DMC-25 「勝舞紅蓮鋼速(しょうぶフルメタル・ファイアー)デッキ」

DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」 と対となるデッキ。価格は1300円(税抜)。現在は絶版。名前の通り、切札 勝舞が使用したデッキ。

限定カードはアルトアート《メタルカオス・ドラゴン》と、レアのカード4枚のアルトアート版。

クロスギアをうまく使えといわんばかりのデッキ構成。小型〜中型クリーチャー除去手段は豊富。

しかしパワー6000を超えるクリーチャーへの対応策がなく、大型ブロッカーを数体並べられるとほぼ詰んでしまう。
S・トリガーも殆ど無く、たった一枚の《地獄スクラッパー》にすべての防御が託されていると言っても過言ではない。

他にも《武装兵ミステリアス》アクセルがほぼ前提の《チッタ・ペロル》や、4枚積みの意味が薄い《ファイアー・ブレード》などクロスギアデッキとしても、速攻デッキとしても噛み合わせが悪い点は見受けられる。
当時は…というより現在も常時パンプアップさせるクロスギアが少ないのが致命的だったか。

上記のように、無改造ではコンセプトの定まらなさや明確な弱点を抱えているデッキである。
逆に言えば、デッキの中から自分に合いそうなコンセプトを探して改造していくデッキビルディング体験はしやすい。
取扱説明書に書かれているように、最低でもブロッカー対策やクリーチャーのパワーを上げるカードを入れて改造すべき。

  • このデッキの対となるDMC-26は単体でもそこそこの完成度を誇るため、特にそちらと比較して『弱いデッキ』と呼ばれてしまうことがしばしばある。
    • 同時に発売された構築済みデッキ同士を対戦させるような遊び方をした場合、そちらの《青嵐の精霊バルキア》を突破できるクリーチャーが存在しない。

収録カード(◎=アルトアート仕様)

参考


[1] 当時の構築済みデッキは、すべて既存カードかつ、VR1枚、R4枚、それ以外は全てUC以下という暗黙の縛りがあった