Kaijudo(かいじゅうどう)

怪獣道。北米版デュエル・マスターズとしてリリースされたTCG。
《Tatsurion》はKaijudoオリジナルのカードをデュエル・マスターズ側に逆輸入したものである。

2014年8月を最後に、商品のリリースを終了した。
ソース:https:// icv2.com/articles/comics/view/29481/wotc-bails-kaijudo (※英語)

  • あくまでもゲームとしては日本版デュエル・マスターズとは別物である。その為、日本版デュエル・マスターズ側のカードをあちらで使ったり、Kaijudoのカードを日本版デュエル・マスターズ側で使ったりすることはできない。(※ただし、DMX-12で収録された《Tatsurion》などは日本版デュエル・マスターズのカードであるため、使用できる。)
  • カードイラストは日本版デュエル・マスターズから流用したものに加え、上述のTatsurionを筆頭にKaijudo独自のカードイラストも用いられている。
    • 前者についても一部のクリーチャーは色彩が変わっているなど、イラストの変化が確認できる。また、カードの能力については日本版とは全く異なるものも少なくない。《暗黒の騎士ザガーン》に関しては意図的なのか偶然なのか、全く同じ効果で収録されていた。
    • 《聖霊王アルカディアス》《腐敗聖者ベガ》などについては複数種のカードイラストを有効活用して、それぞれ3種類の異なるクリーチャーとしてイラストが流用されている。
  • クリーチャーが持つ能力はすべてキーワード能力として与えられている。「Skirmisher」や「Unblinking」のように同一の効果を持つ複数のカードが同名のキーワード能力を共有して保持することもあれば、「Hungry!」「Still Hungry!」のように同一の効果でもカード毎に異なるキーワード能力として保持することもある。
    • 「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」=「Skirmisher」、「自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする」=「Unblinking」など。
    • 《Blaze Belcher》《Om Nom Nom》は、どちらも「このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する」を持つが、前者は「Hungry!」、後者は「Still Hungry!」と異なるキーワード能力して割り当てられている。
    • フュリー・チャージ、およびホールド・ナッシング・バックはKaijudoのこの性質からデュエル・マスターズ上に存在するようになった用語である。
  • レアリティは☆〜☆☆☆☆☆の表記。☆はコモン、☆☆☆☆☆はスーパーレアという位置づけ。☆☆☆☆については革命編以降のベリーレアのようにイラストの一部がはみ出しており、☆☆☆☆☆についてはカードの縁に対して銀縁加工が成されている。
  • 上述の通り商品展開が終了している為、公式サイトも存在しない状態だが、2022年2月現在、以下のファンサイトからカードの情報などを閲覧することが可能である。
    • The Kaijudo Channel:http:// www.kaijudochannel.com/about (※英語)
      • カード情報を網羅している。大会情報やデッキリストの共有なども行われている。
    • Kaijudo Wiki:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Kaijudo_Wiki (※英語)
      • カード情報を網羅している。クリーチャー達の背景設定や世界観、アニメのキャラクターやシナリオなどもまとめられている。
  • Kaijudoそのものは終了してしまっているが、Kaijudo側でカードイラストを手がけたイラストレーターClazroom氏が後にデュエル・マスターズ側のカードイラストを手がけているなど、Kaijudoとデュエル・マスターズの繋がりは少なからず残っている。

TCGのデュエル・マスターズと異なるルール

ゲームルール自体は日本版デュエル・マスターズに近いが、一部デュエマと異なるルールも存在する。

  • 同名カードは3枚までしか使用できない(参考)。
  • デッキの枚数は40枚以上であれば何枚でもよい(参考)。
  • 置換効果は連鎖し、1回のイベントに対して複数の置換効果を置換効果の発生元1つにつき最大1回適用できる(参考)。置換効果は、ターンプレイヤーが自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用し、非ターンプレイヤーも自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用し、再度ターンプレイヤーが自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用する。これを連鎖可能な置換効果が両プレイヤーで存在しなくなるまで繰り返す。Magic:The Gatheringも同様のルールである。
  • カードの文明が不足なくマナゾーンにも置かれてさえいれば、その文明以外のカードをタップしてコストの支払いとすることができる。カードを使うのに文明の支払いは必要ない(参考)。すなわちデュエル・マスターズ プレイス文明の解放システムと同様である。
    • デュエプレと異なり、実行コストは文明の数より少なくなり得る。《Lux》のように、コストの下限を設けないコスト軽減が複数存在する場合、マナゾーンのカードをタップせずに召喚することも発生しうる。その場合でも文明の解放だけは必要である。

種族一覧

Kaijudoの種族はデュエル・マスターズの種族とは異なるものが多いが、デュエル・マスターズの特定種族のクリーチャーのイラストを持つクリーチャーが密集している種族も少なくない。

下記の表は、そのような比較によりKaijudoの種族とデュエル・マスターズの種族を紐づけたものである。

  • ドラゴンサイバーコマンドに対応する種族はKaijudoでもある程度名称が統一されており、それぞれ「Dragon」「Cyber」「Champion」となる。
    上述の通り、「Command」はコマンドに対応しているわけではないことに注意。
Kaijudoの種族デュエル・マスターズの種族
Angel Commandメカ・デル・ソル?(全4体、光器サーシャ+オリジナル3体)
Aquanリキッド・ピープル
Armored Dragonアーマード・ドラゴン
Attack Raptorアーマード・ワイバーン
Battle Sphereライトブリンガー
Beast Kinビーストフォーク
Berserkerヒューマノイド
Blaze Championフレイム・コマンド
Brain Jackerブレインジャッカー
Burn Bellyマシン・イーター
Celestial Dragonアポロニア・ドラゴン
Chimeraキマイラ
Colossusジャイアント
Corrupted(※オリジナル種族) 23/24が水文明
Cyber Complexサイバー・ムーン
Cyber Lordサイバーロード
Cyber Virusサイバー・ウイルス
Dark Lordダークロード
Drakonドラゴノイド
Dread Maskデビルマスク
Dune Geckoデューンゲッコー
Earth Eaterアースイーター
Earthstrike Dragonアース・ドラゴン
Enforcerイニシエート
Evil Toyデスパペット
Fire Birdファイアー・バード
Flying Fungusバルーン・マッシュルーム
Fractalバーサーカー
Human(※オリジナル種族)光/自然に1体のみ
Inferno Complex(※オリジナル種族)火文明に1体のみ
Invaderグラディエーター
Leviathanリヴァイアサン
Living Cityコロニー・ビートル
Mecha Thunderメカサンダー
Megabugジャイアント・インセクト
Melt Warriorメルト・ウォリアー
Mimicパンドラボックス
Monarch(※オリジナル種族)各文明に存在→ファイブ・オリジン・ドラゴンとして逆輸入
Mystic(※オリジナル種族)各文明に存在
Primal Championガイア・コマンド
Riptide Championサイバー・コマンド
Rock Bruteロック・ビースト
Rot Wormパラサイトワーム
Shadow Championデーモン・コマンド
Sky Weaverソルトルーパー
Skyforce Championエンジェル・コマンド
Snow Spriteスノーフェアリー
Specterゴースト
Spirit Quartzスピリット・クォーツ
Spirit Totemミステリー・トーテム
Star Sentinelスターライト・ツリー
Stomperアーマロイド
Storm Patrolガーディアン
Survivorアウトレイジ
Tarborgヘドリアン
Terror Dragonドラゴン・ゾンビ
Tree Kinツリーフォーク
Trench Hunterゲル・フィッシュ
Tsunami Dragonポセイディア・ドラゴン
Tuskerホーン・ビースト
Undertow Engineサイバー・クラスター
Void Spawnエイリアン
Wild Veggieワイルド・ベジーズ
Zombieリビング・デッド

コラボカード

参考