プレインズ・ウォーカー
DMX-22で登場した種族。
精神を刻む者、ジェイス P 水文明 (4) |
クリーチャー:ヒーロー/プレインズ・ウォーカー 3000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚引く。その後、自身の手札を2枚、山札の一番上に置く。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
ニコル・ボーラス P 水/闇/火文明 (8) |
クリーチャー:エルダー・ドラゴン/プレインズ・ウォーカー 7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札から7枚選び、捨てる。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体、破壊する。 |
DMX-22時点で、Magic:The Gatheringとのコラボカードである《精神を刻む者、ジェイス》と《ニコル・ボーラス》のみが持つ。
- Magic:The Gatheringに登場する存在、及びカードタイプである「プレインズウォーカー/Planeswalker」が元ネタであり、その言葉の持つ意味は「次元を渡り歩く者」。別のカードゲームからの参戦者としては適任といえるだろう。
- とは言え、他の作品からの参戦者にはこの種族は与えられておらず、また彼等は当然Magic:The Gatheringの作中においても次元を渡る能力を持つため、「別のカードゲームからの参戦者」という意図はあまり重要ではないか。
- 本家のプレインズウォーカーはクリーチャーではなく、攻撃もブロックもできない。さらに、忠誠カウンターを用いた忠誠度という特別なギミックを持つ。しかし、そのいずれもデュエル・マスターズにおいては再現されていない。これは、なるべく単発カードに特異性を持たせず、かつ小道具を極力使用しないようにするための措置であると思われる。
- Magic:The Gatheringにおいては、設定上プレイヤー自身もプレインズウォーカーである。すなわちプレインズウォーカーはプレイヤーと同格の存在であるため、使役ではなく「協力」を要請している、という形にせねばならない事情があって上記の特殊な仕様が用意されている。翻ってデュエル・マスターズのプレイヤーはプレインズウォーカーとは呼べないであろうから、同様の仕様にならなくともそう不思議でもないかもしれない。付け加えると、コラボカードの彼らがそもそも厳密に言えば本人ではない[1]可能性もあるが。
- デュエル・マスターズに例えて言うならば、「プレインズウォーカー」は「デュエリスト」に相当する。もしこちらに本家プレインズウォーカーのようなカードタイプが追加されるとすれば名称の候補としては有力だが、この単語が指す存在は「まだわかりません」のでその答え合わせをできる日が来るかは不明である。
- 出典であるMagic: The Gatheringではこの2体はいわゆる「エンドカード」なのだが、こちらではそのマナコストは大して重くもなく、《精神を刻む者、ジェイス》に至っては出しやすいためにどちらかといえばサポートカードの役割に移行している。あちらでは打ち消し呪文の存在や土地ルール等の差異、そして何よりシールドの不在によりゲーム全体のビートダウンへの牽制力がこちらより遥かに弱い事から、上述のコストでも「重い」部類に入るのである。忠誠度ギミックに強く依存する「奥義」を始めとした各能力が十全に再現されていないため、本家ほどには制圧力・決定力が高くないのも一因。
参考
Magic:The Gatheringでも同様の設定があり、「プレイヤーを助けようとした意志の分だけが表現されている」という扱い