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逆転の精霊ヘブンイレブン8210式 P 光文明 (11) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド 11000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
バトルゾーンに自分の光のクリーチャーが11体以上あれば、自分のクリーチャーすべてのパワーは+11000され、シールドをさらに11枚ブレイクする。 |
DMX-12で登場したエンジェル・コマンド。
コロコロコミックで当時連載中の漫画「イナズマイレブンGO」とのコラボカードである。
自身を含む光のクリーチャーを11体以上並べることで、《超竜サンバースト・NEX》と同等のパンプアップに加えて、追加ブレイクで最高132枚以上のシールドをブレイクできる。
デュエル・マスターズにおいてシールドが40枚以上並ぶことは通常のデッキでは起こり得ない(《カモン・ビクトリー》を使うデッキならばあり得るが)。11枚以上並ぶだけでも相当珍しいため、非常にオーバーキル感の漂う能力。
だが、本体と条件の文明が違い、マナコスト・必要なクリーチャー数が同じである《サイバー・J・イレブン》に比べると非常に見劣りする。
1回ごとの攻撃を強化するパワーおよびブレイク数の増加と、その場で勝利そのものを直接手にできるエクストラウィンとは雲泥の差である。
など、あらゆる手段で攻略されてしまう。
そもそも、光で展開しやすいのは軽量なブロッカーだが、プレイヤーを攻撃できないものがほとんどであり、このクリーチャーのブレイク数増加能力と噛み合っていない。
ブロッカーを持つため《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒せるが、それを使うデッキではこのクリーチャーを使わなくともそうそう当たり負けしないような大型ファッティが揃っており、このクリーチャーを呼び出す前に押し勝ってしまう可能性は高い。仮に出せたとしても、クリーチャーの基本的な性能しか強化しないこのカードが特別勝敗を分ける状況はほぼ0に近いだろう。
一見「オーバーキルすぎて実用性が伴わないカード」の典型的な例に見えるが、手間に対して強さが伴っていない、オーバーキルですらないカードと言える。《サイバー・J・イレブン》のようなエクストラウィンならまだ救いはあったかもしれない。
もっとも、狙って作られたネタカードの宝庫であるDMX-12のシークレット枠のカードなので、深いツッコミは野暮というものだろう。