アウトレイジ(種族)
DMX-13にて初登場した特殊種族。対となる種族はオラクル。
デッキとしてのアウトレイジ→【アウトレイジ】
エピソード2の1万年後の世界で、オラクルの非人道的支配から解放されるために戦っている種族。
命名ルールは○○(肩書き) 〜。肩書きにはカタカナで独特のルビが振られる。
進化クリーチャーの場合、カタカナだけの肩書きに普通の肩書きのルビが振られる。
肩書きの後の名前は属する文明ごとにそれぞれに由来があり、
- 光:宝石や金属
- 水:SFや科学技術に関する用語や人物の名前
- 闇:ホラー映画・モンスターアクション映画
- 火:乗り物の名前・用語
- 自然:動物・植物の学名や生物に関する言葉
となっている。
多色になると属する文明のいずれか一つまたは両方を掛けた名前になる。
種族にアウトレイジのみ持つ無色は《破界の右手 スミス》と《砕界の左手 スミス》以外存在しないため、命名ルールは不明。
多種族冠詞は「無法」。
暴走龍(ライオット) 5000GT VIC 火文明 (12) |
クリーチャー:アウトレイジ 12000 |
このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。 |
誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。 |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
ダークナイト(神砕き) クリストファー P 水文明 (5) |
進化クリーチャー:アウトレイジ 7000 |
進化−自分のアウトレイジ1体の上に置く。 |
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、アウトレイジを1体選び、このクリーチャーの下に置いてもよい。残りを自分の手札に加える。 |
W・ブレイカー |
オラクルと同じく、ハッキリと眼が描かれた人型クリーチャーが存在し、サングラスを付けていたりスーツに身を包んだ者が多い。しかし、《頼むぜ!カツドン》や《百万超邪 クロスファイア》のように人型でないものもいくつか存在する。
多くのアウトレイジは、種族にアウトレイジ関連(アウトレイジMAXやアウトレイジOMGなど)のいずれか1つしか持たない単種族である。一部オラクル等を併せ持つクリーチャーは登場しているが、エピソード3以前の通常種族との多種族クリーチャーが存在しない。しかし、既存の種族の特徴がとれる者が多く存在する為、それらから変化した種族だと思われる。
体の一部を武器に変化させることができ、体の一部が武器に変化しているのはカードイラストからでも見てとれる。変化する場所は両腕だけとは限らず、《潜行する穿孔 ギーガ》の様に足が変化している者も。
全身を変形させられるものも存在し、彼らは「エグザイル・クリーチャー」と呼ばれている。やや癖は強いものの、手札からコスト踏み倒しできるので場持ちはよい。《無敵剣 カツキングMAX》など強力なものも多い。
無法者の名前は伊達ではなく、《終末の時計 ザ・クロック》や《蛙跳び フロッグ》等、これまでのデュエル・マスターズの常識を覆す能力を持ったクリーチャーが多い。
トリッキーながらも汎用性の高いものもおり、前者は定番のS・トリガーとしてよく使われている。
種族としての特徴は墓地肥やしと相性が良いこと。全体的に墓地に関連する能力が多く、墓地が増えれば増えるほど強くなるカードが多い。代表格は《暴走龍 5000GT》と《百万超邪 クロスファイア》。それぞれ強力なアタッカーまたはフィニッシャーとして知られている(→【墓地ソース】)。サポートとしては《日曜日よりの使者 メーテル》などがおり、墓地肥やしを加速させつつ《天災超邪 クロスファイア 2nd》に繋げることもできる。
他には、破壊されるかわりに自らをシールドにするシールド・ゴー能力を持つものも存在する。こちらはそこまで数は多くないものの、《驚異的陣形 アレキサンドライト》や《守護大帝 ストーンゴルド》のサポートによって専用デッキを組むことも可能(シールド・ゴー)。
コスト軽減を行う一撃奪取はビートダウンの補助として活躍する。例えば【ガネージャビート】では《一撃奪取 トップギア》または《一撃奪取 マイパッド》から《無重力 ナイン》をばら撒き、次のターンに《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》に進化して殴ることが可能(【ガネージャビート】)。
他には《一撃奪取 アクロアイト》を《聖球 リブリバリア》(→【白単速攻】)、《一撃奪取 ブラッドレイン》を《夢幻騎士 ダースレイン》(→【黒単ビートダウン】、【ダースレインビート】)に進化させることもできる。
その他《不死帝 ブルース》や《無限皇 ジャッキー》など、デッキのコンセプトに出来るカードも多く、ビートダウンからコントロールまでこなす非常に幅の広い種族と言える。
逆にいえば、アウトレイジだからと言ってどれも同じデッキに入るとは限らない。自分のデッキタイプに合わせてうまく選んでやる必要があるだろう。
- 「アウトレイジ(outrage)」とは、「非道・乱暴(な行為)」、または「憤慨」等といった意味を持つ。また、背景ストーリーから「オラクルのもたらした退屈("Laze")な世界を抜け出した("Out")種族」という意味も含んでいると思われる。
- どちらかと言えば他TCGに見られるようなデザインが多く、今までのデュエル・マスターズのクリーチャーとは一線を画する。その姿はヤクザやマフィアの様であり、子供向けには程遠いが、ビートたけしこと北野武監督作品「アウトレイジ」も少なからず元ネタなのだろう。
- 同時期に登場した別種族のクリーチャー・呪文も含め、全体的に映画が元ネタになっている。
- 『デュエル・マスターズ 超全集E3』では「レイジ」と略称されている。同著によると、自由のためなら命を捨てるほど自由を愛するという。
- 多色ではメインカラー故に火と水の複合がかなり多い。それ以外の多色カードも存在するが、やはり水火自然で固まっている場合が多い。
背景ストーリー上の特徴
- 前記したように体を武器化させることができるが、その原理は今のところ謎。しかし、オラクルはこの現象はアウトレイジのとある秘密に関わるとして恐れている。
- DMR-10では対立するオラクルが壊滅したためか、内部分裂して争い始めた。もっとも彼らはもともと団結せず争いあうことはザラであり、また争いあうことが友情を関係する儀式であったようだ。
- あらゆるルールを捻じ曲げる無法者という設定が幸いしたのか、革命編で再登場を果たす。今後思いもよらない形で再登場するかもしれない。
- 川崎大輔氏のTwitter(X)によると、アウトレイジの存在意義とは「シャングリラを克服した証」「物語を登場人物が受け入れた象徴」。ゼニスによる事件を乗り越えた先に、出自を無視して現れるのがこの種族なのだという。
また、トライストーンも同様に、ゼニス襲来克服の証と言える存在である。
- もちろん「アウトレイジが現れなかった」世界も存在しないとは言えず、それは即ち「シャングリラ(パラレル)により世界が停滞した」事を意味する。分かりやすい例が遊撃師団世界(セレス世界)であり、ゼニス・セレスが世界の支配を完遂してしまった結果、アウトレイジはもはや存在しなくなり、E世界でアウトレイジだった者は皆オラクル・セレスに取り込まれている。
アウトレイジに関連する能力を持つカード
アウトレイジを進化元とするカード
参考
アウトレイジ(種族カテゴリ)
アウトレイジとある種族
参考