《粛清の伝道師ラー》 - デュエル・マスターズ Wiki ミラー

《粛清(しゅくせい)の伝道師(でんどうし)ラー》

DM-01で登場したバーサーカー。

よくあるバニラクリーチャー。
パワーの500分がミソ。光のクリーチャーとしての恩恵を受けた好例である。

しかし、中コスト域のバニラクリーチャーは基本的に採用に耐えうる性能では無く、このカードも同様である。

• 意外にも、《激竜王》が登場するまでの長きに渡りこのクリーチャーが最もパワーの高いバニラであった。
  それ以降も《ラー》を除いてこの水準に達しているバニラは少なく、単色では《激竜王》含め4枚、無色に2枚が存在するのみ。後年の裁定変更で多色のバニラも存在するようになったが、5500を上回るバニラは多色としても2枚しか存在しない。
  この希少さは、パワー6000を越えると一般にW・ブレイカーが与えられ、準バニラとなることに起因すると考えられる。

• DM-28で、ほぼ上位互換の《天武の精霊ライトニング・キッド》が登場。後にバニラサポートである《駱駝の御輿》と《アクア・ティーチャー》が登場するまでは、《ラー》の採用理由は限りなく皆無に近かった。
  バニラの中ではパワー5500というアイデンティティはあるが、無色に同コストでパワー11000の《破界の右手 スミス》、1コスト下にパワー6000の《ノウメン》が存在するため立場は危うい。
  DMRP-01とDMRP-03で1コスト軽い《瑠璃樹》や《予言者テロン》が登場した際には、光のパワー5500のバニラという唯一性さえ無くなった。
  さらに、多色に関する裁定変更により、同コストの《死海竜》や2コスト軽い《虚空の力 レールガン》までもが対抗馬として出現した。

• DMRP-06で、完全相互互換である《雷撃の伝道師ソー》が登場した。

• 「粛清」とあるが、ソルトルーパーとの関連はない。

• ディスコなどにあるミラーボールに何となく似ている。

• アニメ「デュエル・マスターズ」1話でナイトが勝舞戦で使用。「球形の体に死角はない」「あらゆる方向への攻撃が可能」などと紹介されたが、このクリーチャーが平凡なバニラであることを考えると、ただの嫌味にも聞こえる。ちなみにこの時はそれなりに活躍しており、最後のシールドを破壊し、次のターンでとどめも担当した。

• ワールドマップではシルヴァー・グローリー下部に浮遊している。ちなみに、シルヴァー・グローリーにはガーディアンを発射する「カタパルト・ラー」とよばれる施設がある。全く関係ないわけでもないだろうが、直接的な関連性は不明。

• フレーバーテキストの「日食」から考えると、元ネタはエジプト神話の太陽神「ラー」ではないかと思われる。ただし、英名は《Lah, Purification Enforcer》であり、エジプト神話のラー（Ra）とはスペリングも発音も異なる為、別の由来があるとも考えられる。その一方「kaijyudo」でのこのカードのカードイラストが流用されているのは《Argus, Vigilant Seer》であり、ギリシャ神話の巨人「アルゴス」と同じスペリングである。

関連カード

• 《天武の精霊ライトニング・キッド》
• 《破界の右手 スミス》
• 《ノウメン》
• 《瑠璃樹》
• 《予言者テロン》

相互互換

フレーバーテキスト

• DM-01 第1弾、DM-18
  伝道師を見た者たちは、日食は災害の前ぶれだと信じるようになった。

収録セット

• illus.Hideaki Takamura
  • DM-01 第1弾
  • DM-18 「ベスト・チャレンジャー」

参考

• バーサーカー
• バニラ