《ヘブンズ・ゲート》
ヘブンズ・ゲート R 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを2体まで、自分の手札から出す。 |
DM-16で登場した光の元祖ヘブンズ呪文。
手札から非進化の光ブロッカーを2体まで出せる。初登場から今日までたびたび話題になり、今でもたまに環境に顔を見せる代表的なコスト踏み倒し呪文の1つ。
基本的に、コストを無視してクリーチャーを出せるカードは強力であり、このカードも例外ではない。手札から出すとはいえ、ブロッカーさえ持っていれば小型から大型まで幅広い組み合わせで2体のクリーチャーを出せるため、その展開力は目を見張る。手札の都合で1体しか出せなかったとしても十分な事も。S・トリガーも付いているため、防御札としても十分。相手ターン中に唱えることができれば、自分のターンには攻撃可能な大型が2体揃っていることになるため、高い奇襲性も併せ持っている。
ビートダウンの対策にもなり、特に【速攻】相手に運よくトリガーすれば、それだけで勝利に繋がることもある。
しかし、一気に手札を2、3枚消費するので癖が強く、何らかの手札補充と組み合わせるか、勝利に直結するようなアドバンテージを叩き出せるクリーチャー出さなければ、あっとういうまに盤面を覆されかねない。よって、大型ブロッカーとドローソースを多めに積んだ専用デッキ、【ヘブンズ・ゲート】で使われることになる。
このカードが元凶となって、単に光の(非進化)ブロッカーを多く採用しているだけでアーキタイプ名に「ヘブンズ・ゲート抜き○○」または「天門抜き○○」と名付けられることが多々ある。
《闘門の精霊ウェルキウス》が登場してからは、ブロッカーの質だけの話なら《スターゲイズ・ゲート》による1体踏み倒しで十分なことも少なくないため、もっぱらS・トリガーとしての役割が主となる。
《光開の精霊サイフォゲート》が登場してからは《奇天烈 シャッフ》など廉価版呪文ロックを受け付けず《ウェルキウス》1体を踏み倒せ、そこから様々なフィニッシャーにアクセスできるようになったためS・トリガーとしての立ち位置も揺らいでいるが、歴史的背景から「ヘブンズ・ゲート(or天門)」の名前は愛されている。
ルール
- 踏み倒すクリーチャーは、厳密に言えば1体ずつ順番に場に出る。同時に出るわけではないため、《知識の精霊ロードリエス》を2体出した場合は1体目で1枚、2体目で2枚の計3枚まで引けることになる。
- ただしこの挙動が正式になったのは2009年8月29日で、同年5月頃は上記の手順で《知識の精霊ロードリエス》を出した場合、4枚引けることになっていた。
- 再録された際に「出してもよい」が「出す」に変更された。元々「2体まで」と書かれているので、どちらのテキストにせよ0体〜2体の好きな数を選ぶことはできる。
- 『コロコロアニキ』第6号付録のプロモーション・カードは、小林よしのりの代表作「おぼっちゃまくん」とのコラボカードとなっている。同作品の主人公、御坊茶魔がカードイラストに描かれており、ちょうど裸のキューピットの姿をしている。但し、公共の場で使うのに問題が起こらないように、腰を反らせて局部が見えないようにしたデザインになっている。
その他
- 2021年11月のデュエチューブの動画でDeadmanは「開発陣が思う最強カードを教えてください」と言うリスナーからの質問にこのカードの名前を挙げた。「カードデザインとか調整にもすごく影響するっていう意味で最強に近いと思う」とのこと。参考
原作・アニメにおいて
- アニメ『キング!』第15話では複雑な魔法陣を再現したCGが登場。それまでは効果がクリーチャーの踏み倒しであることもあり、省略されたCG演出になることが多かった。
- 意外なところでは、同じくタカラトミーのTCGであるWIXOSSのアニメ「selector」シリーズの主人公「小湊るう子」もこのカードを愛用している模様(詳しくは《DNA・スパーク》を参照)。
ヘブンズ・ゲート VR 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
光の「ブロッカー」を持つ、進化ではないクリーチャーを2枚まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。 |
DMPP-04で実装。効果の変更は無く、レアリティがベリーレアになった。
定期的に踏み倒し候補が登場しており、多くの時期にトップメタに君臨している。専用構築は【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)を参照。
- デュエプレでの実装に際しブロッカーが追加され、《ヘブンズ・ゲート》とシナジーを得たカードは多い。
- 発動時には、画面全体にイラストの紋章が浮かび上がるという豪華な演出が入る。
- 2022年11月3日~11月23日にログインするとリゼ・ヘルエスタのサイン入り版のプライズが無償で1枚もらえた。2枚目以降や、プレミアム加工版は、当該期間中にDMポイントと交換することで入手できた。
使用した際は、リゼ・ヘルエスタによるフレーバーテキスト通りのボイスが流れる。
- DMPB-04版では新規イラストで聖職者風衣装のエレナが共に描かれており、発動時に彼女のボイスが流れる。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.バトルゾーンに自分の《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》が出ていて、既にこのターンにクリーチャーを2体召喚してバトルゾーンに出しています。続けて自分が《ヘブンズ・ゲート》を使用した場合はどうなりますか?
A.その場合、手札から1体だけバトルゾーンに出すことができます。
引用元(2020.7.17)
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| | 類似裁定(2021.9.24)
| Q.《キャンベロ <レッゾ.Star>》を出した次のターンに、相手は《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、ブロッカーを2体バトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、1体しか出せません。
引用元
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Q.《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、手札から《奇石 アゾールα》を出せますか?
類似例:《鉄壁の守護者ガリア・ゾールα》
A.いいえ、出せません。《奇石 アゾールα》は「サバイバー」によって「ブロッカー」を得ますので、バトルゾーン以外にいる状況では、「ブロッカー」を持っていません。
A.はい、出せます。
引用元(2023.10.20)