アタック・チャンス
DMR-06で登場したキーワード能力。
自分の指定する種族のクリーチャー、もしくは特定のクリーチャーが攻撃する時、この能力を持つカードをコストを支払わずにプレイすることができる。
合身秘伝メカ・マシーン C 水文明 (4) |
呪文 |
アタック・チャンス−グレートメカオー(自分のグレートメカオーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
カードを2枚引く。 |
邪龍秘伝ドラゴン・ボーン R 闇文明 (7) |
呪文 |
アタック・チャンス−ドラゴン・ゾンビ(自分のドラゴン・ゾンビが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
進化ではないドラゴン・ゾンビを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 |
種族が参照されるので、大抵は種族デッキで使用される。コスト踏み倒しの例に漏れず基本的に強力であり、テンポアドバンテージを失わずに行動を起こすことができる。
デッキビルディングの際は覚えておきたいカード群である。
ルール
- 使用宣言が必要な能力である。「攻撃する時」の能力が誘発するタイミングでプレイするアタック・チャンスを表向きにする必要がある。使用宣言しなかったアタック・チャンスはプレイできない。また、アタックトリガーや使用宣言したアタック・チャンスによって手札に加わった場合も同様にプレイできない。
- 攻撃側がアタック・チャンスを使用するか分からない内にブロックを宣言するのはトラブルの元である。ブロック前に、相手がすべての能力を解決したかどうかを確認してから、ブロックに移るべきだろう。
その他
- 対応する種族デッキで使用することで真価を発揮する。《ビックリ・イリュージョン》を使えばその限りではないが、殿堂入りしているため併用はやや難しい。
- 「《ビックリ・イリュージョン》の殿堂入りはアタック・チャンスとの併用を避けるためであった」というのが通説である。
- アタック・チャンスを持つ呪文のカードイラストの多くには、以下のような共通する特徴が見られる。
- 原則、ある1体のクリーチャーが必殺技を放っている様子を描くような構図になっている。実際のゲームプレイ上においても、ここで描かれたクリーチャーの攻撃時にはその呪文をアタック・チャンスで唱えることができるようになっている。
- エピソード2、エピソード3に収録されたものには、それぞれイラストに描かれたクリーチャーを連想させるオリジナルの漢字が描かれている。
- 王来篇に収録されたもののうちディスペクターを参照するものには、所謂「ディスタスのお札[2]」が浮いている。この「お札」にはその呪文の文明と対応するマークが描かれている。
この能力を持つカード
DMPP-18では、以下の手順で行われる。
以下では「アタック・チャンス:ドラゴン・ゾンビ」を持つ《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》を説明に用いる。
- 自分のドラゴン・ゾンビの攻撃を開始しようとする直前に、手札にある《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》の使用宣言画面が出る
- 攻撃を開始したドラゴン・ゾンビがタップ状態になり「攻撃中」状態になりつつ、選択した《ドラゴン・ボーン》を1枚ずつ唱える
- 使用宣言した《ドラゴン・ボーン》をすべて唱え終わったら、クリーチャーのcip、pig、「唱えた時」の効果などを解決する
- アタックトリガーを解決していく
TCG版では2.〜4.はプレイヤーが好きな順番で解決できたが、デュエプレでは誘発タイミングごとに内部的な処理優先度がある。
+
| | かつて存在した不具合
| アタックトリガーの誘発前にアタック・チャンスの処理を行い、例えば《ドラゴン・ボーン》で出したクリーチャーが「自分のクリーチャーが攻撃する時、〜」のような能力を持っている(例:《黒龍王ダーク・ジオス》)場合、それも誘発した時期があった。
- それは誘発タイミングを過ぎたカードに誘発を許すルールミスである。本来なら1.と2.の合間に、バトルゾーンにあるカードですべてのアタックトリガーが待機が済まされる。だが、2.と3.の合間でバトルゾーンにあるカードですべてのアタックトリガーが待機することで起こってしまっている。
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- DMPP-25から登場した侵略に合わせて、攻撃クリーチャーが輝くエフェクトが追加された。処理順について再検証した結果は以下の通り。
- 自分のクリーチャーが攻撃を開始しようとしたら、「侵略するクリーチャーを選んでください」と手札一覧が表示される。使用可能な侵略以外のカードはグレーアウトしている。
- 選択を終えたら、次に「発動するアタック・チャンスを選んでください」と候補カード一覧が表示される。ここでは、そもそもアタック・チャンスで使えないカードは表示されない。
- 使うことにした侵略の踏み倒しが一括で行われる。
- アタック・チャンス呪文が1枚ずつ唱えられる。このページ最下部に転載してあるTCG公式Q&Aの裁定と同様、侵略の結果で種族が不一致になっていても問題ない[4]。
- 侵略で出たクリーチャーのcipが解決される。
参考
公式Q&A
Q.《零獄接続王 ロマノグリラ0世》が攻撃する時、《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》の「アタック・チャンス」と《侵略者 デカペンタ》の「侵略」を宣言しました。先に《侵略者 デカペンタ》に進化してから、「アタック・チャンス」で《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》を唱えられますか?
A.はい、唱えられます。「アタック・チャンス」の使用宣言をした後で、攻撃クリーチャーがその条件に合致しなくなったとしても効果を解決できます。
引用元(2021.9.24)