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聖帝カシオペア・ストーリー SR 自然文明 (7) |
進化クリーチャー:アーク・セラフィム 6000 |
進化−自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を表向きにする。その中から、各文明1体までクリーチャーを選び、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 |
W・ブレイカー |
cip能力で山札を5枚めくり、各文明1枚ずつまでクリーチャーを手札に加えられる。
自然の手札補充としては最大5枚ドローできるのは強力だが、7マナという重さとクリーチャーしか引けない点、また比較的マイナーなアーク・セラフィム進化ということもあり、微妙な印象は否めない。ちなみに進化アーク・セラフィムの中で最もコストが大きい。
アーク・セラフィムの手札補充という点では同コストに《聖霊提督セフィア・パルテノン》が存在することもあり、後続のアーク・セラフィムやセイント・ヘッドを1~2枚確保する程度の目的であればそちらで事足りる。種族に縛られず手札に加えられる点、山札を5枚捲れる点などでの差別化が重要であった。
このクリーチャーを最大限生かすには、必然的に5色デッキに投入するべきである。
しかし極神編より前に登場したカードであるため、登場当時は《護精霊騎ヴァルチャー》をはじめとした多色アーク・セラフィムは一切存在せず、《フェアリー・ミラクル》や3色レインボーなど5色デッキにおいて重要なカード群も存在しなかった。
そのため登場当時は下手に【アーク・セラフィム】を5色デッキを構築するとジャンクデッキに陥りやすく、進化元種族を無視できる【レオパルド・グローリーソード】での手札補充要員としての運用が無難であった。ただし、そちらの用途でも後に《エンペラー・マルコ》などが出てきたことでそちらを優先されるようになった。
極神編に入ると《母なる紋章》や多色アーク・セラフィム、【5色コントロール】向けの様々なカードが登場したことで扱いやすくなった。
中でも《護精霊騎ヴァルチャー》は5色デッキにおける優秀なアーク・セラフィムで、《ヴァルチャー》を3~4枚入れたデッキの隠し味として《カシオペア・ストーリー》を採用するような形でアーク・セラフィムに寄らない5色デッキを組めるようになった。
とはいえ能力の性質上クリーチャーしか加えることができず、フルクリーチャーに寄った構築を求められたため、依然として専用デッキのような構築が求められた。
手札補充という能力の都合上、デッキの中心ではなく潤滑油としての役割が期待されるが、そうなると他の手札補充手段とも競合する。《アクアン・メルカトール》は4コストで4枚捲り水以外を加えられる上に、クリーチャーに拘る必要がない。進化元が不要な点もあり5色デッキのドローソースとしてはこのカードに大きく勝っている。
逆に進化クリーチャーである点を生かし、《母なる星域》を用いてより軽いコストで手札補充を行う、手札を多く増やしつつ究極進化へ繋げるなど、採用する際はこのカードにしかない特徴を上手く活かすことが求められる。