エイリアン

DM-39 「覚醒編 第4弾 覚醒爆発(サイキック・スプラッシュ)」で姿を見せ、DMR-01 「エピソード1 ファースト・コンタクト」から本格的に登場した特殊種族

この種族を持つクリーチャーは全体的に「目がなく、口が大きく、つるっとした肌には光り輝くオーブが埋め込まれている」ような外見のものや、グロテスクで奇抜なデザインのものが多い。DMR-01期の公式ガイドブック『デュエル・マスターズ マンガでわかるE1完全攻略ガイド』によると、「感情に乏しく、ただ破壊と捕食を目的とする種族」とのこと。

しかし、DMR-03ごろから、この特徴にあてはまらないものが多数登場してきている。
特に《愛の無限オーケストラ》のイラストからは「感情に乏しい」とは程遠い、むしろ仲間を想う気持ちに溢れたような姿が見て取れる。

カードとしては、対となるハンター単色カードがほとんどなのに対して、エイリアンは多色カードや、多色を推奨するようなカードが多い。また、エイリアンのサイキック・スーパー・クリーチャーも今のところすべて多色である。

命名ルールは、登場時点では既存の種族の命名ルールに超巨星クラスの恒星の名前が追加されたもの。
DMR-01からは「ガガ」、は「セブ」、は「ザビ」、は「ギル」、自然は「ジオ」が、DMR-02から多色は「ディス」がそれぞれさらに名前に加えられるようになり、冠詞が漢字であてられているものもいる(例:《横綱 義留の富士》)。
また、「光器」が「光鬼」「聖霊王」が「聖隷王」になるなど、既存の冠詞が読みはそのままで漢字が変わる事がある。

しかし、命名ルールが適用されないクリーチャーも多い。

これより、他の種族と比べてカード名だけで種族を特定するのが困難である。
エピソード2では命名ルールがなくなり、通常種族とほぼ同じものになった。
また、ハンターを合わせ持つエイリアンのカード名には「鬼」という単語が入っている場合が多い。

現在では「目がなく、口が大きく、つるっとした肌には光り輝くオーブが埋め込まれている」以外の設定はほぼ無くなってしまったと言えるだろう。
「ガガ」「セブ」「ザビ」「ギル」「ジオ」「ディス」に関しては、ドラゴン・サーガより後の新カードでは、ついたり、つかなかったりしている。

複合種族の命名ルールが優先されるタイプの特殊種族であるため、種族単体の冠詞は存在していなかったが、DMRP-19《異鎧 ディスマジ-2》では「異」の文字が与えられている。正式な2文字の冠詞は不明。

エピソード3でも少数ながらも登場し続けたが、ドラゴン・サーガ以降は背景ストーリーに登場しなくなり、新規クリーチャー収録の機会は大きく減った。

その後には《激熱 カ・レーパン》《STARSCREAM -ALT MODE-》などの新規クリーチャーが登場している。
彼らは宇宙出身であり、パンドラ・スペース出身の他のエイリアンとは異なり、一般的なの意味での「エイリアン」としてこの種族を有していると思われる。

基本的に特殊弾でもエイリアンがフィーチャーされることはほとんどないが、プリンや鬼丸の派生カードは「ハンター/エイリアン」という特徴から稀にエイリアンの強化に繋がることもある。

DM23-EX2のリバイバルテーマにエイリアンが抜擢され、E2以来の種族強化を貰うに至った。

毒針の暗殺者アンタレス R 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 4000
自分のターンの終わりに、クリーチャーを1体、自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、そのクリーチャーよりコストが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。
電流戦攻セブ・アルゴル UC 水文明 (5)
クリーチャー:アースイーター/サイバーロード/エイリアン 2000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃することができない。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト5以下の、光、水、闇いずれかのサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。

背景ストーリーにおいて

背景ストーリー上はΖ一族を傀儡としていた種族であり、Ζ一族の敗北を知ってから自ら侵略を開始した。

フレーバーテキストによると、エイリアンは超次元のさらに奥の時空のゆがみにあるパンドラ・スペースクリーチャーたちで、こちらの世界と同じように5つの文明が存在し、それらを融合させることもできるという。
覚醒の力はもともとは彼らのものであり、Ζを裏で操っていた黒幕であり、ハンターが誕生するきっかけを作ったのも彼らである。

また、《若頭 鬼流院 刃》フレーバーテキストによれば、彼らの行動の裏にはアンノウンという謎の存在が関わっていることが示唆されている。

+  後に明かされた真相と、その後の顛末

その他

  • 上記の「デュエルマスターズ・ビクトリー」の登場人物の事もあってか、温泉相撲名古屋に関連したカードがそれぞれ複数存在する。
  • 「エイリアン(Alien)」という英語は本来なら「外国人、異邦人」の意味合いであるが、映画のエイリアンなどの影響でもっぱら「異星人」や「地球外生命体」というように使われている。
  • 不死鳥編で登場した惑星型フェニックスとは、星に関する命名ルールや、異次元から現れたという設定が共通している。また、DM-05およびDM-06で登場したサバイバーとも、クリーチャー世界と異なる空間から現れたという設定や、体の一部に球体を有するという設定が共通する。

エイリアンに関連する能力を持つカード

エイリアンを進化元とするカード

参考