《新時代の幕明け》
新時代の幕明け P 火文明 (4) |
呪文 |
S・トリガー |
相手プレイヤーに握手を求める。 |
各プレイヤーは3枚ずつカードを引いてもよい。 |
次世代WHF'17 Winterの来場特典として先行配布され、DMX-26で登場した火の呪文。
相手に握手を求めた後、両プレイヤーは3枚カードを引くことができる効果を持つ。
見ただけで《サイバー・ブレイン》を想起させるスペックだが、文明が変わり、何より相手も同数カードを引く事ができてしまう。一応「引いてもよい」なので相手がドローを選択しない可能性もあるが、相手からすればデメリット無しの純粋なアドバンテージを得られるチャンスなのでまずありえない。S・トリガーを使わず自ターン中にコストを支払って唱えるのなら、その数的アドバンテージの恩恵を真っ先に受けるのは相手であろう。
よりにもよってDMRP-01で《王立アカデミー・ホウエイル》が登場したのも厳しい。
火のドローソースである事や、増えた相手の手札をハンデスの餌食にする等、使うにはひと工夫必要である。
- 引くカードは「3枚ずつ」であり「3枚まで」ではない。つまり引くと決めたプレイヤーは必ず3枚引かなければならない。
- 前述の通りドローは3枚で固定のため、《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》と組み合わせると相手はドローを選択=自身の敗北となる。効果を考えると相手はドローしなければ良いだけだが、「仮にも握手を求めた相手に対し、その場で即死する選択肢を与える」という酷い絵面が完成してしまう。
- デザインとしては、数的なアドバンテージを取ることに執着するのではなく、お互いが楽しいデュエマを進める為に握手をして仕切りなおす…といったところなのだろうか?
- 握手を求めるのとカードを引くのは別の行に書いてあるので、その2つに関係はない。
- 相手は握手を断ることもでき、断った場合でも自分も相手もカードを3枚引いてもよい。感染症などの観点から、接触を強要することは望ましくない。
- 握手を求める効果は、「相手プレイヤーに握手を求める。相手は、それに応じてもよい」という解釈ができる。実際、相手に選択権のある任意効果という裁定が下っており、つまりこのカードをループさせても相手が「無限の回数拒否できる」ということになるため、相手が拒否する意思を見せる限り握手を成立させることはできない。
- DMEX-08版では、平成からの改元の際、菅官房長官[1]が掲げた「令和」の台紙が描かれている。流石にオリジナルそのままではなく、模倣品の贋作である。
関連カード
収録セット
参考
2019年当時