覚醒編背景ストーリー
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該当弾
DM-36 「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」
DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」
DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」
DM-39 「覚醒編 第4弾 覚醒爆発(サイキック・スプラッシュ)」
概要
文明間戦争に回帰したシリーズとなっているが、闇文明対それ以外の文明というそれまでにない変則的な対決構造となっている。
厳密には闇文明内でも反旗を翻した者が存在する為、闇文明対五文明という対決になっている。
特に水文明までもが正義側に回っているのは、基本セットや闘魂編での謀略を知るユーザーからしてみれば突っ込みどころのある役回りである。
オリジン軍に勝利を治めた五大文明は、フィオナの森で和平条約を締結した。勝利の喜びと共に、安らかな日々を取り戻す世界。しかしある日、《黒月の古城 オリジナル・ハート》の爆心地に、正体不明の「超次元の穴」が出現したことで世界は再び動き出す。
いち早くその出現を察知した《妖魔伯爵アンヴィル》は、すぐさま調査に向かう。そこで見つけたのは、「超次元の穴」より出現した、眩いほどに輝く高エネルギー体。超次元より生まれた新たなる力、「覚醒」であった。この力の謎を解き明かした《時空の賢者ランブル》は、世界初の覚醒に成功。《恐気の覚醒者ランブル・レクター》が誕生する。
覚醒の力を得た闇文明は、当然その本来持つ邪心を顕わにした。これほどの力を得た今こそ絶好の機会、とばかりに、彼らはフィオナ協定を踏みにじり、他文明への侵攻を開始。突然の攻撃に他文明が迅速な対応を取れなかった事に、闇の持つ覚醒という大きな力が重なり、世界はまたもや暗黒の時代に突入した。
闇に対抗するべく、科学に優れた光文明はすぐさま覚醒の分析を開始。間もなく、オリジナルハートの爆心地に発生した「超次元の穴」こそが覚醒の鍵であることを突き止めた四文明連合軍は、勇気ある戦士たちを募って「超次元の穴」に突入させることを決定する。他の者が尻ごみする中、火文明の英雄《ボルシャック・ドラゴン》が真っ先に突入。彼は覚醒の力を手にし、《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》となる。それに倣って次々に穴に飛び込んで行く戦士たち。四文明連合軍もまた、覚醒の力を手に入れた。
四文明が覚醒を手に入れた事で、戦況は完全に一変する。次第に押された闇文明が瓦解するのに、そう長い時間はかからなかった。この混乱のさなか、密かに闇文明の覇権を狙い暗躍していたΖ一族は遂に行動を開始。《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》の指揮の下、闇文明を掌握し、意のままに動かし始めるZ軍。Zの陰謀を察した《終焉の凶兵ブラック・ガンヴィート》率いるB・ソウルの軍勢は彼らに反旗を翻し、かつての闇文明を取り戻すべく四文明連合軍に協力することを決意する。
闇文明を私物化し、仲間の死をいとわない残酷な作戦を平然と繰り出すZ軍の猛攻に対し、四文明連合軍の指導者である《爆竜ストームXX<天地爆裂>》は自らの覚醒を決意し、修行を開始する。ストームXXを守るべく局地戦を展開し、次々と倒れていく四文明連合軍の戦士たち。修行を終えたストームXXが見たのは、数え切れないほどの仲間たちの死体であった。血の涙を流し、悲しむストームXX。その悲しみを力に変え、彼は《神風の覚醒者ストーム・カイザーXX》に覚醒を果たした。
ストームカイザー率いるXX軍はディアボロスZへの決死の反撃を開始するが、ディアボロスZの強大な力の前に、彼を封印するのが精いっぱいであった。ディアボロスZの封印によって、一見膠着状態となるXXとZ。しかし、新たなZ出現の予感が、闇軍の中にはあった。
かつてオリジナルハートと共に爆発し、消滅した《超神羅ロマノフカイザー・NEX》。しかし、その中のロマノフの魂はNEXへの怨みを増しながら、思念体となって漂っていた。この思念体に着目したZ軍は、ロマノフを魔術師《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》として復活させる。更にZ軍は巧みな謀術によって、ディアボロスZの封印を解く技術を得るべく光文明に共闘を提案。闇文明の貪欲なまでの開発力に可能性を見出していた光文明はこれを承諾。こうして、天使と悪魔という相反する種族の合体が実現することになった。
まさかの合体獣たちの前に、残された火、自然、水の三文明は一気に追い落とされ、壊滅状態に陥る。連合軍の希望となっていたXX軍もまた、光の裏切りによって敗北し、戦況は完全に闇と光の連合軍に傾いた。
そんな中、奇跡は起こる。ロマノフと同様に思念体として残されていたNEXの魂は、ロマノフの企みを阻止するべくストームカイザーに接触。NEXとの融合により、ストームカイザーは更なる覚醒に成功。《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》の誕生であった。
ロマノフZに対し、一気に猛攻をかけるXXNEX。その勢いは火、自然、水の三文明連合軍の士気を高め、戦局は三文明連合軍の優位になったかと思われた。しかし、XXNEXに追い詰められたロマノフZはその最大の魔術を用いて、《悪魔神バロム》と《聖霊王アルカディアス》の禁断の融合を決行。ここに、未曾有の力を持つ《悪魔神王バルカディアス》が誕生する。
バルカディアスの圧倒的な破壊力は、形勢を再び逆転させるに十分すぎるものだった。己の死期を悟ったXXNEXは、未来を若き戦士たちに任せて捨て石になることを決意。彼の呼びかけに名乗りを挙げたのは、魔力にも打ち勝てる「団結力」を主張する若き武者、《爆竜 GENJI・XX》であった。伝説の刀を手にしたGENJIの指揮のもと、固い絆で結ばれる三文明連合軍。最後の戦いの幕が、切って落とされた。
光文明の力を利用し、闇文明はディアボロスZの封印を解くことに成功。ここに、《時空の支配者ディアボロス Z》が誕生する。
しかし三文明も負けてはいない。光と闇の一部が三文明と協力し、遂に五文明がひとつになる。連合軍の協力が重なった事でようやく《悪魔神王バルカディアス》の討伐に成功。
反撃する連合軍。誰もが勝利を確信したその瞬間、《時空の支配者ディアボロス Z》は5文明の力を吸い上げ、《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》へと覚醒した。
連合軍も負けじと対抗し、ストームXXとGENJIが合体した選ばれし勇者《超時空ストーム G・XX》が超覚醒の力を手にし、《超覚醒ラスト・ストーム XX》に覚醒した。三日三晩続いた激闘の末、連合軍は勝利した。
敗北したΖは超次元の奥底にある世界、パンドラ・スペースへと向かった。Ζによる地上への報復失敗を受けたパンドラの王は、ついに本軍による侵略を開始するのであった。
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参考