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母なる紋章 R 自然文明 (3) |
呪文 |
文明をひとつ選ぶ。バトルゾーンにある自分の、選んだ文明のクリーチャーを1体、マナゾーンに置いてもよい。そうした場合、その文明と、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャー1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 |
※プレミアム殿堂 |
テキストが回りくどいが、要するに文明が同じバトルゾーンとマナゾーンの自分のクリーチャーを交換できるというもの。
《母なる大地》の調整版だが、本家の特徴だったマナゾーンからクリーチャーを直接出すコスト踏み倒し能力はしっかり受け継がれている。
そちらと比べると、「S・トリガーではない」「相手のクリーチャーに対して使用できない」「元と同じ文明のクリーチャーしか出せない」「無色クリーチャーは出せない」と大幅に弱体化をしており、「進化クリーチャーも出せる」くらいしか強化された点がない。
除去呪文としての使用ができず汎用性で劣り、コスト踏み倒し呪文と見ても文明制限があるため、必要な文明のマナがなくてもクリーチャーが呼び出せた《母なる大地》よりも一見かなり劣って見える。
しかし、進化クリーチャーをも呼び出すことが可能になったのは、数々の有名なコスト踏み倒し呪文では成し遂げられなかった快挙である。
これを考慮すると、効果範囲がほぼ無色以外のクリーチャー全域に及ぶため、単純なコスト踏み倒し性能としては抜きん出た存在である。
コロコロコミックでは当初《母なる大地》の強化版という位置付けがなされていたが、実際には調整版であり、《母なる大地》の殿堂入りの布石との見方もあった。
実際に《母なる大地》は2008年4月15日に殿堂入りし、その1年後の2009年4月15日、《母なる大地》のプレミアム殿堂と同時にこのカードも殿堂入りした。
その後も持ち前の手軽さと強力さで【星域キリコドラゴン】を中心に活躍し続けたが、その約3年後である2012年3月15日付でこのカードもプレミアム殿堂に昇格することになった。