《ヨミジ
|
ヨミジ 丁-二式 R 闇文明 (4) |
GRクリーチャー:マフィ・ギャング/デリートロン 2000 |
マナドライブ7(闇):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが7枚以上で闇文明があれば、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーの◆能力を使う。 |
◆コスト8以下の進化ではないクリーチャーを1体またはコスト8以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 |
※プレミアム殿堂 |
DMRP-12で登場したマフィ・ギャング/デリートロンのGRクリーチャー。
マナドライブ7(闇)で自壊することにより、コスト8以下の非進化クリーチャーかオーラ1枚をリアニメイトできる。
マナさえ溜まっていれば味方の8マナ以下を呼び出せる《魔龍バベルギヌス》のようなスペックになる。
このクリーチャーを100%活用させるためにも、墓地肥やしとマナ加速を念入りに用意しておこう。
このカードを使ったループがある。詳しくは【ヨミジループ】へ。
2020年1月1日で殿堂レギュレーションが改訂されると、【4色ドッカンデイヤー】などで【ヨミジループ】が組み込まれはじめる。
殿堂レギュレーション改訂から10日余りが経過した頃、ループに特化した【白黒緑ヨミジループ】が周知され、こちらもチャンピオンシップで4位以内入賞が目立った。重量級マナドライブの存在からもはや《BAKUOOON・ミッツァイル》も《MEGATOON・ドッカンデイヤー》も必要としないことを【白黒緑ヨミジループ】は証明したのであり、《ヨミジ 丁-二式》はそれを証明したマナドライブの筆頭と言えよう。《ミッツァイル》無制限当時の「《ミッツァイル》が強いのではなくマナドライブが強いのでは?」という指摘が的中した形となった。
一部で心配されていたマナドライブの条件が厳しいというところも《クリスマIII》が1枚捲れれば機能しないも同然である。
また、墓地肥やし、マナドライブ補助を担う汎用性を損なわない低コストサポート札である《天災 デドダム》の存在も大きい。
カードプールが1エキスパンションに限られるシールド戦ですらギガ・オレガ・オーラとの併用で【ヨミジループ】が成立してしまい、自壊マナドライブ群の能力を無限に使い回すことができることからもこのカードのループ適性の高さが分かるだろう。
多くのGR召喚手段によって1回あたり1コスト程度でGR召喚できてしまうため、このカードは「1コストの《襲来、鬼札王国!》」とまでその圧倒的なコストパフォーマンスの優良さを表現された。
2020年6月24日のコロコロチャンネルの生放送で同年7月1日付で一発プレミアム殿堂に指定されることが決定した。殿堂レギュレーション上でのマフィ・ギャングの規制は殿堂入り・プレミアム殿堂を含めて史上初。デリートロンとしても《マリゴルドIII》と並んで史上初。
登場からプレミアム殿堂までに所要した194日は、プレミアム殿堂させることを前提にデザインされた《緊急プレミアム殿堂》を除けば、これまでの最短記録保持者だった《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》の338日を大きく上回った。殿堂入りと比較しても、ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカードを除けば、当時最短であった《暴龍警報》の268日を74日も上回る早さ。
直近3ヶ月程度、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が殆ど開催できず、使用率のサンプル集めすらままならなかったにもかかわらず、ここまで早く規制されたあたり、プレミアム殿堂される未来が丸分かりであったスペックであることが窺える。この殿堂改訂の後にDeadmanは「いくら強力なカードでも十分に使われる機会を得ていないカードは制限しない」という意向を発表していたが、にもかかわらずこの判断が下された辺り、GRがどれ程重く見られていたかが窺える。
大量GR召喚により目当てのカードだけが残るように超GRを調整すれば1枚でも十分狙って出し入れできるため、殿堂入りでは効果が薄かったのだと見られる。この辺は《ヴォルグ・サンダー》と同様の理由である。
ジョークカードを除けば信用問題になりかねない程の歴史的な速度によるプレミアム殿堂だが、この速度での規制ですらも肯定寄りの意見が多数を占めた。ほとんどのプレイヤーからこの規制が受け入れられた背景には、公式がクリエイターズ・レターにて「GRによって『誰もが楽しめるゲーム』にならなかった」と超天篇におけるカード開発の失敗を認めたことも影響している。
そもそも、このようなバランスを崩壊させるカードをデザインしないよう注意を払うべきだったのではないかという根本的な問題の指摘もあるが、この最速規制そのものを批判する声は聞かれない。
DMRP-12のマナドライブ5~7によってcip自爆効果を得るGRクリーチャー。