山札圧縮(やまふだあっしゅく)

山札から一部のカードを手札マナゾーンなどに送ることで山札の枚数を減らすこと。

一般的にあらかじめ必要なカード(殿堂入りカードコンボパーツ等)が決まっている場合は、同型再販相互互換を利用して投入数を水増ししたり、《クリスタル・メモリー》などで直接サーチした方が手っ取り早い。
これに対し、山札圧縮は山札から不要なカードを抜き取る戦略であり、毎ターンドローの質を上げたり、山札を利用した能力の確実性を向上させるなどの効果が得られる。

山札圧縮の方法は2種類存在する。

  1. サーチによって、山札の中にある不要なカードを抜き取る
  2. そのカード自体が、デッキの枚数を減らしているかのように振る舞う

1.は、主にその効果を使うタイミングで腐っている、もしくは腐りそうなカードを抜き取るか、山札の上を参照する能力を持つカードを主力とする時に、その能力の対象にならないカードを抜き取るのに使われる。
《ダンディ・ナスオ》《伊達人形ナスロスチャ》《神秘の宝箱》など、軽量でサーチできるカードはうってつけ。

2.のカードの例としては《ガード・グリップ》が挙げられる。余ったマナで使用する事で山札カード1枚と交換できるので、投入した枚数だけデッキ枚数が減っているのとほぼ同義になる。その分キーカードを引き込む確率も上昇する。
この性質はデッキビルディングの段階ですでに機能しているとも言え、「デッキ圧縮」と呼んだ方が合致するところもある。
こちらはほぼドロー専用であり、山札の上を参照する能力の助けになることは少ない。

《相撲 Dr.ウンリュウ》革命0トリガーなど、山札の上を参照するカードは当たれば強力なものが多いため、山札圧縮を利用してそのヒット率を上げておきたい。

  • 山札を直接利用するわけではないが、コンボパーツの多くなりがちなコンボである場合は、サーチより山札圧縮を利用した方がコストが少なく済み揃えやすいという場合もある。

参考