【チェインシルキードループ】

《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》《スペリオル・シルキード》でコスト踏み倒しで出し合う関係を活かして、《幻影 ミスキュー》《恐・龍覇 サソリスレイジ》、果ては《スターダム・スタージアム》をループさせて勝つコンボデッキ。超天篇でGR関連のカードが追加され、DMEX-05《シャギーII》が登場したことで確立された。このデッキには様々な型が存在するが、ここでは《グレート・グラスパー》を使わない型について説明する。デッキの源流は【チェイングラスパーループ】にある。

連鎖類超連鎖目 チェインレックス SR 自然文明 (10)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 13000
このクリーチャーまたは自分の他の自然のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーよりコストが2小さい自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
スペリオル・シルキード SR 自然文明 (10)
クリーチャー:グランセクト 21000
Q・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワーが12000より小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、コストが10以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
カードをこのクリーチャーの上に置くことはできない。

主要カード

《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》連鎖的展開の要
《スペリオル・シルキード》展開、マナ送りを行う札
《スターダム・スタージアム》超GRに眠るフィニッシュパーツを捲り上げる
《幻影 ミスキュー》《シルキード》をマナ送りにするために必須。勿論展開札にも
《ドンジャングルS7》展開に利用。コントロール戦術の要でもある
《恐・龍覇 サソリスレイジ》龍魂サイクルの呼び出し要員

候補カード

超次元ゾーン

龍魂サイクル主に山札回復に使用
《恐龍界樹 ジュダイオウ》ウィニー対策
《邪帝斧 ボアロアックス》呼び出し範囲は狭いが役に立たないこともない展開補助要員

超GRゾーン

このデッキの回し方

序盤は《キング・シビレアシダケ》マナを伸ばし、準備ができ次第諸々のランダムコスト踏み倒しで盤面を整える。相手の攻撃が激しい場合は《ドンジャングルS7》ロックしたり、マッハファイター《ナチュラル・トラップ》で除去したりして対応する。

後述のループに必要なパーツが揃ったらループを開始する。踏み倒しの結果が芳しくない場合は1ショットキルに移行する。

ループの手順

フィニッシュ準備ループ

まずは《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》存在下における《幻影 ミスキュー》踏み倒しループの基本形である、「コスト8自然《幻影 ミスキュー》→《ミスキュー》でコスト8自然踏み倒し」を行い、バトルゾーン《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》バトルゾーンマナゾーン《ドンジャングルS7》《幻影 ミスキュー》を揃える。
そしてその状態で《スペリオル・シルキード》がバトルゾーンに出るところからループを始める。

  1. 《スペリオル・シルキード》バトルゾーンに出る。cip《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》以外をマナ送りに。
  2. 《スペリオル・シルキード》より2コスト小さい《ドンジャングルS7》と、それより2コスト小さい《幻影 ミスキュー》を、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の能力で連鎖的にコスト踏み倒し
  3. 《ミスキュー》の能力で《スペリオル・シルキード》マナ送りに。山札からの踏み倒しは行わない。
  4. マナ送りにした《スペリオル・シルキード》バトルゾーン離れた時能力でその《スペリオル・シルキード》をバトルゾーンへ。
  5. 1.に戻る。

上記のループを繰り返す事で《ドンジャングルS7》によるコスト踏み倒しを無限にストックすることができ、ひいては《幻影 ミスキュー》マナゾーンに存在する限り無限に出し入れして無限にその能力を使うことができると証明された。
それによりランダム踏み倒しを最も望む結果まで省略することができるようになり、山札を見て任意のクリーチャーを踏み倒すことがゲーム進行上可能となった。

フィニッシュループ

  1. ループさせた《ドンジャングルS7》《幻影 ミスキュー》の能力によって《恐・龍覇 サソリスレイジ》を踏み倒す。
  2. 《ドンジャングルS7》をストックするループ手順を《恐・龍覇 サソリスレイジ》に置き換えて行い、《恐・龍覇 サソリスレイジ》をループさせる。
  3. ループさせた《恐・龍覇 サソリスレイジ》の能力によって《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》を作ってバトルゾーン、手札のカードを山札に退避させる。
  4. ループさせた《ドンジャングルS7》《幻影 ミスキュー》の能力によって《スペリオル・シルキード》《スターダム・スタージアム》を踏み倒す。
  5. 《スターダム・スタージアム》でGR召喚。
  6. 《ドンジャングルS7》《幻影 ミスキュー》の能力で《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》を選んでバトルゾーンから離す。
  7. 《スペリオル・シルキード》で《ミスキュー》をマナゾーンへ避難させる。
  8. 3.に戻る。これを繰り返して《スターダム・スタージアム》をループすることで、《ツタンメカーネン》のcipを好きな数ストックして使う。自分は《シャギーII》の能力でマナ回収したカードを山札に戻すことで山札消費を抑える。

なお《スターダム・スタージアム》《恐・龍覇 サソリスレイジ》は共にコスト8のため、マナゾーンに送られてかつ山札に残されていない場合、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の能力で踏み倒す事で同様にループ可能となる。

長所

自然ファッティによる展開力やロック力のおかげで、もしループに入れない場合であっても雑殴りして勝てる場合がある。

コスト踏み倒し系統のデッキではあるが、相手の能力を解決する前にこちらが勝てばよいのでそうしたカードにはそれほど神経質になる必要がない。準備の段階で着地を阻害されると若干厄介だが、除去マッハファイターのおかげで事実上すべてのコスト踏み倒しメタに対処可能。

短所

1ショットキルプランに関して言えば、デッキ構築上呪文によるカウンターには弱い。一応色が合う《古代楽園モアイランド》のピン挿しによる対応は考慮するべき。

コントロールしながらパーツを集めるのが基本であり、特に《ドンジャングルS7》にコントロールを依存している点が弱い。そちらを墓地シールドゾーンなど再利用困難なゾーンへ除去されるとキツイ。《幻影 ミスキュー》の能力を繰り返し使うようにデッキを構築する都合上、単純な回収を詰む余裕はない。

緑単なのでハンデスには弱い。ループの都合上コスト8以外の自然クリーチャーを積みづらいため、マッドネスでの対策を取る事も難しい。

参考