【キンコングループ】
《獣軍隊 キンコング》や《超幻影 ワラシベイベー》、《幻影 ミスキュー》といったコスト踏み倒し能力持ちの自然の侵略者を、《ノーダンディ・ネギオ》のデッキトップ固定と《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の踏み倒し能力によってループさせてマナを伸ばしつつコンボパーツを展開し、そこから無限ループに入る緑単ないし準緑単のデッキ。
《ワラシベイベー》の色彩も強いため「緑単ワラシベイベー」とも呼ばれる。
獣軍隊 キンコング VR 自然文明 (8) |
クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 11000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーをマナゾーンから召喚してもよい。 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき、自然の侵略者である進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからそのクリーチャーの上にタップして置いてもよい。 |
超幻影 ワラシベイベー SR 自然文明 (7) |
進化クリーチャー:ミステリー・トーテム/侵略者 11000 |
進化−自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。 |
侵略−自然のパワー6000以上のクリーチャー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の他のクリーチャーを1体マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分の山札の上から3枚を見る。その中からミステリー・トーテムまたは自然の侵略者を1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 |
概要
《チェインレックス》を正規コストで召喚するための10マナが貯まるまでマナ加速することが基本。《ミスキュー》や【チェイングラスパーループ】には搭載されない《ワラシベイベー》でコンボパーツを引っ張ってこれるケースも多々あるので、【チェイングラスパーループ】と比べると少ないマナで動けるケースが多い。
邪魔なクリーチャーは《掘師の銀》で除去すればよい。最速5ターン、《ミスキュー》や《ワラシベイベー》によるコスト踏み倒しを考慮すれば4ターンでループを開始できるので、S・トリガーでの守りを前提にすれば速攻はそれほど重く見る必要はない。そのため、【チェイングラスパーループ】の場合よりも《革命目 ギョギョウ》の採用率は低い。
【チェイングラスパーループ】と同じく、上手く回れば《チェインレックス》の重さを感じさせないデッキとなる。1つのデッキにループのルートを複数用意できるので、玄人向けのデッキとも言える。
主要カード
候補カード
ループの方法
- 《キンコング》をバトルゾーンに出す。《チェインレックス》の能力を使い、《ミスキュー》→《ネギオ》の順にバトルゾーンに出す。
- バトルゾーンに出てきた3体のうち2体に、《キンコング》の能力で《ワラシベイベー》を重ねる。
- 《ワラシベイベー》と《ミスキュー》の能力を1回ずつ解決して3体中2体をマナゾーンに。この時《キンコング》は確実にマナ送りにする。
- 《ネギオ》の能力で《キンコング》をデッキトップに固定。
- 残りの《ワラシベイベー》の能力を使ってトップの《キンコング》をバトルゾーンに出す。
- 1に戻っているのでこのループをうまく使って《ミスキュー》の能力を無限に使い、?以降のフィニッシュに向けてパーツを集める。
- 《有毒類 ラグマトックス》軸でのフィニッシュ
※こちらがライブラリアウトしてしまうため、《ミスキュー》と《ワラシベイベー》の能力では捲れたカードに関わらずクリーチャーをバトルゾーンに出さない。
バトルゾーンに《チェインレックス》1体、マナゾーンに《キンコング》1体、《ミスキュー》1体、《ワラシベイベー》4体(or《ワラシベイベー》3体+《ラグマトックス》1体)、《曲芸メイド・リン・ララバイ》1体、《ネギオ》1体、《霞み妖精ジャスミン》1体が必要。
- 《ネギオ》以外のパーツをタップしてマナゾーンから《キンコング》召喚。
- 《チェインレックス》の能力で《ミスキュー》→《ララバイ》→《ジャスミン》をバトルゾーンに出す。
- 《キンコング》効果で《ワラシベイベー》をバトルゾーンに出す。
- 《ワラシベイベー》の能力と《ミスキュー》の能力でバトルゾーンに出たクリーチャーたちを全てマナゾーンに戻す。
- 《ラグマトックス》を使う場合は、《ワラシベイベー》が出た時の《チェインレックス》の能力でバトルゾーンに出し、即座にマナゾーンに戻す。
- 《ララバイ》の能力を解決。
- 《キンコング》召喚に使ったマナが全てアンタップしたので《ララバイ》を《ネギオ》に置き換えて1〜6をやり直し
- 1〜7の無限ループでライブラリアウト成立。
- 《チェインレックス》2体体制でのフィニッシュ
バトルゾーンに《チェインレックス》2体、マナゾーンに《ミスキュー》1体、《ララバイ》1体、《ネギオ》1体、《ワラシベイベー》3体が必要。
※《ネギオ》の能力でトップに固定したカード以外は《ミスキュー》、《ワラシベイベー》効果でクリーチャーをバトルゾーンに出さない。
- 《キンコング》をバトルゾーンに出す。《チェインレックス》の能力で《ミスキュー》→《ララバイ》&《ネギオ》。
- 出てきた4体中3体に《キンコング》の能力で《ワラシベイベー》を重ねる。
- 4体中《キンコング》含む3体を《ミスキュー》1体、《ワラシベイベー》2体の能力でマナ送り。
- 《ネギオ》の能力で《キンコング》をデッキトップに固定。
- 《ワラシベイベー》の能力で残りのクリーチャーをマナゾーンに送り、トップ固定した《キンコング》をバトルゾーンに出す。
- 《チェインレックス》の能力で《ミスキュー》→《ネギオ》。
- 出てきた3体に《キンコング》の能力で《ワラシベイベー》を重ねる。
- 《ワラシベイベー》の能力で《キンコング》含む2体をマナ送り。
- 《ネギオ》の能力で《キンコング》をデッキトップに固定。
- 《ワラシベイベー》の能力で残りのクリーチャーをマナゾーンに送り、デッキトップの《キンコング》をバトルゾーンに出す。
- 《チェインレックス》効果で《ネギオ》をバトルゾーンに出す。
- 《ミスキュー》効果で《ネギオ》をマナ送り。
- 1に戻って《ララバイ》《ネギオ》の能力が1体分ずつ待機したのでこれをループしてライブラリアウトへ。
弱点
- コンボパーツが揃うまでしつこく《ミスキュー》の能力を使って山札をいちいちシャッフルする関係上、ループに極めて時間がかかる(2本先取の試合で1時間近くに達することもある)ため制限時間のある大会では事実上使用不可能。
- コンボデッキの常としてハンデスを警戒しなければならない。やはりというか緑単あるいは準緑単なので、ハンデスを食らった後の立て直しは比較的難しい。一見相性が良さそうに見える《キキリカミ・パンツァー》は、ループにおいては不純物であるため、搭載されない。《テラネスク》で手札補充は可能だが、そうすると《テラネスク》でマナ加速しない分だけ10マナに到達するのが遅くなる。
その他
- このデッキは《ベイB ジャック》登場前のデッキであり、《ベイB ジャック》が登場した後も《ベイB ジャック》を入れない点で通常の緑単ループとは一線を画す。《キンコング》のタップインによる踏み倒し能力が《ベイB ジャック》のマナクリーチャー化能力と相性の悪いものであるため、《ベイB ジャック》が入らないのはある意味当然である。
参考