追跡処理

この追跡処理はかつての裁定によるものであり、今ではルール変更によって消滅している。下記に書かれてあるものは、追跡処理が有効だった時のものであるため、注意


カード能力によって、特定のカードの処理の解決が待機している時、待機中にそのカードが別のゾーンに移動したとしても、誘発元のカードにその解決を行うゾーンの指定がなければ、そのカードは移動先のゾーンでも解決が実行されることを言う。

例としては、

  • 《龍装艦 チェンジザ》がバトルゾーンにいる時、《怒流牙 佐助の超人》の能力でコスト5以下の呪文をそのターン初めて墓地に捨て、一連の処理でその呪文をマナゾーンに置いた。その場合、その呪文が墓地に置かれた時点で《チェンジザ》の呪文を唱える能力がトリガーしているが、その呪文がどのゾーンから唱えるかの指定がされていないので、その呪文はマナゾーンから唱えることができる。
  • 自分のマナゾーンが5枚以下で、バトルゾーンに相手の《奇石 ミクセル》がいる時、マッドネス能力によって相手の《斬隠蒼頭龍バイケン》がバトルゾーン出てきて、一連の処理で相手がその《バイケン》を手札に戻したとする。この場合、バトルゾーンに《バイケン》を出した時点で《ミクセル》の山札送りにする能力がトリガーしているが、どのゾーンから山札の下に置くかを指定されていないため、その《バイケン》は手札から山札の下に送られることになる。

また、追跡処理が行われる場合は、解決の待機中対象となるカードがゾーンを何回移動しようとも追跡され続ける。

このルールの問題について

冒頭でも述べた通り、この追跡処理は過去のルールであり、現在このルールはない。しかし、超天篇環境ではこの追跡処理に関する裁定がゲームに大きく影響を与えるルールであるにもかかわらず、正式回答から一時期暫定回答なしに変えられ、事務局での回答が二転三転するケースが目立つようになったことで、多くのプレイヤーを混乱させた。

参考