスなタイプの【墓地ソース】の構築をほとんど崩さずそのまま挿すことができる。
これらによって相手のコスト踏み倒しを封じつつ、ドローと墓地肥やしのついでに5ターン程度で殴り切ることができるようになった。防御性能、安定感、攻撃性の3つが同時に増した点からこれらのカードの登場は大きな転機であった。

更にDMRP-03では更なる新規戦力《一なる部隊 イワシン》《爆撃男》を獲得。特に《イワシン》の存在は大きく、殿堂入りした《アクア・メルゲ》の様に流れるように墓地を肥やすことが可能になり、再び環境上位に舞い戻る。デッキ構築難易度は他に比べて低いことや、デッキの動きやギミック自体も簡単という事もあり、なかなか流行していたデッキと言える。当時一部トッププレイヤーが積極的に宣伝していたのも大きい。

2018年3月1日の殿堂レギュレーション改訂では構築によって出張することがあった《単騎連射 マグナム》《音精 ラフルル》が殿堂入りとなるが、元々なくても十分に環境で戦えたので大した弱体化にはならなかった。

同時期のDMRP-04魔にてスーパー・S・トリガークリーチャーリアニメイトする《撃髄医 スパイナー》を投入しているデッキも現れはじめた。

2018年7月14日には《プラチナ・ワルスラS》が殿堂入りし、事実上消滅。

2022年7月1日に《プラチナ・ワルスラS》が殿堂解除。

参考