鬼エンド
DMRP-15で登場したキーワード能力。
シールドが1つもないプレイヤーがいることを条件として、効果を発揮する能力。
<鬼エンド>クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに(使うキーワード処理)してもよい。 |
<鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、〜 |
概要
呪文の持つ鬼エンド能力は「クリーチャーが攻撃する時、自身をコストを支払わずに唱える」効果で統一されている。
自分のクリーチャーの攻撃でも発動でき、相手のシールドが0でも使用条件を満たせ、プレイヤーではなくクリーチャーへの攻撃でも宣言できる革命0トリガーのような挙動になる。
百鬼の天邪閣 UC 闇文明 (4) |
呪文:鬼札王国 |
<鬼エンド>クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。 |
このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-2000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
DM22-EX2で復刻した際にはアタック・チャンスクリーチャーの《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》のように、手札からコストを支払わずに使うクリーチャーも登場した。
鬼ヶ英悪 ジャオウガOG VR 闇/火文明 (5) |
クリーチャー:デモニオ/デーモン・コマンド/鬼レクスターズ 5000 |
<鬼エンド> クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、このクリーチャーを自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。 |
スピードアタッカー |
このクリーチャーが出た時、相手の、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 |
《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》を除くクリーチャーの場合、通常の鬼タイムと同様に一部の能力が発揮できるようになる。
一王二命三眼槍 SR 闇/火文明 (5) |
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000 |
自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
<鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。 |
ルール
- 呪文の鬼エンドは、手札から誘発する能力であるため、使用に際しては使用宣言が必要。
使用宣言の条件は「クリーチャーが攻撃する時」のみなので、両プレイヤーにシールドがあっても使用宣言はできる。
その他
- 「エンド」の名の通り、この能力はその試合のエンドカードとなるだろう。
- 2023年8月19日にデュエチューブに公開された動画でDeadmanは、鬼タイムのパワーアップ版として予め開発し、十王篇後半のために温存していた旨を語っている参考。
参考
公式Q&A
Q.《百鬼の邪王門》のような「鬼エンド」能力を持つカードは、自分のターンでも相手のターンでも使用できますか?
A.はい、「鬼エンド」能力を持つカードは自分のクリーチャーが攻撃した時でも、相手のクリーチャーが攻撃した時でも、条件を満たしているなら使用できます。
引用元(2020.9.18)
Q.自分のシールドは1つです。相手の《武闘世代 カツキングJr.》が攻撃し、「攻撃する時」の能力でブレイクされたシールドから《百鬼の邪王門》を自分の手札に加えました。これにより自分のシールドが1つもない状態になりますが、自分はこの《武闘世代 カツキングJr.》の攻撃中に《百鬼の邪王門》を「鬼エンド」能力で唱えられますか?
A.はい、唱えられます。
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| | (総合ルール 506.3d)
| - 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
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引用元(2020.9.18)
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| | 類似裁定(2020.12.15)
| Q.相手の《コダマ入道》が攻撃する時、相手は最後の1つのシールドを手札に戻しました。自分は《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」能力を宣言できますか?
A.はい、相手のシールドが1つもない状態になったので、自分は《百鬼の邪王門》を「鬼エンド」能力で宣言し、解決できます。
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| | (総合ルール 603.4)
| - 603.4.
- 誘発型能力が条件を持つ場合、その能力の解決の時点で条件を満たしていれば、効果が解決されます。誘発した時点で条件を満たしているかどうかは問いません。
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引用元
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| | 類似裁定(2022.7.28)
| Q.シールドがお互いに1つずつあったり、自分のマナゾーンに闇と火のカードがない状況でも、《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」の使用宣言はできますか?
A.はい、使用宣言できます。《百鬼の邪王門》のトリガー条件は「クリーチャーが攻撃する時」ですので、クリーチャーが攻撃した際に効果の解決条件を満たしていなくても、使用宣言だけはできます。 解決時に実際に呪文を唱えるには、いずれかのプレイヤーのシールドが1つもなく、かつ自分のマナゾーンに火と闇のカードが1枚以上ある必要があります。
引用元
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Q.自分のシールドが最後の1つの状況で自分の《コダマ入道》が攻撃する時、自分は《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」能力の宣言はできますか?
A.はい、攻撃した時点ではシールドは1つ残っていますが、「クリーチャーが攻撃する時」にトリガーする能力ですので、宣言できます。その後、《コダマ入道》の能力によりシールドが1つもない状態になるので、効果を解決できます。
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| | (総合ルール 603.4)
| - 603.4.
- 誘発型能力が条件を持つ場合、その能力の解決の時点で条件を満たしていれば、効果が解決されます。誘発した時点で条件を満たしているかどうかは問いません。
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引用元(2020.12.15)
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| | 類似裁定(2022.7.28)
| Q.シールドがお互いに1つずつあったり、自分のマナゾーンに闇と火のカードがない状況でも、《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」の使用宣言はできますか?
A.はい、使用宣言できます。《百鬼の邪王門》のトリガー条件は「クリーチャーが攻撃する時」ですので、クリーチャーが攻撃した際に効果の解決条件を満たしていなくても、使用宣言だけはできます。 解決時に実際に呪文を唱えるには、いずれかのプレイヤーのシールドが1つもなく、かつ自分のマナゾーンに火と闇のカードが1枚以上ある必要があります。
引用元
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Q.自分のシールドが1つもない状況でクリーチャーが攻撃した時、自分は手札にある《百鬼の邪王門》3枚の「鬼エンド」の使用の宣言をしました。1枚目を解決し、効果で墓地から《炎機混成 ボルスレン・バスター》を出し、「EXライフ」によりシールドが1つ増えました。この場合、2枚目以降の《百鬼の邪王門》の効果は解決できますか?
A.いいえ、解決できません。「鬼エンド」の「シールドが1つもないプレイヤーがいて」という条件を満たせなくなるので、効果を解決できず、唱えられなかった2枚の《百鬼の邪王門》は手札に残ります。
引用元(2021.10.22)
Q.相手が《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「メテオバーン」で自分のシールドをすべてブレイクした際に、自分は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を「S・トリガー」で召喚し、「出た時」の能力で《百鬼の邪王門》を山札から手札に加えました。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の攻撃中なので、これによって手札に加えた《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」を使えますか?
類似能力:「革命0トリガー」「ニンジャ・ストライク」
A.いいえ、使えません。ターン・プレイヤーの待機状態の効果を解決した後、まず非ターン・プレイヤーが使用宣言が必要な能力の宣言を行い、その後で非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を解決します。
《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」は使用宣言が必要な能力ですので、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》の「出た時」の能力を解決する前に宣言を行わなければ使えません。そのため、「出た時」の能力で手札に加えた《百鬼の邪王門》は使えません。
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| | (総合ルール 506.3)
| - 506.3.
- 次に、攻撃クリーチャーが指定されたことによって誘発する能力が誘発し、効果が待機状態となります。
- 506.3a
- クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
- 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
- 506.3c
- その後、ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
- 506.3e
- その後、非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻ります。
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引用元(2023.4.10)
Q.相手が《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「メテオバーン」で自分のシールドをすべてブレイクした際に、自分は《ドンドン吸い込むナウ》を「S・トリガー」で唱えて、効果で《百鬼の邪王門》を山札から手札に加え、攻撃中の《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を手札に戻しました。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「相手がこのクリーチャーを選んだ時」の能力でマナゾーンのカードを墓地に置かれた後も自分のマナゾーンに闇と火のカードがあるのですが、この時、手札に加えた《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」を使えますか?
類似能力:「革命0トリガー」「ニンジャ・ストライク」
A.いいえ、使えません。攻撃中のクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、その後、非ターン・プレイヤーが能力の使用宣言を行えるタイミングはありません。《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」は使用宣言が必要な能力ですので、攻撃クリーチャーを手札に戻した場合は宣言できず、使えません。
なお、《ドンドン吸い込むナウ》で《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》以外のクリーチャーを手札に戻した場合は、その処理が終わった後、攻撃が継続しているので《百鬼の邪王門》の使用宣言ができます。
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| | (総合ルール 505.6a)
| - 505.6a
- 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3dで定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
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引用元(2023.4.10)