1.ターン1制限がない誘発効果を利用したループ
カードをデザインした時には誘発する条件が難しいと思われていたが、カードプールが広がるにつれてその条件を容易に満たせるようになりループすることが多い。デザインされた時から、条件が容易に満たせたものも存在する。同名カードが2枚以上あることが前提のループも多い。
2.コストの軽減によりデザインされたカードのコストと効果が釣り合わなくなることを利用したループ
3.cipで呪文を唱えるクリーチャーのcipを《テキサス・ストーム》、《フォース・アゲイン》で再利用するもの、墓地に行ったcip再利用呪文は《目的不明の作戦》、《失われし禁術の復元》、《龍素知新》で山札に戻しつつ唱える。このままだと、ただの遅延行為にしかならないので呪文を唱えることで誘発するターン1制限がない誘発効果を利用したりする。
4.ルールを変えるカードでループが可能になったもの
5.あるゾーンから踏み倒すがそのゾーンから踏み倒されたカードが移動しないとループが起こる。
例えば、(コスト7 このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。 )という効果を持ったクリーチャーがいたと仮定する。(以下Aと呼称)
Aと《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》で無限にAを出し入れできる。
- 5マナ支払い《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》を唱えてAをバトルゾーンに出す。
- Aの効果で《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》を唱える。
- 1に戻り無限にAがバトルゾーンに出る。
Aに他のcipがなければ、ただの遅延行為にしかならないが、他にcipがついてればそのcipを無限に使える。
Aに1ドローのcipをつけたもの≒《龍素記号Sr スペルサイクリカ》+《サイバー・I・チョイス》+《ドレミ団の光魂Go!》である。
Aのようにカードを複数枚のカードの効果を使って踏み倒すゾーンと踏み倒した後に移動するゾーン(通常ならクリーチャーはバトルゾーン、呪文は墓地に行く)を一致させてループを作っていた。このようなループが容易に起きるため、踏み倒した呪文は、基本的に山札の下に送られる。召喚時限定のcipなら、例外もある。→《Wave ウェイブ》
《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》の登場は、その挙動を再現するのに(手札からクリーチャーを踏み倒す呪文)+(自分のクリーチャーをバウンスる呪文)+(墓地からそれら2枚の呪文を2枚唱えるクリーチャー)が必要だったことを考えるとインフレの進み具合が分かるだろう。つまり、ループには2枚以上の呪文やクリーチャーを踏み倒すカードが必要なくなったのである。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》も踏み倒して呪文が再利用しやすい手札に戻るのもループの原因。
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