X (キサナドゥ)
漫画「FE」「SX」およびアニメ「クロスショック」に登場する、Xの称号を持つ不亞家のデュエリスト。出身地は不明。アニメ版の担当声優は恒松あゆみ氏。
原作において「X (キサナドゥ)」と呼ばれる人物は2名存在する。
本来のXはX字の後頭部の装飾と窓が付いたヘルメットと鎧を身に付け、Y (イエスマン)を「イェスメン」と発音する、「No way out」「デリートしろ」など、英語交じりで言葉を話す女性。
もう1名は本来のXを殺害して成り代わっていた人型の化け物(以降、この化け物を「偽X」と仮称する)。
本来のXはガルド所属の「アフターR(レボリューション)」の一員であり、偽Xはアダムの部下の一人である。
本物か偽物のものかは不明だが、強力なブリザードを発生させる水か氷で構成された直径数十メートルの浮遊する球体を内部から操る事ができる。
本物のXは世界大会開催より前に南極のDMを探しにY (イエスマン)と共に南極に渡った。
世界大会開催に前後する頃にはYと共に南極のデュエルマスターを追い詰めた末に始末し、デュエルマスターの証を託されたサザンクロスと居合わせたNACと黒城 凶死郎を襲撃し、立ちはだかった黒城にYを差し向けて撃破するが、デュエルマスターが起こした奇跡によって取り逃した。
(ただし、偽Xの「Xはとうの昔に私が消した」との発言から、南極に渡る指令を受けた時点で既に成り代わられていたと考えられる。)
対戦描写が無いため、デッキの構築内容は不明。
偽Xは「FE」終盤、Xを迎えに来た不亞家のUFOを墜落させ、自身の持つ増殖能力を用いて残されたメンバーを襲撃、掃討する。
ザキラに対しては「デュエルで消してやろう」との事でデュエルを開始する。
ザキラの近くに居た事から、この時にリアニメイトを駆使していたザキラに《コーライル》による除去を仕掛けるなど、相手の戦略を読みきった上でのプレイングを行い、終始圧倒する。
が、止めを刺すべく攻撃したシールドから《アポカリプス・デイ》が唱えられ、《タイタンクラッシュ・クロウラー》が全滅。巻き込まれた《神滅海王グラン・ベルゼ》から《黒神龍グールジェネレイド》4体が降臨する。
続くザキラのターンでは《邪眼皇ロマノフI世》がバトルゾーンに出され、自身が出した《スカイ・ジェット》を逆利用され、一斉攻撃を受けて敗北する。
この時に死亡したと思われたが、実は生存していた。「デュエル以外では死亡しない」というガルドのメンバーと対照的なのはアダムの部下だからだろう。
顔の目玉は寄生虫であり、それを使ってザキラや角古 れく太を洗脳しているが、最終的には両者とも、完全な支配下に置くことは失敗している。
最終的にはザキラに洗脳し返され、目を回しながら、彼をアダムのところへ案内したところで物語から完全にフェードアウトした。
偽Xの使用デッキは光/水/火/自然の4色。内容は《ビックリ・イリュージョン》によってドラゴン化させた《タイタンクラッシュ・クロウラー》を《神秘と創造の石碑》《ドラグハリケーン・エナジー》によって大量にバトルゾーンに呼び出すというコンボデッキである。
アニメ「クロスショック」では漫画版のような偽者設定はなく、おそらく本物。切札は《サイバーX・ザナドゥ》。
- 「FE」コロコロコミック連載開始となる2005年4月号に付属していた「不亞一族大集結ポスター」での設定では、世界の果てにあるという桃源郷に住む男らしく、切札は《リアリティ・ヴォイド》。
- ザキラの回想と「SX」最終巻の9巻の設定資料で、本物のX「キサナドゥ」の容姿が判明。長髪に前髪の左右2本が交差してXを形作った髪形の美人である。
- 偽Xはアダム側のキャラクターだが回想で多少掘り下げれらたハプニング大佐らアダム親衛隊とは異なり、回想では一切登場しておらず、謎が残る存在である。
アダム親衛隊の面子からも一貫して「X(キサナドゥ)」と呼ばれており、偽Xの本当の名は不明のまま終わっている。
「SX」最終巻の集合絵での偽Xは小さく右端に倒れた状態で描かれており、和解し柔らかい表情で並んでいるアダム達とは対照的な扱いを受けている。
関連カード
キサナドゥ |
キャラクター:SP8 |
キサナドゥが現れた時、《敵》クリーチャーを3体呼び出す。 |
あなたのクリーチャーが攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。 |
7番手。原作でのコンボが出典と思われる3体呼び出しと攻撃誘導持ち。
尚「『できない』は『できる』に勝つ」原則から、《神滅竜騎ガルザーク》がいる場合《ガルザーク》には攻撃しなくていい。
原作を鑑みると当然だが、イラストに描かれているのは偽X(キサナドゥ)である。
参考