(はは)なる紋章(もんしょう)

母なる紋章 R 自然文明 (3)
呪文
文明をひとつ選ぶ。バトルゾーンにある自分の、選んだ文明のクリーチャーを1体、マナゾーンに置いてもよい。そうした場合、その文明と、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャー1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
※プレミアム殿堂

DM-24で登場した自然呪文

テキストが回りくどいが、要するに文明が同じバトルゾーンとマナゾーンの自分のクリーチャーを交換できるというもの。

《母なる大地》調整版だが、本家の特徴だったマナゾーンからクリーチャーを直接出すコスト踏み倒し能力はしっかり受け継がれている。
そちらと比べると、「S・トリガーではない」「相手のクリーチャーに対して使用できない」「元と同じ文明クリーチャーしか出せない」「無色クリーチャーは出せない」と大幅に弱体化をしており、「進化クリーチャーも出せる」くらいしか強化された点がない。

除去呪文としての使用ができず汎用性で劣り、コスト踏み倒し呪文と見ても文明制限があるため、必要な文明マナがなくてもクリーチャーが呼び出せた《母なる大地》よりも一見かなり劣って見える。
しかし、進化クリーチャーをも呼び出すことが可能になったのは、数々の有名なコスト踏み倒し呪文では成し遂げられなかった快挙である。
これを考慮すると、効果範囲がほぼ無色以外のクリーチャー全域に及ぶため、単純なコスト踏み倒し性能としては抜きん出た存在である。

コロコロコミックでは当初《母なる大地》の強化版という位置付けがなされていたが、実際には調整版であり、《母なる大地》殿堂入りの布石との見方もあった。
実際に《母なる大地》は2008年4月15日に殿堂入りし、その1年後の2009年4月15日、《母なる大地》プレミアム殿堂と同時にこのカードも殿堂入りした。

その後も持ち前の手軽さと強力さで【星域キリコドラゴン】を中心に活躍し続けたが、その約3年後である2012年3月15日付でこのカードもプレミアム殿堂に昇格することになった。

このカードを扱うテクニック

  • 選んだ文明であれば、元々その文明を持っておらず文明追加によってその文明が追加されているクリーチャーでもマナ送り、コスト踏み倒しを行うことができる。
    • ただし、バトルゾーンのカードだけに文明追加をしている場合、マナゾーンに移動することで元の文明に戻り、コスト踏み倒しの条件を満たさなくなる場合もある。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM-24
    母の意志は時により鋭く、より攻撃的となる。
  • DMX-01
    聖なる剣が大地に捧げられ、紋章があらわれる。それは、新しき戦士が生まれる証。

収録セット

参考