《アドラス》
アドラス SR 水文明 (7) |
クリーチャー:シー・ハッカー 4000 |
ウェーブストライカー |
WS−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーは、バトルゾーンにある自分自身の「ウェーブストライカー」を持つクリーチャー1体につき1枚カードを引く。 |
DM-11で登場したシー・ハッカー。唯一のスーパーレアのウェーブストライカー。
しかし、マナコストが重いため、数あるウェーブストライカーの中でも指折りの使いづらさである。
各プレイヤーは自身のウェーブストライカーの数だけドローできる。相手にも能力が及ぶのはマイナスでしかないが、ウェーブストライカー専用デッキのミラーマッチでも無ければデメリットにはならない。
自分だけがウェーブストライカーを使っているなら3ドロー以上は確定しているためコスト比的にはそれほど悪くないが、自身が重く、序盤にウェーブストライカーを並べていく段階では使い物にならないのが痛い。このカードにドローを依存している場合、7マナに達する前に息切れを起こすのが関の山である。
それでなくとも、重力級のウェーブストライカーには《星雲の精霊キルスティン》という強力なフィニッシャーが存在するため、そちらを押しのけてデッキに投入されることは考えにくいか。
その上ウェーブストライカーには自然文明が水文明より投入される傾向があるため、似たスペックの《口寄の化身》の存在もこのカードの評価を下げている原因である。
そもそも水文明入りのウェーブストライカーにはこのカードより安定したドローカードを入れる場合が多い。
以上の点から史上最弱のウェーブストライカーと評され、さらにはそのレアリティから史上最悪級のスーパーレアと酷評されることが多いが、まがりなりにも大量ドローの可能性を秘めており、出すべきところで出せばきちんとアドバンテージを稼いでくれる。カードプールの狭いウェーブストライカーだからこそ、選択肢として覚えておきたいカード。
- DM-11のスーパーレアの中では唯一1度も環境で使われていない。
- 北米版デュエル・マスターズ「Kaijudo」ではなぜか基礎スペック・能力ともに大幅に強化され、フィニッシャーとして実践に耐えうる強力なカードに変貌した。水/闇、コスト9、パワー8000、種族はシー・ハッカーではなくリヴァイアサンとキマイラに変更されcipでお互いにオールハンデスと、相手クリーチャーに次の自分のターンのはじめまで、相手はクリーチャーで攻撃もブロックもできない。というスペックである
- 2013年の全米夏大会優勝デッキにはこのカードが3枚フル投入されていた(Kaijudoでは同じカード名のカードを最大3枚まで投入できるルール)。そればかりか新規イラストとオリジナル種族を与えられて構築済みデッキの看板クリーチャーに抜擢されるなど、国内での微妙な扱いからは想像もつかないほどの大躍進を遂げている。いったいこのカードの何が海外のカードデザイナーを惹き付けたのだろうか。
- 水単色のウェーブストライカー持ちはこのカードを含めて3枚あるが、その全てのカードイラストをTaro Yamazaki氏が手掛け、どれも、触手の先に、黒い爪がついた五本の指のようなものを五方向に伸ばし、その間に赤い膜を張った器官を持つ。同氏によるその他のイラストには出てこないので、ウェーブストライカーの発動に関係した器官なのだろうか。
アドラス SR 水文明 (5) |
クリーチャー:シー・ハッカー 3000 |
ウェーブストライカー:バトルゾーンに出た時、自分の「ウェーブストライカー」を持つクリーチャー1体につき1枚カードを引く。(手札の上限枚数を超えるなら、上限枚数に達するまで引く) |
DMPP-04で実装。パワーは1000下がった一方、コストは2下がりcipで相手がドローを行えなくなったことから強化の側面が強い。
第1弾環境で使われていた《ペコタン》+《ミラージュ・マーメイド》で示されている通り、そこそこのサイズのクリーチャーを出しつつ大量ドローできるのは強力。大量展開が肝のウェーブストライカーで、マナカーブを阻害しないリソース補充として採用を検討することができる。
とはいえウェーブストライカーの展開を妨害され続けるとリソース確保したいのに出来ないという問題点はそのまま。
- 召喚時には影のような姿で海中をゆったりと動き回りしばらくした後顔を出すという演出がなされている。
- デュエプレに存在するシー・ハッカーは7種のみだが、CVを声優が担当しているのはこのクリーチャーのみである。
- DMPP-04
小さな海域の主だったアドラスは無限軍団の力を得て、今や世界に対して大きな脅威となった。圧倒的な軍勢を共にアドラスの逆襲が今、始まろうとしている。
収録セット
参考