国士無双(こくしむそう)カイザー「勝×喝(ガッツ)」》

国士無双カイザー「勝×喝」 P 火文明 (8)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のドラゴン1体につき1回、相手とガチンコ・ジャッジする。こうして自分が勝つたび、相手のコマンド1体または相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
スピードアタッカー
W・ブレイカー

DMD-07で登場したレッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン

《永遠のリュウセイ・カイザー》あたりから定番になりつつある、8コスト8000のW・ブレイカースピードアタッカー。基礎スペックとしては及第点と言えるだろう。

肝心の能力はガチンコ・ジャッジの勝利数だけ7000火力orコマンド確定除去。範囲としては中々に広く、厄介なクリーチャーの多いコマンドが対象なのも嬉しい。
ガチンコ・ジャッジは味方ドラゴンの分だけ行う。つまり「バトルゾーンに大量にドラゴンがいれば良い」ので【連ドラ】に適当に挿しておくだけでも活躍が見込める。逆にいうとドラゴンが少なければ強さが発揮できない為、下準備してから出したり大量展開に混ぜるなどの手段がほぼ必須となる。この点は単体ではどうにもできないため、他のカードで補助することが望ましい。
注意点として、ガチンコ・ジャッジ破壊はともに強制で、回数も選択できない。基本的には気にならない点だが、相手のバトルゾーン次第(《レッド・ABYTHEN・カイザー》がいる場合など)ではデメリットになる。

同じくDMD-07に収録されている《超無双 ヤマタヘッド 8th G》が立っているところに出すことができれば、相手のクリーチャーを一気に壊滅させることも夢ではない。討ち漏らした敵もあちらの攻撃時の12000火力で対処できる可能性がある。
1回の効果でのガチンコ・ジャッジの試行回数が多いほど好相性であり、恐らくデザイナーズコンボだろう。

  • 先述のとおり【連ドラ】との相性が非常に良いが、あくまでも除去に専念した効果であり、打点には直接つながらない点は考慮すべきである。その上、【連ドラ】全体除去としては他にも候補がおり、特に同DMD-07で登場した《偽りの王 モーツァルト》は条件こそあれどファッティも仕留められる。
    やるかやられるかの戦術をとることの多い【連ドラ】として、全体除去はあくまでも打点を通す際の補助や相手による妨害の打開策としての側面が大きく、その点で考えるとファッティにはあまり手が届かないこちらでは少々厳しい場面も少なくない。
    ただし、素のコストが(【連ドラ】としては)やや低い点、W・ブレイカースピードアタッカーなので即座に打点に貢献できる点、(《モーツァルト》と比較すると)仮想敵にドラゴンが多い場合でもやや腐りづらい点などを活かすことで、他の候補との差別化も可能かもしれない。
  • 名前にある「国士無双」とは国中で並ぶ者がないほどすぐれた人物のことを指す。ガチンコ・ジャッジを複数回行い、場を壊滅させる能力をみると、確かに隣に並ぶものは誰もいない。
    • 国士無双は、麻雀の役満の一つでもある。現代では四字熟語としてよりもこちらが有名かもしれない。
  • 非常に細かい点だが再録時にカード名が一部変更された珍しいカードでもある。初登場のDMD-07では「勝x喝」で、「×(バツ/かけるマーク)」ではなく「x(エックス)」である。再録時のプロモーション・カードでは「勝 × 喝」となっており、「×(バツ/かけるマーク)」に変更された上でその両脇に半角スペースが追加されている。
    • 2022年12月時点のデュエマ公式サイトのカードリストでは、「勝×喝」となっている。初登場時と同様…と思いきや、半角スペースは無いものの「×(バツ/かけるマーク)」になっている(「×(バツ/かけるマーク)」と「x(エックス)」のそれぞれでカード検索してみると分かる)。なお、プロモーション・カードのほうは掲載されておらず、比較はできない。
      いったいどういうことなのだろうか…。掲載されているイラストを見るにやはり初登場時は「x(エックス)」が使われており、そこから推測すると、イラストは当時のまま掲載したがカード名だけ修正されたのかもしれない。仮にそうなのであれば、データベース登録時にもカード名が再変更されている、非常に稀有な事例となるだろう。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPS-10
    その強さに、比類なし。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考