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逆転のオーロラ R 自然文明 (5) |
呪文 |
自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。 |
DM-03で登場した、自然らしからぬスーサイド的側面を持ち合わせる豪快なマナブースト呪文。
「好きな枚数」なのでちまちま数枚をマナゾーンに置くことも可能だが、それではわざわざこの呪文を唱える意味は薄い。
様々なコンボに組み込んで豪快な動きをすることこそ、このカードの真価と言える。
このカードの突飛なブースト性能は魅力なのだが、自身が5マナと重めなのは厳しい。
コスト軽減やシールド追加、マナのアンタップでも行わない限り、基本的にそのターン内では使えるマナが増えることは無い所が難しく、かと言って5マナたまっている時点で更なる高リスクのマナブーストが欲しいかと言われると、カードプールが少ない初期の段階では疑問の余地が多かった。
その後、《母なる大地》の登場から、マナゾーンのカードの枚数を参照する呪文の系統が登場するようになり、以前よりは使い勝手が増したと言える。
しかし、やはり安全面を考えると、その他山札からのブースト呪文よりも汎用性は乏しい。現在使える「母なる〜」も《母なる星域》のみである。
以上より、使用の際には以下のいずれかの点を満たす必要があると言える。
1番目の戦略で考えられるのは、目下一番で有名な《憎悪と怒りの獄門》とのコンボ。《ラブ・エルフィン》等でコストを軽減させれば、即死コンボを決める事も可能。
ただし、S・トリガーを許す、マナゾーンに移動するシールド内の文明、多色のタップインに依存する点など、不安定さが残る。
ここはやはり《デビル・ドレーン》同様、シールド0枚でこそ効力を発揮するクラッチのような戦術に組み込みたいところ。
あちらは手札が増えるため、《光姫聖霊ガブリエラ》や《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》のG・ゼロからの《巡霊者ウェビウス》のG・ゼロに繋げやすく、そこからの展開が考えられる。
一方、こちらはマナブーストになるため、先述の《母なる星域》からの展開が考えられる。→【オーロラマリッジ】
また、革命の登場により注目された。これ1枚でシールドを自ら好きなだけ削ってマナを伸ばし、簡単に革命を扱える。革命0を持つ《燃える革命 ドギラゴン》とは特に相性がいい。
登場当時はスーサイドとしての利用が未開拓で、《憎悪と怒りの獄門》が登場してからもそちらのコンボは返り討ちの危険性が高いネタコンボに過ぎなかった。
基本的に使いにくかったが、メタデッキに採用された実績も一応あった。《無双竜機ボルバルザーク》殿堂入り後の【ボルバルステロイド】において、《母なる大地》経由でシールドのボルバルを回収するというコンボに使用されて結果を残している。
【緑単ループ】でもコンボパーツを回収する手段として使用されていた。《成長目 ギョウ》をループさせてもシールド回収はできたが、大会によって設けられる時間制限を意識すればこのカードに軍配が上がった。【緑単ループ】の現役末期にはあまりにも殿堂入りカードが増えたため、このカードにシールド回収が一任された。
後にツインパクト化され《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》になった。それによりこちらの出番は無くなると思われたのだが、あちらはクリーチャー側の面を優先して使う場面が多く、呪文面と合わせてフル活用するには4枚積みでは足りなくなっていた。そのため、5枚目以降としてこちらも投入されていた。
超天篇環境では【BUNBUN・ヴァイカー】や【メルゲドッカンデイヤー】、【ヨミジループ】系統など、とにかく重量級マナドライブ利用型で使われた。当時の環境の速度上4ターン以内に勝負が決まらなければ、殆どのデッキとの対面でカウンター封じによるワンショットやブレイクによらない勝ち筋で料理されたため、大規模シールド回収による負けのリスク増大が逆の意味で機能しなかった。
逆転のオーロラ R 自然文明 (5) |
呪文 |
自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。 |
DMPP-11で実装。マナブーストが疑似タップインになっていた。DMPP-25の再録でその制限が取り払われた。
2024年3月28日メンテナンス前のテキスト |
TCG版では、マナを増やすカードと言うより、(相手にシールドブレイクされておらず、多色がシールドゾーンになければ)実質0マナで自分のシールドがない状態を作り出すカードとして使われていた。加えて、盾落ちした殿堂入りまたは1枚積みしたカードをマナゾーンに装填する役割も果たしていた。
デュエプレでは自分のシールドの個数を調整したりする運用には1ターンの遅延が発生することになり、大幅に実用性が損なわれた。
《居合のアラゴナイト》や《勝利のガイアール・カイザー》など、時代問わずスピードアタッカーの存在は度外視できないため、安易に全部をマナ送りするのができないのがもどかしい。かといって2枚ブースト程度で抑えると《アルティメット・フォース》で良いとなってしまう。
《光姫聖霊ガブリエラ》のG・ゼロや《次元院のディメンジョン・ホーン》のタップスキルなど、支払えるマナが残っていなくても行動できるカードとの併用は必須だろう。
タップインだと使用者は皆無だったが、TCG版に戻ったことで革命などと使えるコンボが考えられるようになった。
例えば【オーロラドギラゴン】を真似たデッキも組める。