《
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黒神龍アマデウス P 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 15000 |
T・ブレイカー |
自分のマナゾーンまたは墓地に、同じ名前を持つカードが2枚以上あれば、このクリーチャーを破壊する。 |
「ぼくだって!決闘者なんだ」 P 自然文明 (4) |
呪文 |
S・トリガー |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、それと同じコストを持つ他のカードが自分のマナゾーンになければ、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
DMEX-15で登場した闇/自然のドラゴン・ゾンビツインパクト。
クリーチャー側はそのまま《黒神龍アマデウス》。
《龍装者 ジスタジオ》が横にいれば、パワーが15,000もあるということもあり、自壊能力が無効化される。同名カードを複数枚投入するデッキにはその高いパワーとT・ブレイカーを活かせないが、それと併用することで破壊されずに安定して攻撃にも参加できるようになった。
だがデメリットを抜きに考えても、現代のインフレした環境で準バニラ同然のこのカードを活躍させるのは難しい。文明は違うが、《ひょうたん》を例にすれば明らか。
主に呪文側を使うことになる。
呪文側は1マナブーストの後、置いたカードのコストと、置く前にマナゾーンにあったカードのコストを参照し、条件を満たしていれば追加の1マナブーストを行う。
なまじクリーチャー面がハイランダーを半ば強制するような性能であるため勘違いしやすいが、唱える前にマナゾーンで同コストのカード、ひいては同名カードのかぶりがあったとしても成功する可能性がある。
極端な話、《遊撃師団 プレプレ》36枚と《「ぼくだって!決闘者なんだ」》4枚のデッキだったとしても、置いた1枚目が《黒神龍アマデウス/「ぼくだって!決闘者なんだ」》なら2ブーストできる。
《フェアリー・ソング》を見ればわかる通り、コスト4で2マナブーストするという動きは強く、S・トリガーで速攻デッキなどに対してもテンポを取りやすいこのカードは強力といえる。
マナゾーンに置いたツインパクト、またはマナゾーンにある他のツインパクトのコストを参照する際は、いずれか片側のみのコストを参照する。(総合ルール201.2b)
マナブーストの結果、マナゾーン以外のゾーンにカードが置かれた場合は、そのカードのコストを参照する。
先述の通り、呪文面でマナコストを参照する際、ツインパクトカードの存在は理論上無視でき、それだけ追加ブーストの成功率も上がることになる。ただし、《満開軍艦 グラービエ/過激カキアゲイン》などの、上下面共に同じコストを持つツインパクトは例外となる。
そのため、上下面で異なるコストを持つツインパクトのみでデッキを組めば、確実に2枚ブーストできる。次の2点に注意すれば、非ツインパクトを入れても確実性を保てる。
ただ、条件を満たす為にデッキ構築を寄せた結果、カードパワーの低いカードを多用するのは本末転倒となる。
そのため元からある程度成功率が高いデッキに入れたいところ。特に、上下面で異なるコストを持つツインパクトカードが多めだと成功率が上がるので、これらを多く採用したデッキで使いたい。
【バラギアラループ】などのフルツインパクトもしくはそれに近いデッキなら、確定2マナブーストに近い動きができる。その場合、《魂フエミドロ》がライバルになるが、S・トリガーの有無で差別化できており、単純に5枚目以降の《魂フエミドロ》枠と考えても強力なので問題ないだろう。
そこまで極端なデッキでなくてもデッキ内の半分程度がツインパクトなら2マナブーストは充分狙える。
例えば、デッキにこのカードを含めツインパクトが20枚、5種類のコストの異なるカード4枚ずつというデッキ構成なら、4マナの時にこのカードを使った際、約79.5%で2マナブーストできる。これは完全にランダムにマナゾーンに置く場合の確率であり、マナにツインパクトを優先しておいたり、マナに置くカードのコストをなるべく散らさないようにするなどで確率を上げられる。