使用宣言
非公開ゾーンでトリガーする誘発型能力を使う際に必要な手続き。
また、一つの能力が非公開ゾーンと公開ゾーンどちらからも使える誘発型能力の場合、ゾーン問わず使用宣言が必要になる。(例:無月の門)
ルール上使用宣言が必要なカードで使用宣言をしなかった場合、能力の発動を破棄した、あるいは持っていないなどの理由で使えなかったとみなされるため、該当するカードを使う場合は把握しておくべきルールと言える。
使用宣言の例
非公開ゾーンでトリガーする誘発型能力を使う場合、トリガーした瞬間に割り込んで使用宣言を行い、相手に能力を使うことを伝える必要がある。
使用宣言は、能力がトリガーしたカードを相手に公開し、「そのカードの能力を使う」ことを相手に伝えることで行う。
- 例2:《轟速 ザ・レッド》が攻撃する時、手札にある《轟く侵略 レッドゾーン》と《熱き侵略 レッドゾーンZ》の侵略を使う場合
(使用宣言が必要な能力を複数同時に使う場合)
- 《ザ・レッド》が攻撃した時、手札にある《レッドゾーン》と《レッドゾーンZ》の侵略能力がトリガーする。
- 手札の《レッドゾーン》と《レッドゾーンZ》を相手に見せ、「《レッドゾーン》と《レッドゾーンZ》の侵略を使う」ことを相手に伝える(使用宣言)。
- 使用宣言した《レッドゾーン》と《レッドゾーンZ》の侵略能力が待機状態になる。
- 待機状態になった《レッドゾーン》と《レッドゾーンZ》の能力を任意の順に解決する。
- 例3:《轟音 ザ・ブラックV》が攻撃する時、手札にある《轟く侵略 レッドゾーン》の侵略を使う場合
(使用宣言が必要な能力と同時に、使用宣言が不要な能力がトリガーする場合)
- 《ザ・ブラックV》が攻撃した時、《ザ・ブラックV》の攻撃時能力と、手札にある《レッドゾーン》の侵略能力がトリガーする。
- 《ザ・ブラックV》の攻撃時能力が待機状態になる。
- 手札の《レッドゾーン》を相手に見せ、「《レッドゾーン》の侵略を使う」ことを相手に伝える(使用宣言)。
- 使用宣言した《レッドゾーン》の侵略能力が待機状態になる。
- 待機状態になった《ザ・ブラックV》と《レッドゾーン》の能力を任意の順に解決する。
理念
ある非公開情報が別の非公開情報に溶け込む前に、今から使用されるカードが適正に使われるものであるという証明のために行うものである。
S・トリガーの宣言なら「このカードは今のブレイクによって手札に加えられたものである」「ブレイクされる前に手札にあったものを後出ししているわけではない」という証明のために「宣言」という手順を踏むことを義務付けている。
また、カードデザインの都合やルールの煩雑化の抑止、1ターンあたりの時間の短縮のためにも宣言という手順が大きな役割を果たしている。
もしも「攻撃する時」に対して追い焚き宣言ができてしまっては、
《予言者クルト》の攻撃時に《音精 ラフルル》に革命チェンジ → 攻撃は継続中なので《大長老 ウェイヨウ》にチェンジ → 攻撃は継続中なので《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジ
……というゲームバランス的に到底許されるものではない動きが可能になってしまう。
他にも《プラチナ・ワルスラS》などのアタックトリガーで侵略や革命チェンジを持つカード、《龍装者 バルチュリス》などが手札に加わった場合、その攻撃中に加わったカードが持つ侵略や革命チェンジを使用しようとすることもできない。もしこれが可能であったなら、《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》といったサーチや大量のドローができるカードの出力がとんでもない事になってしまう。
ルール
- 宣言できるタイミングはカードのテキストに記載されている。タイミングが適正な場合は同時に何枚でも宣言できるが、宣言以外の能力を含め解決が1つでも始まってからは追加の宣言をすることはできない。
- 宣言には最低でも「〜する時、」までの条件は満たしておく必要がある。
- 「〜する時、」以降の条件は宣言時に満たしておく必要はない。
- その行動そのものが効果によって禁止されている場合には、使用宣言はできない。
- しかし、行動による結果だけが制限されている場合は、結果的に不発になるとしても使用宣言自体はできる。
- 相手の《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》の攻撃中、出せない範囲に含まれているクリーチャーを召喚しようとする能力の使用宣言はできる。
- 相手の《洗脳センノー》によって召喚以外の方法でバトルゾーンに出す行為が禁止されている場合、召喚以外でバトルゾーンに出そうとする能力(侵略や革命チェンジなど)の使用宣言はできる。つまり《ニコル・ボーラス》の攻撃時の効果で《洗脳センノー》を破壊した場合、宣言をした《蒼き団長ドギラゴン剣》にチェンジできる。
- 相手の《我怒の鎖 パンサーベア》がバトルゾーンにあり、そのターン中1枚も召喚および詠唱していないのなら、一度に何枚でも使用宣言できる。1枚目で《我怒の鎖 パンサーベア》の能力を無力化できなかったら、2枚目以降はすべて召喚も詠唱も不発となる。
- 相手の《ゴールデン・ザ・ジョニー》により各ターン1枚しか呪文を唱えることができない場合、ブレイカー能力で一度に2枚以上S・トリガーを持つ呪文を手札に加えたら、2枚とも使用宣言ができる(2021年9月24日付でそのように裁定変更された)。宣言の時点では「そのターン唱えた呪文の回数」は0回であり、宣言をしたからといって「そのターン唱えた呪文の枚数」が1回以上になるわけではないからである。
- 相手の《封鎖の誓い 玄渦》によって墓地からカードを離せない状態でも、無月の門の使用宣言は行える。無月の門は条件付きで召喚を行う能力であり、《封鎖の誓い 玄渦》は召喚を禁止する能力ではないため。
- 相手の《ジェイ-SHOCKER》によってコスト4のカードをバトルゾーンに出す行為が禁止されていても、《暗黒鎧 ザロスト》の使用宣言はできる。シールドを墓地に置くのが目的となる扱いの能力であり、そうした場合にバトルゾーンに出ようとするため。
- クリーチャーを出せない状態でも、進化クリーチャーの革命0トリガーは宣言できる。革命0トリガーは文章の都合上、このクリーチャーを手札から見せるのが目的となる扱いの能力であり、その結果に付随してバトルゾーンに出ようとするため。
- 「出せない」という状況下では「召喚」という行為の宣言はできるが、出せない効果が働いている間は召喚ができず、一切の召喚処理もできなくなる。
- 《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》が出せない状況下では、「(前略)このクリーチャーを召喚してもよい」という能力で自分のクリーチャーを3体破壊する部分からできない[1]。
- 宣言はできるという部分は、S・トリガーで一旦召喚を予約しつつ、先に出せない要因を排除してから召喚処理を開始するという点で活用できる。なお、排除できなかった場合は召喚ごと不発になる。
- お互いに宣言を終えたことを確認し、ターン・プレイヤー→非ターン・プレイヤーの順に宣言された能力および宣言の不要な能力を解決していく。
- 解決する時点で条件が非達成である場合はその宣言は不発という扱いになり、そのカードは元々あったゾーンに戻る。墓地に送られるわけではない。
- 宣言されたカードが、その能力を解決する前にゾーンを移動した場合、効果を解決できず、そのゾーンに置かれたまま処理が不発となる。
- 例)《サイバー・チューン》と《デーモン・ハンド》シールドゾーンが手札に加わる時に、それらのS・トリガーの使用宣言を行う。→まず、《サイバー・チューン》を唱えて、S・トリガーの処理を待機している《デーモン・ハンド》をディスカードした場合、《デーモン・ハンド》は唱えることができない。
《デーモン・ハンド》は不発になったが、墓地に移動された後、元々あった手札に戻るということも起こらない。
- 宣言後に条件未達成で不発になる場合を除いて、一度宣言した能力は最後まで完遂する必要がある。解決段階で実行したくなくなっても実行しなければならない。
- 宣言した能力と、宣言の不要な能力はどちらから先に解決してもよい。
各ルールの詳細
- シールドチェックで発生するカードプレイ、能力
これらは、他の能力の解決や置換効果の処理に割り込んで使用宣言及び処理できる能力。詳しくはシールドチェックページを参照。
- 誘発型能力であり、誘発タイミングと同時にすぐに使用宣言できる能力
これらの能力を使うには、テキストに記載されているタイミングが訪れると同時に使用宣言する。このタイミングを逃せば、その能力を解決することはできない。
例えば、《轟音 ザ・ブラックV》の攻撃時に侵略を使う場合、《轟音 ザ・ブラックV》のアタックトリガーと同じタイミングで侵略能力もトリガーするため、《轟音 ザ・ブラックV》のアタックトリガーを解決する前に侵略の使用宣言を行うことになる。《轟音 ザ・ブラックV》のアタックトリガーを解決(相手の手札をハンデス)してから侵略の使用宣言はできない。
- ターン終了ステップに誘発する能力
- 使用宣言が必要な誘発型能力の使用宣言をターン・プレイヤーが行う。
- ターン・プレイヤーの待機状態の効果を処理する。
- ターン・プレイヤーの待機状態の効果がすべてなくなったら、使用宣言が必要な誘発型能力の使用宣言を非ターン・プレイヤーが行う。
- 非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理する。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻る。
- 例1
- 相手は、このターン、まだコストを支払わずにクリーチャーを出していない。
そのターンの終わりに、相手が「自分のターンの終わりに」のタイミングで《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の効果を使いクリーチャーを出した。
相手が「自分のターンの終わりに」の効果をすべて解決してから、自分が「相手のターンの終わりに」のタイミングでカードの使用宣言ができる。
今回の例の場合、《ヘブンズ・ヘブン》でコストを支払わずにクリーチャーを出しているので《ZERO ハンド》を宣言でき、唱えることもできる。
例1に関しては、裁定変更の前は宣言することも唱えることもできたが、相手が実際にクリーチャーを出す前に《ZERO ハンド》を宣言しなければならず、相手は「《ZERO ハンド》が宣言されたから出すクリーチャーを変えよう」という動きができてしまっていた。
裁定変更により、相手がどのクリーチャーを出したかを見た上で自分が宣言と解決を行うようになった。
- 例2
- 相手は、このターン、何らかの方法でコストを支払わずにクリーチャーを出していた。
そのターンの終わりに、相手が「自分のターンの終わりに」のタイミングで《劇の根源 マクガフィン》の効果を解決し、各プレイヤーはカードを1枚引いた。
自分がそれで《ZERO ハンド》を引いたのなら、相手が「自分のターンの終わりに」の効果をすべて解決してから《ZERO ハンド》の使用宣言ができる。
例2は、裁定変更の前には「自分のターンの終わりに」「相手のターンの終わりに」を同時に宣言する必要があったため、《マクガフィン》でカードを引く時点では宣言できるタイミングが過ぎてしまっているため、唱えることができなかった。
裁定変更により、宣言タイミングの前で手札が更新されることになるため、唱えられるようになった。
- 「相手クリーチャーが攻撃する時」に誘発する能力
相手クリーチャーの攻撃時に宣言するニンジャ・ストライク、革命0トリガー、《煌世主 サッヴァーク†》の能力なども、「ターン・プレイヤー側の宣言→ターン側の解決→非ターン側の宣言→非ターン側の解決」という手順で行われる。
これは、「攻撃」というルールに、使用宣言と宣言の処理に関する順番が書かれているためである。
506.攻撃クリーチャー指定ステップ
(中略)
506.3b誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。任意で使用をする誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
506.3cその後、ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。
506.3d非ターン・プレイヤー側の、任意で使用をする誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
506.3eその後、非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、それを先に処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻ります。
ルールの変遷
2020.10.23ルール改定
使用宣言を必要とする能力の範囲について「非公開ゾーンでトリガーする誘発型能力」が使用宣言を必要とする、と定められた。
改定以前はカードやキーワード能力ごとに使用宣言の要不要が定められており、バイオ・Kのように非公開ゾーンでトリガーするにもかかわらず使用宣言が不要とされているものもあった。
2021.06.24ルール改定
使用宣言が必要な能力を含む複数の誘発型能力がトリガーする場合「ターン・プレイヤーの使用宣言→ターン・プレイヤーの能力解決→非ターン・プレイヤーの使用宣言→非ターン・プレイヤーの能力解決」の順に処理することがルールに明記された。
もともと上記の処理順であったが、2020年後半から公式Q&Aに「ターン・プレイヤーの使用宣言→非ターン・プレイヤーの使用宣言→ターンプレイヤーの能力解決→非ターン・プレイヤーの能力解決」の順に処理するとした回答が掲載されており、混乱を招いていた。
その他
参考
公式Q&A
Q.使用宣言が必要な能力とは、どういう能力ですか?
A.「ニンジャ・ストライク」、「侵略」、「無月の門」など、非公開ゾーンでトリガーする場合がある能力です。
これらの能力は、マナゾーンや墓地など、公開ゾーンでトリガーしている場合でも、非公開ゾーンでトリガーした時と同様に使用を宣言する必要があります。
引用元(2021.6.24)
Q.《堕魔 グリギャン》をバトルゾーンに出した時、墓地に「無月の門」を持つクリーチャーがいますが、必要な枚数の魔導具がありませんでした。《堕魔 グリギャン》の能力で山札の上から魔導具が置かれた場合、それを元に《卍 デ・スザーク 卍》の「無月の門」を使うことはできますか?
A.はい、使えます。「無月の門」は、魔導具をバトルゾーンに出した時点で手札か墓地にあると発動し、使用宣言をすることが可能です。その解決時にバトルゾーンと墓地から必要な枚数の魔導具を集めて使うことになるので、宣言時に魔導具がそろっている必要はありません。ただし、解決時に必要な枚数の魔導具がなければ失敗し、「無月の門」を使ったことにはなりません。
引用元(2019.7.2)
+
| | 類似裁定(2022.7.28)
| Q.シールドがお互いに1つずつあったり、自分のマナゾーンに闇と火のカードがない状況でも、《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」の使用宣言はできますか?
A.はい、使用宣言できます。《百鬼の邪王門》のトリガー条件は「クリーチャーが攻撃する時」ですので、クリーチャーが攻撃した際に効果の解決条件を満たしていなくても、使用宣言だけはできます。 解決時に実際に呪文を唱えるには、いずれかのプレイヤーのシールドが1つもなく、かつ自分のマナゾーンに火と闇のカードが1枚以上ある必要があります。
引用元
|
Q.《殺意の悪魔龍 マガンド》の「攻撃する時」の能力で、シールドから手札に戻したカードが「侵略」や「革命チェンジ」を持っていた場合、その「侵略」や「革命チェンジ」を使えますか?
A.いいえ、「侵略」や「革命チェンジ」は効果を解決する前に誘発型能力の使用宣言をしなければなりません。
+
| | (総合ルール 506.3)
| - 506.3.
- 次に、攻撃クリーチャーが指定されたことによって誘発する能力が誘発し、効果が待機状態となります。
- 506.3a
- クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
- 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
(総合ルール 603.2e)
- 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
- 506.3c
- その後、ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
- 506.3e
- その後、非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻ります。
|
引用元(2020.10.23)
+
| | 類似裁定(2021.7.16)
| Q.自分は《ブータン転生》を唱え、効果で《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を破壊し、山札から《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》を手札に加えました。この《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》は「灼熱ドロン・ゴー」でバトルゾーンに出せますか? 類似能力:クライマックス・ドロン・ゴー
A.いいえ、出せません。「灼熱ドロン・ゴー」を使うには、テスタ・ロッサが破壊された時点で《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》が手札にあり、次の行動をする前に誘発型能力の使用宣言をする必要があります。テスタ・ロッサが破壊された時点では《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》は手札に無いので、その使用宣言をすることもできません。
+
| | (総合ルール 603.2e)
| - 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
|
引用元
|
+
| | 類似裁定(2021.7.16)
| Q.自分の手札が0枚の状況で、自分の《不屈!熱血!! テスタ・ロッサ》が破壊されました。「破壊された時」の能力で「自分の手札を1枚捨て、その後、カードを1枚引く。」を選択して、引いたカードが《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》でした。この《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》は「灼熱ドロン・ゴー」でバトルゾーンに出せますか? 類似能力:クライマックス・ドロン・ゴー
A.いいえ、出せません。「灼熱ドロン・ゴー」を使うには、テスタ・ロッサが破壊された時点で《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》が手札にあり、次の行動をする前に誘発型能力の使用宣言をする必要があります。テスタ・ロッサが破壊された時点では《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》は手札に無いので、その使用宣言をすることもできません。
+
| | (総合ルール 603.2e)
| - 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
|
引用元
|
+
| | 類似裁定(2023.2.17)
| Q.《天災 デドダム》が攻撃する時、《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」を使い、上に重ねた後、《天災秘伝デッド・ディザスター》の「アタック・チャンス」を使えますか?
A.いいえ、《SSS級天災 デッドダムド》に進化したとしても、「アタック・チャンス」は使えません。 「SSS級侵略 [天災]」も「アタック・チャンス」も、使用宣言が必要な能力です。攻撃時にトリガーする使用宣言が必要な能力は、すべて同時に宣言する必要があり、宣言を行わなかった能力は使えません。《天災 デドダム》が攻撃した時点では、「SSS級侵略 [天災]」は条件を満たしているので宣言できますが、「アタック・チャンス」は条件を満たしておらず、宣言できません。
+
| | (総合ルール 506.3a,506.3b)
| - 506.3a
- クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
- 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
|
引用元
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Q.相手の《ジェイ-SHOCKER》の能力によりコスト6のカードがバトルゾーンに出せない状態です。この状況で相手のクリーチャーが攻撃してきた時、自分は手札から《轟牙忍 ハヤブサリュウ》の「ニンジャ・ストライク」を宣言し、召喚を行えますか?
A.「ニンジャ・ストライク」の使用宣言はできますが、召喚は行えません。結果的に《轟牙忍 ハヤブサリュウ》は手札にとどまり、何も起こりません。
引用元(2021.4.14)
Q.相手のターンの終わりに、自分の手札にある《バサラ》の「侵略ZERO」と、《「ちくしょおおおおおおっー!!」》の「相手のターンの終わりに」の能力の使用を宣言しました。
解決の際、先に《バサラ》の「革命0」を使って相手のクリーチャーを破壊したら、相手のクリーチャーがすべていなくなりました。次に使う《「ちくしょおおおおおおっー!!」》には「唱えてもよい。」とありますが、唱えるのをやめることはできますか?
A.いいえ、できません。使用宣言が必要な誘発型能力は、その使用宣言をした場合には必ず使う必要があります。
《「ちくしょおおおおおおっー!!」》はすでに使用宣言をしているので、後から使わないことはできません。
引用元(2021.5.21)
+
| | 類似裁定(2023.4.10)
| Q.自分のクリーチャーが攻撃する時、「侵略」を使用宣言しました。 「侵略」のテキストには「重ねてもよい」とありますが、一度使用を宣言した後、実際に解決する時にやっぱり重ねないこともできますか? 参照:《轟く侵略 レッドゾーン》
A.いいえ、できません。使用宣言が必要な誘発型能力は、その使用宣言をした場合には必ず使う必要があります。 「侵略」はすでに使用宣言をしているので、後から使わないことはできません。
引用元
|
+
| | 類似裁定(2023.4.10)
| Q.「無月の門」や「夢幻無月の門」のテキストには「召喚してもよい」とありますが、一度これらの能力の使用宣言をした後、他の効果処理の結果などを見て、召喚をやめることはできますか? 類似例:《卍 デ・スザーク 卍》《ガル・ラガンザーク》
A.いいえ、できません。使用宣言が必要な誘発型能力は、その使用宣言をした場合には必ず使う必要があります。 一度能力の使用宣言をしてしまったら、後からやめることはできません。 例えば、《堕呪 ゴンパドゥ》を唱えて「夢幻無月の門」を使いたい場合、《堕呪 ゴンパドゥ》の効果を解決する前に能力の使用宣言を行う必要がありますが、《堕呪 ゴンパドゥ》で山札の上3枚を見た後で「夢幻無月の門」の使用をやめることはできません。
引用元
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Q.相手の《時の法皇 ミラダンテXII》の「ファイナル革命」によって、自分はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない状況です。自分は《ボルシャック・ドギラゴン》の「革命0トリガー」や《バサラ》の「侵略ZERO」のような、クリーチャーをバトルゾーンに出す能力の使用宣言はできますか?
A.はい、宣言できます。クリーチャーをバトルゾーンに出す能力は召喚ではありませんので、「召喚できない」効果がある状況でも問題なく宣言でき、使用することもできます。
引用元(2021.5.21)
Q.相手の《時の法皇 ミラダンテXII》の「ファイナル革命」によって、自分はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない状況です。自分は《アクア・サーファー》の「S・トリガー」や《クラック・クロウラー》の「S・バック」、《光牙忍ハヤブサマル》の「ニンジャ・ストライク」のような、クリーチャーを召喚する能力の使用宣言はできますか?
A.いいえ、できません。クリーチャーを召喚できない場合、クリーチャーを召喚する能力の使用宣言をすることもできません。
この際、「S・バック」の効果でシールドから手札に加えるカードを捨てることもできません。
引用元(2021.5.21)
Q.自分の《ウェイボール <バイロン.Star>》の「攻撃する時」の能力でカードを2枚引きましたが、手札が6枚以下だったので攻撃を中止しました。この場合、相手の「相手のクリーチャーが攻撃する時」の能力を持つカードの能力は使えますか?
A.《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》のような、公開ゾーンでトリガーする能力は使えます。ですが、「ニンジャ・ストライク」のような使用宣言が必要なカードは、攻撃が中止された場合は使用宣言が行えず、使うこともできません。
+
| | (総合ルール 505.6a)
| - 505.6a
- 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
(総合ルール 506.3d)
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
|
引用元(2021.6.25)
+
| | 類似裁定(2022.5.20)
| Q.相手の《ウラミ入道》の「攻撃する時」の能力で、相手はその《ウラミ入道》自身を破壊しました。自分は《光牙忍ハヤブサマル》の「ニンジャ・ストライク」を使えますか? 類似例:《ボルシャック・ドギラゴン》の「革命0トリガー」
A.いいえ、使えません。非公開ゾーンにあるカードの「相手のクリーチャーが攻撃する時」の能力や、「クリーチャーが自分を攻撃する時」の能力は、ターンプレイヤー側の攻撃する時にトリガーした待機状態の能力をすべて解決した後で、その使用宣言を行わないと使えません。使用宣言を行う前に攻撃クリーチャーもしくは攻撃先のクリーチャーがバトルゾーンを離れてしまうと、使用宣言が行えず、能力を使うこともできなくなります。
+
| | (総合ルール 505.6a)
| - 505.6a
- 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
(総合ルール 506.3d)
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
|
引用元
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+
| | 類似裁定(2022.8.5)
| Q.相手は《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》で自分のタップ状態の《ロッキーロック》に攻撃し、その「攻撃する時」の能力で、攻撃していた《ロッキーロック》を封印しました。この時、自分は《終断χ ベガスランチャー》の「ニンジャ・ストライク」を使えますか? 類似例:《ボルシャック・ドギラゴン》の「革命0トリガー」
A.いいえ、使えません。「ニンジャ・ストライク」や「革命0トリガー」など、非公開ゾーンでトリガーする能力を使うには、使用宣言を行う必要があります。今回の場合、ターン・プレイヤーの効果解決中に攻撃先のクリーチャーが封印されたので、その攻撃は中止され、非ターン・プレイヤーは能力の使用宣言を行うことができません。
+
| | (総合ルール 505.6a 506.1)
| - 505.6a
- 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
(総合ルール 506.3d)
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
- 506.1.
- ターン・プレイヤーは攻撃クリーチャーを指定します。
- 506.1a
- まず、ターン・プレイヤーはどのクリーチャーが攻撃するかを選びます。(この選択は任意です) 選ぶクリーチャーは適正に攻撃できる状態でなければいけません。アンタップ状態でなければならず、また、そのターンの開始時から継続してバトルゾーンにいるか、何らかの効果によって攻撃できないことが無効になっているのでなければなりません。攻撃するために何らかの条件を必要とするクリーチャーは、その条件を満たせない状態で攻撃クリーチャーとして指定することができません。
- 506.1b
- ターン・プレイヤーは、自分のクリーチャーに何らかの強制(そのクリーチャーは攻撃する、あるいは何らかの条件を満たした場合そのクリーチャーで攻撃するという効果)がある場合、そのターン中にそのクリーチャーを攻撃させなくてはいけません。強制の働いているクリーチャーが攻撃に参加する順番は任意です。
- 506.1c
- ターン・プレイヤーは選んだクリーチャーをタップします。
- 506.1d
- 以後、選ばれたクリーチャーは攻撃クリーチャーになります。「その攻撃」から取り除かれるか、または攻撃終了ステップまで、それは攻撃クリーチャーであり続けます。
- 506.1e
- ターン・プレイヤーはクリーチャーがプレイヤーまたはタップ状態のクリーチャーのどちらを攻撃するのかを指定します。
|
引用元
|
Q.自分の手札に《ZERO ハンド》があり、バトルゾーンに相手の《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》があります。
相手のターンの終わりに《ZERO ハンド》を使いたい場合、「侵略ZERO」の使用を宣言するのは相手が《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の能力を使う前ですか? それとも、使った後ですか?
A.相手が《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の能力を使った後で、「侵略ZERO」の使用を宣言します。
待機状態の効果を一度すべて解決してから、非ターン・プレイヤーは使用宣言が必要な能力の宣言を行います。
引用元(2021.6.24)
Q.相手は自身のターン中に《インフェルノ・サイン》を唱えて《劇の根源 マクガフィン》を墓地からバトルゾーンに出しました。そのターンの終わりに、相手の《劇の根源 マクガフィン》の効果で、自分は《ZERO ハンド》を引きました。 自分は「侵略ZERO」で、《ZERO ハンド》を手札から使えますか?
A.はい、使えます。ターン・プレイヤーの効果をすべて処理した後で、非ターン・プレイヤー側の能力の使用宣言を行います。
使用宣言を行うタイミングで《ZERO ハンド》は手札にあるので、問題なく宣言を行い、使うことができます。
引用元(2021.6.24)
Q.自分の手札に《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》があり、バトルゾーンに自分の《堕魔 ドゥリンリ》がいます。
自分のターンの終わりに、《堕魔 ドゥリンリ》の「ターンの終わりに」の能力を解決した後で、《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》の「無月の門・絶」の使用を宣言できますか?
A.いいえ、できません。ターンの終わりに、ターン・プレイヤーが使用宣言が必要な能力を使いたい場合、能力を解決しはじめる前にその使用宣言をしなければいけません。
この場合、《堕魔 ドゥリンリ》や他の「ターンの終わりに」トリガーした能力を解決する前に「無月の門・絶」の使用を宣言する必要があります。
引用元(2021.6.24)
Q.《真・龍覇 ヘブンズロージア》が攻撃した時、《時の法皇 ミラダンテXII》の「革命チェンジ」を宣言し、《時の法皇 ミラダンテXII》を出してから《SSS級天災 デッドダムド》の「侵略」の宣言はできますか?
A.いいえ、できません。「革命チェンジ」や「侵略」のような能力は使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、その解決を行う前に使いたいものをすべて宣言する必要があります。
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| | (総合ルール 506.3b)
| - 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
(総合ルール 603.2e)
- 603.2e
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。「ニンジャ・ストライク」や「革命チェンジ」、「無月の門」など、非公開ゾーンで誘発する誘発型能力は、すべて使用宣言が必要な誘発型能力です。これらの能力は、墓地やマナゾーンなど、公開ゾーンから使用する場合にも、使用宣言を行う必要があります。
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引用元(2021.9.24)
Q.《魂の絆 ラッタ&「火砲」》で攻撃し、《初不 <マジェスティック.Star>》と《オクトーパ <カーネル.Star>》の「侵略」の使用を宣言しました。先に《初不 <マジェスティック.Star>》に進化してから、《オクトーパ <カーネル.Star>》に進化できますか?
A.はい、進化できます。「侵略」の使用宣言をした後、その解決時に攻撃しているクリーチャーが「侵略」の条件に合致しなくとも、進化条件を満たしていればそのまま進化できます。
引用元(2021.9.24)
Q.《零獄接続王 ロマノグリラ0世》が攻撃する時、《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》の「アタック・チャンス」と《侵略者 デカペンタ》の「侵略」を宣言しました。先に《侵略者 デカペンタ》に進化してから、「アタック・チャンス」で《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》を唱えられますか?
A.はい、唱えられます。「アタック・チャンス」の使用宣言をした後で、攻撃クリーチャーがその条件に合致しなくなったとしても効果を解決できます。
引用元(2021.9.24)
Q.自分の手札に《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》が2枚あり、自分のターン中、まだ1枚も呪文を唱えておらず、相手の《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》がバトルゾーンにいる状況です。自分の《禁断竜王 Vol-Val-8》が攻撃する時、手札の《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》2枚の「アタック・チャンス」の使用を宣言できますか?
A.はい、2枚の「アタック・チャンス」の使用宣言ができます。1枚目の《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》の効果で《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》がバトルゾーンを離れた場合、2枚目の《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》も唱えられます。1枚目を唱えた後で《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》がバトルゾーンに残っていた場合、2枚目は唱えられず、手札に残ります。
引用元(2021.9.24)
Q.《流星のガイアッシュ・カイザー》が手札に2枚ある場合、相手のターンの終わりに両方の「相手のターンの終わりに」の能力を使えますか?
A.はい、相手のターンの終わりに、2枚の《流星のガイアッシュ・カイザー》の誘発型能力の使用宣言をすることはできます。ただし、バトルゾーンに出るのは1体のみです。1体目がバトルゾーンに出た後、2体目は召喚できないので、手札に残ります。
引用元(2021.10.22)
Q.自分は《堕呪 バレッドゥ》を唱えた時、手札にある《ガル・ラガンザーク》の「夢幻無月の門」の使用宣言をしました。カードを2枚引き1枚捨てる際、その使用宣言した《ガル・ラガンザーク》を捨てましたが、その《ガル・ラガンザーク》を「夢幻無月の門」によって墓地から召喚できますか?
A.いいえ、召喚できません。手札から「夢幻無月の門」の使用を宣言した《ガル・ラガンザーク》が解決の前に他のゾーンへ移動した場合、それは以前のゾーンでの状態を継続しません。「夢幻無月の門」の宣言をした《ガル・ラガンザーク》とは別のカードとして扱われてしまいますので、能力の解決はできません。
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| | (総合ルール 400.5)
| - 400.5.
- カードが、あるゾーンから他のゾーンに移動する時、新たにそのゾーンに加わったものとして扱われ、以前のゾーンの状態を継続しません。
- 400.5a
- 公開ゾーンから非公開ゾーンに移ったカードはそれ以上見ることができません。
- 400.5b
- マナゾーンでタップしていたカードをバトルゾーンに移動させる場合、それはアンタップ状態でバトルゾーンに出ます。
|
引用元(2022.5.20)
Q.相手の《偽Re:の王 ナンバーナイン》がバトルゾーンにいて、自分は呪文を唱えることができない状況です。
自分の《SSS級天災 デッドダムド》が攻撃する時、墓地にある別の《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」と《天災秘伝デッド・ディザスター》の「アタック・チャンス」を同時に宣言し、先に《SSS級天災 デッドダムド》の「重ねた時」の能力で《偽Re:の王 ナンバーナイン》を破壊してから、《天災秘伝デッド・ディザスター》を唱えられますか?
類似例:《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」
A.いいえ、唱えられません。呪文を唱えられない状況では、「アタック・チャンス」のような呪文を唱える能力の使用宣言もできません。
攻撃時にトリガーする使用宣言が必要な能力は、すべて同時に宣言する必要があり、宣言を行わなかった能力は使えません。今回の場合、能力の使用宣言をするタイミングでは相手の《偽Re:の王 ナンバーナイン》がいて、使用宣言が行えないため、その後《偽Re:の王 ナンバーナイン》が離れたとしても、《天災秘伝デッド・ディザスター》は唱えられません。
引用元(2023.2.17)
Q.相手が《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「メテオバーン」で自分のシールドをすべてブレイクした際に、自分は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を「S・トリガー」で召喚し、「出た時」の能力で《百鬼の邪王門》を山札から手札に加えました。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の攻撃中なので、これによって手札に加えた《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」を使えますか?
類似能力:「革命0トリガー」「ニンジャ・ストライク」
A.いいえ、使えません。ターン・プレイヤーの待機状態の効果を解決した後、まず非ターン・プレイヤーが使用宣言が必要な能力の宣言を行い、その後で非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を解決します。
《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」は使用宣言が必要な能力ですので、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》の「出た時」の能力を解決する前に宣言を行わなければ使えません。そのため、「出た時」の能力で手札に加えた《百鬼の邪王門》は使えません。
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| | (総合ルール 506.3)
| - 506.3.
- 次に、攻撃クリーチャーが指定されたことによって誘発する能力が誘発し、効果が待機状態となります。
- 506.3a
- クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
- 506.3b
- 誘発型能力の中には使用宣言が必要なものがあります。使用する場合、まずターン・プレイヤー側が使用するものをすべて宣言します。使用宣言が必要な誘発型能力とは、ニンジャ・ストライクや革命チェンジなど、非公開ゾーンで誘発する能力を指します。(参考603.2e)
- 506.3c
- その後、ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。
- 506.3d
- 非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
- 506.3e
- その後、非ターン・プレイヤーの待機状態の効果を好きな順番で処理します。この過程でターン・プレイヤー側の効果が誘発した場合、処理中の効果を解決した後でターン・プレイヤーの効果を優先して処理し、その後非ターン・プレイヤー側の処理に戻ります。
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引用元(2023.4.10)
Q.相手が《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「メテオバーン」で自分のシールドをすべてブレイクした際に、自分は《ドンドン吸い込むナウ》を「S・トリガー」で唱えて、効果で《百鬼の邪王門》を山札から手札に加え、攻撃中の《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を手札に戻しました。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の「相手がこのクリーチャーを選んだ時」の能力でマナゾーンのカードを墓地に置かれた後も自分のマナゾーンに闇と火のカードがあるのですが、この時、手札に加えた《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」を使えますか?
類似能力:「革命0トリガー」「ニンジャ・ストライク」
A.いいえ、使えません。攻撃中のクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、その後、非ターン・プレイヤーが能力の使用宣言を行えるタイミングはありません。《百鬼の邪王門》の「鬼エンド」は使用宣言が必要な能力ですので、攻撃クリーチャーを手札に戻した場合は宣言できず、使えません。
なお、《ドンドン吸い込むナウ》で《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》以外のクリーチャーを手札に戻した場合は、その処理が終わった後、攻撃が継続しているので《百鬼の邪王門》の使用宣言ができます。
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| | (総合ルール 505.6a)
| - 505.6a
- 一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3dで定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
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引用元(2023.4.10)
2021年4月14日に行われた裁定変更の前は召喚処理は可能で、クリーチャーを3体破壊する部分を処理できた。そして、実際に出ようとする段階で出せない効果が適用され、元々あったゾーンにとどまることとなっていた。