【ドッカンデイヤー】《MEGATOON・ドッカンデイヤー》をメインにして、大量GR召喚を狙うデッキの総称。1ショットキルで勝利するタイプとライブラリアウトで勝利するタイプの2つに分かれる。現在は構築困難。
主要カード
【メルゲドッカンデイヤー】【ドッカンデイヤー】の最初の構築。現在は《アクア・メルゲ》がプレミアム殿堂に指定されているため、構築不可能。詳細は【メルゲドッカンデイヤー】にて。 【青赤緑ドッカンデイヤー】《BAKUOOON・ミッツァイル》の殿堂入りと同日に確立されたデッキタイプで、DMRP-12で新たに登場した自壊cip持ちGRクリーチャーと、殿堂入りした《BAKUOOON・ミッツァイル》を投入した構築。青赤緑で組まれるため、「【青赤緑ドッカンデイヤーミッツァイル】」とも呼ばれ、【メルゲドッカンデイヤー】に次ぐ、【ドッカンデイヤー】の新たな構築。
主要カード
超GR
その他この構築が発覚した当初は、【青赤緑ミッツァイル】の亜種で《ドッカンデイヤー》が《ミッツァイル》の補助という認識が強く、【ミッツァイルリペア】と呼ぶ者が多かった。しかし、このデッキは【青赤緑ミッツァイル】の亜種ではなく、《ドッカンデイヤー》を主力とした全く新しいデッキであり、《ミッツァイル》の方が補助という役割だったため、こうした認識は誤りであり、【ミッツァイルリペア】という呼び名も相応しくない。 このデッキはすぐさまCSで優勝、上位入賞者が数多く表れたが、下記の【4色ドッカンデイヤー】が台頭するとすぐさま環境から姿を消した。 【4色ドッカンデイヤー】青赤緑黒の4色で構築された型で、【ヨミジループ】の一種でもある。《BAKUOOON・ミッツァイル》がなくても十分デッキを回すことができ、自壊能力を持ったGRクリーチャーとアンチシナジーであることから、《ミッツァイル》は必ずしも採用する必要はない。《MEGATOON・ドッカンデイヤー》自体は、ループの準備のために超GRを空にするために使われる。 主要カード
超GRループの手順下準備として、マナゾーンにカードが7枚以上、その内自然のカード、闇のカードが各1枚以上必要。超GRは空であること。墓地に《κβバライフ》、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》が各1枚必要。バトルゾーンに《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》、《ダダダチッコ・ダッチー》、《アカカゲ・レッドシャドウ》が必要。山札に《斬罪 シ蔑ザンド》、《黒神龍ザルバ》が必要。《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》の能力が解決待ちである必要がある。
次に《ヨミジ 丁-二式》で呼び出す対象を、《κβバライフ》から《斬罪 シ蔑ザンド》に置き換えれば味方破壊効果を無限にストックすることができ、呼び出す対象を《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》に変更しつつ《斬罪 シ蔑ザンド》の味方破壊効果で《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》を破壊すればGR召喚のストックを無限に貯めることができる。シールド落ちとボトム落ちのケアは貯めた能力のストックを使って《アカカゲ・レッドシャドウ》と《ダダダチッコ・ダッチー》をループさせて行う。 最後にストックを使って《ヨミジ 丁-二式》のGR召喚と自壊による《黒神龍ザルバ》などのコスト踏み倒し、《黒神龍ザルバ》などの破壊を繰り返して相手をライブラリアウトに追い込む。 長所GR召喚が主体なのでコスト踏み倒しメタがほとんど刺さらない。ライブラリアウト型の場合、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》から走り出したが最後、相手の誘発型能力の解決権を与える前に勝つため《早撃人形マグナム》方式のコスト踏み倒しメタですら無効化できる。 墓地利用メタも一気に《MEGATOON・ドッカンデイヤー》で墓地肥やしするので刺さりにくい。 3ターン目以降のマナブーストが《天災 デドダム》やオレガ・オーラ主体なので呪文メタで縛られにくい。 ハンデスを受けてもGR召喚によりアドバンテージを稼ぐことによって挽回できる。 S・トリガーがメインデッキの3分の1(構築によっては半分程度という例も有り得る)程度なのでごり押ししてくる中速ビートダウンには有利。そうしたデッキが相手だとブレイクにより手札が増えるので《MEGATOON・ドッカンデイヤー》のGR召喚の助けになる。十王篇環境における【赤白レッドゾーン】もメタカードを何とかすればブレイクに乗じてカモにできる。 総合的に見ると外部からの影響をほとんど受けない。 短所《暴走龍 5000GT》などのGR召喚メタを出されると詰みに等しくなる。 《無双の縛り 達閃》で展開を抑止されるパターンもキツイ。 4ターンから5ターンで勝つデッキなので、それより速く殴り切る速攻にも不利が付く。 まとめ環境において《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が登場したばかりの頃は、【ミッツァイル】の存在もあってファンデッキとしてたまに組まれる程度であった。当初は《アクア・メルゲ》との相性の良さに目を付けられてはいたが、《アクア・メルゲ》は殿堂入りカードだったため、環境で活躍させるのは難しいという風潮が強かった。《ドッカンデイヤー》が《BAKUOOON・ミッツァイル》のようにスピードアタッカーを付与することもできないのも大きかった。しかし、「DMGP-9th」で意表を突くように、《アクア・メルゲ》を投入した【メルゲドッカンデイヤー】がベスト4を獲得し、評価は急上昇した。 しかし、2020年1月1日付で《ミッツァイル》が殿堂入りされると同時期に、【メルゲドッカンデイヤー】が環境で暴れることを危惧されて、《アクア・メルゲ》もプレミアム殿堂に指定された。 《ドッカンデイヤー》をメインにしたデッキは環境から姿を消したと思われたが、今度は同時期に殿堂入りした《BAKUOOON・ミッツァイル》と手を組み、新たに【ミッツァイル】の構築を基にした【ドッカンデイヤーミッツァイル】が構築され、CSでの優勝、上位入賞が相次いだ。オールディスカードのデメリットすらも《天啓 CX-20》などの手札補充で簡単にカバーでき、しかも《マリゴルドIII》によって2体目の《ドッカンデイヤー》を即座に呼び出せてしまうことから、《アクア・メルゲ》のリペアパーツには困らないどころか、【メルゲドッカンデイヤー】期以上の強さを見せつけた。 【ドッカンデイヤー】に対抗する勢力として【カリヤドネループ】や【零龍墓地ソース】が登場し、それらへの対策として墓地利用メタを導入した代償として防御S・トリガーが失われた影響で【“B-我”ライザ】、【赤白サンマックス】、【赤単ブランド】などの速攻が増えてきたが、それでもしばらくは環境トップを走っていた。 ところが、DMEX-08期では【バーンメアジョーカーズ】に、このデッキのループに対して強く出れる《奇天烈 シャッフ》や《洗脳センノー》が投入されるようになったため、トップメタをあちらに譲るようになる。それでも、DMEX-08発売から1ヶ月が経過した頃、1位から4位までが全て【4色ドッカンデイヤー】であったチャンピオンシップも確認されるなど、依然として環境上位としての地位は揺るぎなかった。同じ頃、ミラーマッチが余りに多いことから、《焦土と開拓の天変》、《メガ・マナロック・ドラゴン》といったランデスを取り入れた型も上位入賞を果たした。 十王篇開始直前のチャンピオンシップでは《解罪 ジェ霊ニー》と《蒼神龍ヴェール・バビロニア》をループさせてライブラリアウトを狙う【ヨミジループ】をフィニッシュ手段に取り入れた型も流行。 その後、その凶悪な性能から同年7月1日付で《ヨミジ 丁-二式》と《マリゴルドIII》がプレミアム殿堂、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が殿堂入りしたことにより【4色ドッカンデイヤー】は消滅。この2枚に頼らなくても一応デッキが成立する【青赤緑ドッカンデイヤー】を除き、このデッキタイプは過去のものとなったといってよい。 参考 |