《インビンシブル・テクノロジー》

インビンシブル・テクノロジー VR 水文明 (13)
呪文
自分の山札を見る。その中から好きな枚数のカードを選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

DM-06で登場したインビンシブル呪文。好きなカードがいくらでもサーチできる。

極端にコストが高いので、普通にコストを払って使うことは滅多にないのは他のインビンシブル呪文共通。
特に、この呪文の場合、手打ちで唱えられる頃には必要なカードはあらかた引いてしまい、山札の残りも少なくなっていると考えられるため、割に合わない。《インビンシブル・フォートレス》と違い、大きなアドバンテージこそ得られるものの直接的に勝ちに繋がらない点も痛い。

やはり、早期コスト踏み倒しを狙いたいところ。
特に【超次元ダーツ】では1ターン目から唱えられる可能性があり、【星龍マーシャル】では1ショットキルの確率を飛躍的に引き上げる手段として大きな役割を果たす。
このため、普通のデッキには入りにくいこのサイクルの中でも、特にコンボデッキ向けなカードといえる。

  • どんな種類のカードでもサーチできるのに、なぜか相手に見せる必要がある。
    だが実際この呪文を唱えるということはゲームの勝利に等しいことである。多少の情報アドバンテージなど気にならないだろう。
  • イラストに描かれているのは水文明の本拠地「アカシック・3(スリー)」。サイバーロードの入ったシリンダータワーの集合体で、お互いが補完しあっているため、完全に破壊されない限りは機能低下すら起こさない。サイバー・クラスターを主力にした「コアブロック軍」によって守られており、レーダー網を完備している。水中であるため地上の攻撃は受けないが、近くに建造された「海底火山都市ポンペリ」は《超巨岩獣ヴォルクラウザー》を中心としたロック・ビーストの襲撃を受け廃墟となっているため、防備に神経をとがらせているようだ。
    • 極神編では世界改変を受け、海底都市「アカシック・Ω」が登場。1万メートル以上の深海に存在し、水圧に応じて自在に変化する液状の素材によって出来ているなど、相変わらず高度な科学力がうかがえる。また、内に「サリオスの城」が存在し、その中で芸術や娯楽文化が進化を遂げているという。どうやら文明も芸術や娯楽を興じるらしい。
  • 《インビジブル・スーツ》などの存在のせいか、よく「インビブル・テクノロジー」と読み間違えられる。「インビジブル」は「不可視な、隠れた」、「インビンシブル」は「無敵の、不屈の」という意味である。

デュエル・マスターズ プレイスでは

最新バージョンの性能

インビンシブル・テクノロジー SR 水文明 (13)
呪文
自分のマナゾーンにあるカードがすべて水なら、唱えるコストを6少なくする。
手札が10枚になるまでカードを引く。その後、水のクリーチャー1枚を自分の手札からバトルゾーンに出す。
※DP殿堂

DMPP-06で実装。デュエプレの仕様上、能力の再現が困難なため、元の能力より大きく変更されている。

他のインビンシブル呪文と同じく、マナが同文明のカードだけであれば6コスト軽減される能力を持つ[1]

メインの能力は、山札を見て好きなカードを好きなだけ手札に加えられる効果から、強制で手札上限の10枚になるまでのドローになり、狙ったカードが手札に来ない可能性が生まれるようになった。
しかし、ドロー後に水クリーチャー1体をコストに関係なく踏み倒しすることができる効果も追加されたため、どちらかと言えば強化されたと言える。

  • TCG版の弱点であった唱えた際の隙が軽減され、即効性のあるコンボ適性も得た。
  • 同弾で登場したコスト8の《クリスタル・ツヴァイランサー》も踏み倒すことができる。しかし、当初は自前でG・ゼロを持つ大型クリーチャーと同居させるのはあまり得策ではないという誤った分析をされがちだった。実際にはデッキを青単・準青単にするという制約が課される《インビンシブル・テクノロジー》と、青単・準青単でこそ強さを発揮できる《ツヴァイランサー》でシナジーを形成している。上限スレスレになってしまった手札を、自然と採用できるコスト1の《アクア・ガード》G・ゼロで消化できる点でも相性が良い。
  • 2021年6月10日のアップデートより使用率、勝率ともに適正範囲内と判断されたが、DP殿堂入りになった。DP殿堂するに際して「今回のカード能力の変更による影響[2]と、今後登場予定のカードや能力との組み合わせを加味して検討した」と語られている[3]。環境を支配するほどではなかったため、ビックリ枠と呼ばれることもある。
  • 長らく相性の良い踏み倒し先や採用できるデッキタイプが生まれず「今後のカードプールの変化」が何を指しているのかが謎に包まれていた。一部では適当にその場を取り繕うだけの定型文だと邪推されている。
    • DMPP-22マナ武装が登場した。この(準)水単色デッキには構築を歪めることなく採用できるだろう。
    • DMPP-26《完全不明》が登場。そちらは単にTCGに存在していた水のファッティの1枚に過ぎないため、これほど時期がずれていたら《インビンシブル・テクノロジー》とのデザイナーズコンボであることは考えにくいが、何にせよ大量に手札を得ながら《完全不明》のコスト11より4軽い実質コストで着地しつつ相手の行動を大幅に縛れるため相性は非常に良い。
  • 当初イラストレーターの名義はD-Suzukiとなっていたが、バージョン2.3.0よりD-suzukiに修正された。

アップデート履歴

2020年10月15日に使用可能になってから、2021年1月21日実施のメンテナンスまでの98日間、「唱えるコストを6少なくする」は「唱えるコストを5少なくする」だった。

2021年1月21日の変更から、2021年6月10日実施のメンテナンスまでの140日間、DP殿堂ではなかった。

サイクル

DM-06DMPP-06インビンシブル呪文サイクル。すべて13コストの豪快な能力を持つ呪文
イラストに描かれているのは各文明の本拠地。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


[1] 2021年1月21日のアップデートまでは軽減量が1少なく、5コスト軽減だった。
[2] 《連珠の精霊アガピトス》《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》《驚天の超人》のナーフ
[3] https://dmps.takaratomy.co.jp/news/1519