《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》

イチゴッチ・タンク P(C) 自然文明 (7)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
レッツ・ゴイチゴ P(C) 自然文明 (2)
呪文
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

DMSD-05で登場した自然グランセクト自然呪文ツインパクト

呪文側は《フェアリー・ライフ》からS・トリガーを抜いた下位互換であり、クリーチャー側も準バニラ《バードリアント》《マスティーカ・パンツァー》下位互換と、一見イマイチパッとしない。

しかし、このカードメリットマナブースト呪文でありながら、自然パワー12000のクリーチャーとしても扱える点にある。ツインパクトであることを上手く活かしたスペックをしており、決して弱いカードではない。
デッキに収録されている《トレジャー・マップ》《ジャンボ・ラパダイス》で疑似サーチ可能なので、マナブーストが円滑にできることだろう。
《ボントボ》とも相性がよく、このカードから綺麗に繋がるうえにパワー12000のクリーチャー扱いであるためあちらの能力を阻害しない。

比較対象は《フェアリー・ライフ》よりもむしろ、同じくコスト2の自然単色のマナブースト持ちクリーチャーとして扱える《霞み妖精ジャスミン》か。
そちらとの違いは呪文メタに引っ掛かる、《ローズ・キャッスル》等の影響を受けずにマナブーストができる、種族デッキ《天風のゲイル・ヴェスパー》との相性の違い、《激天下!シャチホコ・カイザー》等のコスト制限付きの踏み倒しで使い回しづらいといった点。

また、ツインパクトにも《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》とライバルが多々存在する。
クリーチャー側が準バニラというのがネックとなるが、呪文側のコスト軽いというのは大きな利点であるため、デッキ構成に合わせて使い分けていくとよいだろう。

後にクリーチャー側のスペックで上回る《配球の超人/記録的剛球》が登場。このカードはあちらの5枚目以降の立ち位置となった。ただし、パワー12000以上サポートや《巨大設計図》を使うデッキではあちらと合わせて8枚投入することに意義があるため、このカードの役割が失われた訳ではない。
また、どうせクリーチャー面を使う気が無いからと《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》対策でcipを持たないこちらを敢えて採用したケースも僅かに存在する。

他のカード・デッキとの相性

環境において

最初期の初動コスト2マナブーストツインパクトで、当時は《霞み妖精ジャスミン》と共に《超次元リバイヴ・ホール》に引っ掛かる初動というだけで優秀であった。

【ドッカンデイヤー】【バーンメアジョーカーズ】の現役時代においては、《U・S・A・BRELLA》などのGR召喚メタを立てられた時に最後のあがきとして打点を利用するケースもあった。

【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】でもマナブースト兼緑単マナ基盤として重宝された。

DMRP-19期からしばしばメタゲームに顔を出している【7軸ガチロボ】では、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》と並ぶメインのマナブーストカードである。

《超七極 Gio/巨大設計図》呪文側で回収できるため、《樹食の超人》【墓地ソース】【グルメ墓地ソース】)の現役時代は積極採用された。

【4色ウェルキウス天門】【白緑巨大天門】でもかつては初動として使われた。《配球の超人/記録的剛球》の登場以降は5枚目以降となり、DM24-SD2でも《記録的剛球》を初動に組み込んでいる。
なお、構築戦では2ターン目ブーストを採用する最大の恩恵である2→4の動きよりも、《フェアリー・パワー》《ギャラクシー・チャージャー》などから《スターゲイズ・ゲート》への3→5がメジャーで《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》と《配球の超人/記録的剛球》、どちらも【白緑巨大天門】系にはあまり採用されない。

王道篇で使われるとすれば、【青緑キャベッジ・セッションズ】が居場所となる。もっともスペックそのものより、《キャベッジ・セッションズ》存在下で《流星のガイアッシュ・カイザー》を始めとする6コスト帯への踏み台になる点が大きく、採用されても1枚積みが精々。

流通・再録について

  • クリスマス商戦を意識したDMBD-08版のカードイラストは、生クリームを強調したクリスマスケーキ調のものとなっている。

メディアにおいて

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考