超神羅(ちょうしんら)ロマノフカイザー・NEX(ネックス)

超神羅ロマノフカイザー・NEX SR 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ルナーズ・サンガイザー 25000
究極進化MAX−自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを2体破壊する。その後、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
ワールド・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンまたは名前に《ロマノフ》とあるクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。

DM-35で登場した究極進化MAXを持つアーマード・ドラゴン/ルナーズ・サンガイザー進化クリーチャー

相手のクリーチャー2体を破壊し、その後に相手のマナを2枚ランデスするという、《英知と追撃の宝剣》の強化版ともいうべき極めて強力なcipを備える。

登場時に2体除去出来る上に、素でワールド・ブレイカーを持っているので、1ショットキルに持ち込みやすい。パワーも25000という圧倒的な高さであり、アタッカーとしては最高クラスである。ランデスによって、ニンジャ・ストライクの妨害を狙うこともできる。

オマケのように、このクリーチャーバトルゾーンを離れる時、山札からアーマード・ドラゴンもしくはロマノフコスト踏み倒しバトルゾーンに出せる。運悪く除去されてしまっても、被害を抑えることができるだろう。
特に《禁断竜王 Vol-Val-8》は追撃要員としてうってつけ。cipを決めたターンでこのクリーチャーが除去されれば最低3体破壊された状況で《Vol-Val-8》を呼び出す事が出来、そちらによる追加ターンも獲得しやすい。

最初の能力は強制であるため、pig持ちのクリーチャーを嫌でも破壊してしまう事故ともなりうる。だが、ワールド・ブレイカーが決まれば大方勝負を決めてしまえるので、そこまで気になるものではないだろう。
ブロッカーを2体まで処理できるため、そのための布石として十分すぎる役割を持っている。

最大の難点は、やはり究極進化MAXであることだろう。
ただでさえ出すのに苦労する究極進化をさらに進化させなければならないため、召喚にかかる手間は尋常ではない。

相手は意地でも進化元除去しにかかることを考えると、安定して出すことは非常に難しい。幸い、cipで2枚ピーピングハンデスできる《神羅ダークネス・ロマノフ》究極進化に使えるので、そこから進化するといいだろう。

サーチには《大勇者「銀河の誘発」》が使える。《青銅の鎧》などから手軽に進化できるので重宝される。ただし、いずれも除去耐性は皆無なので、相手の除去には常に警戒したい。

究極進化MAXらしく非常にオーバーキルだが、その分ロマンとヒーロー性は光る。デッキビルディングに自信のあるプレイヤーならば手に取ってみるのもいいだろう。

専用デッキについては「【ギャラクシー・デスティニー】」を参考にするといいだろう。
4マナ墓地に送り、4体破壊を受ければどんな相手でも立て直せまい。

環境での活躍

進化条件が極めて難しいクリーチャーであったため、長らく環境に登場する事は無かったが、《超神羅ギャラクシー・デスティニー》を用いた退化デッキでは候補に挙がる。

このクリーチャーを直接退化させてもcipを使えないので旨みは無いが、《デスティニー》による攻撃時のコスト踏み倒し山札からリクルートすれば相手の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《ブルーム=プルーフ》などコスト踏み倒しメタをcipで除去する事が出来る。勿論このクリーチャー自身は除去されてしまうが、場を離れた際の効果で《禁断竜王 Vol-Val-8》などを安心して呼び出せるのが利点。無論、メタが居ない相手ならそのまま1ショットキルを狙って構わない。

その他

  • "カイザー"(Kaiser)はドイツ皇帝の称号だが、"ロマノフ"(Romanov)はロシア皇帝の家名である。
  • ロマノフが混ざった影響もあるのだろうが、全体的に邪悪なデザインである。また、惑星系より大きく描かれている。
  • DM-34発売当時に一部店舗で配布されていたデッキケースに、シルエットのみだが先行で登場している。
  • 上記の通りヒーローズ・カードで勝舞とザキラの2人が写っているが、敵対関係の2人が一緒にいるのは珍しい。背景ストーリーで《超神羅ロマノフカイザー・NEX》は起源神に立ち向かっているため、漫画での起源神の使用者であるアダムに協力して立ち向かう予定だったのだろうか。NEXで数少ない、漫画とアニメのどちらにも登場していないクリーチャーでもある。ただし、CM用のポリゴンは作成された。

収録セット

参考