Q(キュー).Q(キュラー).G(ジー).QX(キュラックス)./「この()はさわらせないわ!」》

Q.Q.G.QX. R 自然文明 (4)
クリーチャー:グランセクト 12000
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置いてもよい。
相手は自身の山札を見れず、表向きにできず、順序を変えられない。
「この子はさわらせないわ!」 R 自然文明 (7)
呪文:グランセクト・ワード
S・トリガー
自分の山札をシャッフルし、上から1枚を表向きにする。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、タップして出してもよい。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならそのクリーチャーを攻撃する。

DM25-EX1で登場した自然グランセクト自然グランセクト・ワード呪文ツインパクト

クリーチャー側はcip任意マナブーストできる。また、相手に山札見た操作したりする行為をすべて禁止するロックを行う。
ただし、プレイヤー攻撃できない

呪文側はS・トリガーを持ち、自分の山札からランダムに1体を見せてそれがパワー12000以上ならタップインで出せる。さらに、そのクリーチャーへ攻撃誘導させる。

クリーチャー側の「山札を見れず、表向きにできず、順序を変えられない」能力は、例えば《天災 デドダム》リソース確保や《ヨビニオン・マルル》山札からのリクルートなど「山札を見る/表向きにする」ことから始まる能力を不発にしてしまうという強力なもの。
《巡霊者メスタポ》とは異なり、自分はそれらを禁止されないためこのカードの呪文側は問題なく使うことができる。
コスト4かつパワーも12000と高いため、通常の火力及びコスト火力に高い耐性を持つ。

呪文側は《ミステリー・キューブ》《ドンドン打つべしナウ》を合体させたような能力。踏み倒し先に問うのはパワーだけで、文明を問わずに出せる。

成功すれば相手はパワー12000以上のクリーチャー以外を攻撃対象にできなくなり、相手が小型横並び特化のビートダウンなら1ターンほぼ確実に封殺できる。
ただし、捲れたクリーチャーパワー12000以上でなければ失敗してしまう。そのため、このカードを採用するなら極力デッキ内のほぼすべてのカードをパワー12000以上で固めたい。

リメイク元である《Q.Q.QX》と比較すると、フィニッシャーとしての能力は失われたかわりにマナブースト呪文側のS・トリガーを獲得。
役割を大きく変え、クリーチャー側は山札利用メタとして、呪文側はグランセクトデッキの防御札として、それぞれの形で相手を足止めすることに特化した1枚となった。

クリーチャー側を出している時にガチンコ・ジャッジを仕掛けると相手だけがコストを参照できなくなり、捲ったカードのコストに関係なくガチンコ・ジャッジに勝てる。【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】の重要なコンボであり、《Q.Q.QX》と枠を争っている。
打点が豊富なこのデッキでは攻撃できないデメリットは意味をなさないため、高パワーで除去されにくいこちらに分がある。cipマナブーストとオマケ程度のS・トリガーも役立つ可能性がなくはない。
しかし、名目コスト1の差は地味ながら痛い上に、《Q.Q.QX》にはシールド焼却という強力な強みもある。一長一短なので環境に合わせて使い分けるか、併用して事故防止に役立てたい。

ルール

  • クリーチャー側のテキストにおける「見れず」の部分はいわゆる「ら抜き言葉」になってしまっている。各カードのルール文章は基本的に正規の文法に則っているため、このような事例は珍しい。

環境において

DM25-EX1で強いグランセクトプッシュが行われると、【緑単グランセクト】のパーツとして活躍するに至った。

もっともクリーチャー側の攻撃できないデメリットが厳しいため、基本はS・トリガーとしての運用、《ジャンボ・ラパダイス》で表向きにした際に相手にプレッシャーを与える見せ札としての役割がメインで刺さる対面にのみ投げつけるタイプのカードである。

2025年8月12日殿堂レギュレーション改訂後の【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】でも入賞実績を残した。
《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》3枚これ2枚というレシピで、製作者によるとガチンコ・ジャッジの勝率を少しでも上げるため、また呪文側の踏み倒し先が少なかったため《Q.Q.QX》を優先したとのこと。

その他

関連カード

収録セット

参考