DMS-05 「ベスト・チャレンジャースターターセット」
DM-18のカードで構成されたスターターセットである。1,430円(税込)。
初心者向けであり、すぐに遊べるように構築済みデッキとして20枚1セットのものが2種類と、ルールブックとプレイマットが用意されている。
だが収録内容は過去のスターターセットと比べても相当見劣りするレベルで、《青銅の鎧》4枚と《テレポーテーション》1枚以外の旨みは無いに等しい。
切札の《ハンドレッドバレル・ドラゴン》も限定カードなのでコレクションする価値はあるが、実用に耐えうるスペックとはとても言い難い。
とにかく執拗なまでにバニラ及び準バニラのクリーチャーが収録されており、その数なんと16種25枚。
一方で除去カードと言えるものはたったの3種4枚、ブロッカーも3種6体、マナ加速も2種6枚ととにかく淡白さが目立つ。
スターターセットは初心者にルールを覚えてもらうためのものであるので、複雑な効果を持つカードは収録されないのが望ましい。が、大半のカードが4マナ以下かつロクな能力持ちもおらず、デッキとしてあまりにも弱すぎる。特に切札の《ハンドレッドバレル・ドラゴン》がコスト論的に明らかに損をしているのはいかがなものか。
入っているもの
- 構築済みデッキ(2セット/合計40枚)
- クイックスタートガイド(1冊)
- プレイマット(2枚)
- ルールブック(1冊)
- 限定ホイルカード(1枚)
解説付きのDVDは本セットでも無かった。
- 型番が「DMS」から始まるスターターセットは今回で一区切りとなる。その後時期はだいぶ離れているが、初心者向けのセットとしてスターターデッキシリーズが発売されており、そちらは本セットの半年後に発売されたDMC-32に近く、より実践的な内容になっている。
- S・トリガーも《幻竜砲》2枚しか収録されておらず、デュエル・マスターズの魅力の一つである「逆転」要素すらも実感しづらい。S・トリガーがこれほど少ないデッキはDMBD-02まで登場しなかったうえ、そちらにはニンジャ・ストライクという防御手段があるため純粋な防御力の低さでは群を抜いているといえる。
収録カード
参考