《サイバー・チューン》
カードを3枚引いて2枚捨てる効果を持つ3コストの呪文と、《エマージェンシー・タイフーン》がそのまま大きくなったようなスペック。 デッキを3枚掘り進みつつ2枚の墓地肥やしも可能な水の単色呪文という、まさに待ち望まれていたスペックのカードと言えよう。 【墓地ソース】や退化デッキなど、相性のいいデッキは多い。《エマージェンシー・タイフーン》に比べて1コスト重くなっているのは気になるかもしれないが、実際に使ってみればこれ1枚で一気に2枚のカードを墓地に落とせる利便性の大きさに気づくだろう。墓地肥やしをしたいからにはできる限り多くのカードを落としたいもの。《エマージェンシー・タイフーン》のもどかしさを解消してくれている待望の呪文である。 《ブレイン・タイフーン》や《スクランブル・タイフーン》とは違い、S・トリガーである事も大きなメリットである。相手ターン中にトリガーすれば、手札の《斬隠蒼頭龍バイケン》を始めとするマッドネスを最大で2体も出せる。 【墓地ソース】や退化デッキのデッキスロットは元々カツカツであり、この手の初動となる墓地肥やしをより多く積むのは難しい。これからはエマージェンシー・タイフーンよりもこちらを優先するデッキ構築が主流となるかもしれない。《【問2】ノロン⤴》の登場により、2コストで2枚の墓地肥やしをできるクリーチャーが《戦略のD・H アツト》と合わせて8枚体制にできるようになったのも追い風となるだろう。 環境において登場以降【墓地ソース】を中心に採用されていたが、呪文比率を上げるとビートダウンを阻害するため採用が見送られる場合もあった。《プラチナ・ワルスラS》の殿堂入り後は【墓地ソース】は黒赤型が主流となったため、このカードも【墓地ソース】であまり見られないようになった。 一方、DMRP-06期から【チェンジザダンテ】で初動手札交換、マッドネス起動手段として使用されるようになった。DMEX-04発売から1か月程度が経過した環境では《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネス起動専用機として【青黒緑シャコガイル】に積極投入されるようになった。 DMEX-05期以降は【ロマノフシャコガイル】のパーツとして目立つようになった。 DMRP-11で《*/弐幻サンドロニア/*》が登場して以降は、墓地戦術や呪文サポートを利用しない限りそちらが優先されるようになった。 DMRP-17期に【デフォーマーループ】が各地の公認大会で使用されるようになると、《夜露死苦 キャロル》2枚ディスカードにより3コストの3ドローに化ける札としても利用価値が生まれた。ただし、《「伝説のサイバーパワー!」》の方が《夜露死苦 キャロル》をディスカードする枚数の要求値が低いため、基本的に5枚目以降の採用。 その他
関連カード
フレーバーテキスト
収録セット
参考タグ:
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