学校男(がっこうおとこ)

学校男 R 闇文明 (2)
クリーチャー:ヘドリアン/エイリアン 8000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを2体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。

DMR-07で登場したヘドリアン/エイリアン

《魔刻の斬将オルゼキア》を逆にしたような能力を持つ。

cipでこちらのクリーチャーを2体破壊しなければならないデメリットを持つが、コストに対してパワーが非常に高く、ついでのように相手のクリーチャーも1体破壊できる。

の十八番であるスーサイド戦術にはよく《魔刻の斬将オルゼキア》が用いられるが、このカードは非常に軽いため、序盤から使っていくことができる。

自分のクリーチャーがいない時に出せば、犠牲はこのクリーチャーだけで済むので、2コストで《死の宣告》を唱えたのと同等のコストパフォーマンスを発揮。
その軽さを活かし、ハンデスの天敵である《墓守の鐘ベルリン》、こちらが召喚以外で出したクリーチャーバウンスさせられるアンタッチャブル《異端流し オニカマス》、優秀な超次元呪文を妨害する《封魔ゴーゴンシャック》《爆鏡 ヒビキ》など軽量システムクリーチャーの対策としてしばしば用いられる。

このクリーチャーを生かす場合、バウンスに弱くなる。軽い故に《斬隠テンサイ・ジャニット》などで簡単に除去され、デメリットを再び被ることになる。また、《父なる大地》も要注意。不用意にマナゾーンに置くと、引っ張り出されて自軍に壊滅的な打撃を与える恐れがある。

DMBD-12オーラでありGR召喚ができる上に4コスト支払って自軍1体破壊で打ち止めることか、2コストで出して同じように使うことが選べる《斬罪 シ蔑ザンド》が登場。こちらはターンエンド時に無月の大罪の破壊コストを要求するあちらと異なりcip解決以降に出したクリーチャーが破壊されない、本体が《ドドド・ドーピードープ》よりパワーで1000勝りアタックトリガーによるデメリットも無いという差別化点はある。

環境において

能力判明当初から自軍のクリーチャーがいない時に使えば2コストで相手1体を破壊できるクリーチャーとして認識されていたが、当時《父なる大地》が流行していたため、エピソード2環境では「個性的なカード」止まりであった。当時これでなければどうしても破壊できないコスト踏み倒しメタが存在しなかったのも向かい風であった。一応登場当時としては《永遠のリュウセイ・カイザー》が主流カードであったため、そちらのマッドネスを踏んでしまった際の返し手としては優秀だった。

ところがエピソード3環境になると、墓地クリーチャーを貯めると強くなる【墓地ソース】で需要を得た。

横並びしやすい【ヒラメキドレーン】ではデメリットを相殺しやすく、相手の盤面を処理してワンショット失敗時の保険を掛ける用途でも使われた。【ヒラメキドレーン】はパワーの低いクリーチャーが多かったため、ソリティアをいったん中断してターンを1回返すと除去による頭数減らしが怖かったが、それを見越して(頭数の得失差などを総合的に考慮し、自軍に対する被害を承知で)これを立てる場合もあった。

革命編環境では【墓地ソース】【黒単ヘルボロフ】における必須級の【赤単レッドゾーン】対策として重宝した。後攻でも相手の《一撃奪取 トップギア》に間に合う上に、事前に除去S・トリガーを踏ませて相手のクリーチャーを1体のみにしておけば、当時としては凶悪な進化ソニック・コマンドを僅か2コストで処理でき、そのままジリ貧に追い込めた。【黒単ヘルボロフ】ミラーマッチにおいては《一撃奪取 ブラッドレイン》への対策としての性質もあった。

【イメンループ】の現役時代、これと《天真妖精オチャッピィ》などを使って《黒神龍ザルバ》を循環させるループが使われることがあった。

革命ファイナル環境では除去力を高めた【白青黒超次元】《オリオティス・ジャッジ》《Dの地獄 ハリデルベルグ》などと共に採用されるケースが目立った。

新章デュエル・マスターズ環境では《異端流し オニカマス》対策として既存のデッキでの需要が増した。ただ、【白青黒超次元】では《オニカマス》の天敵であると同時に、《オニカマス》を巻き込むことが珍しくないため併用が難しいカードでもあった。実際のところ、フィニッシャーである《ヴォルグ・サンダー》はcipさえ使えれば良い(その点寧ろ《オニカマス》で手札に戻された方が好都合)、《学校男》がなくとも《オニカマス》があれば十分守りを固められるなどの理由により、何が何でも入るという訳ではなかった。

DMRP-04魔で同型再販の《堕魔 ドゥポイズ》が登場し、墳墓避けできるようになった。

ところがより大きいアドバンテージ量を稼ぐことができる《斬罪 シ蔑ザンド》が登場してからは型落ちのような存在となった。

それでも、王来篇環境 (オリジナル)では【ゼロ・ルピアループ】で軽量除去兼ソリティアパーツの再利用手段として利用されている。

【青黒タマシードハンデス】が確立されると、そのパーツとして利用されるようになった。

【青黒緑ハンデス有象夢造】でも主要軽量除去として使われており、《堕魔 ドゥポイズ》《コオニ弁天》と共に1枚積み墳墓避け採用がされている。何と言っても《有象夢造》でのリアニメイト範囲内であるのが大きく、《悪臭怪人ゴキーン》を再利用するために自ら破壊する役割も持っている。《絶望と反魂と滅殺の決断》では除去として費用対効果が悪い、《SSS級天災 デッドダムド》に侵略しようにもコスト踏み倒しメタが厄介、といった場合に素出しが楽でメタに掛かりにくいこれらの2コスト軽量除去の出番がやってくるという事である。

その後、《学校男/ゾンビ・カーニバル》が登場して以降はそちらが優先されている。《ゾンビ・カーニバル》自体は強力とは言えないが腐ることが少ないS・トリガーを持つので、よほど強力なツインパクトメタが環境で流行らない限り、今後もあちらが優先されていくだろう。

他のカード・デッキとの相性

その他

  • エピソード2期には学校生活に関連したモチーフを持つヘドリアンがフィーチャーされていたが、このカードはその典型。

相互互換

関連カード

主な亜種

自分のクリーチャーを破壊して2:1交換となるコスト2の除去カード。

フレーバーテキスト

  • DMR-07
    丸ごと綺麗にしゃちゃえばいいんだー!ヘドゥルー!――学校男
  • DMX-16
    命を投げ出すことすら楽しむ魂無き者たち。人はそれを、ファンキー・ナイトメアと呼んだ。
  • DMD-24DMPP-20
    その身を犠牲にしても護るべきものがある。そのことを、誰しもいつかは学ぶ。
  • DMX-22
    今からちょっと殺し合いをしてもらいます。---学校男
  • DM22-SD1
    このデッキの切り札、ジャシンタマシードとして置いておくだけでも毎ターン墓地が増やせる!早めに出しておけば間違いなし!!
  • DMPB-04
    丸ごと綺麗にしゃちゃえばいいんだー!――学校男

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.《学校男》の能力で、《学校男》自身を破壊してもいいですか?
A.はい。《学校男》の能力で自身も破壊できます。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.《学校男》の能力を使う時、バトルゾーンに自分の他のクリーチャーが1体もなければどうなりますか?
A.《学校男》しかバトルゾーンに出していない状態でこの能力を使った場合、《学校男》を破壊して、その後、相手が自身のクリーチャーを1体破壊します。
引用元(過去のよくある質問より)