シンパシー

あるゾーンに指定された条件を満たすカードがあれば、その数だけコスト軽減するキーワード能力

シンパシー持ちクリーチャーDM-13で初登場。呪文DM-21から登場。
この時点では、バトルゾーンにある特定の種族クリーチャーのみを参照していた(単位が「体」であるので、後に登場したクロスギアやタマシードで達成できてもコスト軽減に含めることができない)。

しかし、年月が経つにつれ参照先は多様化する傾向にある。
DM-39で、新たに種族でなくM・ソウルを参照するものが登場。ドラゴン・サーガでもいくつか増え、マナコスト文明を参照するものも登場した。さらに後年、単にクリーチャーを参照するものや、果てにはバトルゾーンを飛び出して墓地呪文シールドゾーン表向きのカードを参照するものも登場した。

注釈文がないとなぜそうなるのかが意味不明になってしまうものが結構多い。

基本的にはクリーチャー限定で数えるものと思われ、新しいカードでは特殊種族に『シンパシー:ハンター・クリーチャー(自分のハンター・クリーチャー1体につき、〜』(→《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》)記載や、通常種族でも『シンパシー:ドリームメイト・クリーチャー(自分のドリームメイト・クリーチャー1体につき、〜』(→《料理猫のプワソン》)記載で明示している場合もある。
一方、2024年時点で最新版の《龍星装者 “B-我”ライザ》では『シンパシー:ビートジョッキー(自分のビートジョッキー1につき、〜』と非クリーチャーを暗黙的に不適にしたりといまいち統一はされていない。

悪魔聖霊アウゼス SR 光/闇文明 (6)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6500
シンパシー:エンジェル・コマンドおよびデーモン・コマンド(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)
自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンドが攻撃する時、相手のタップされているクリーチャーを1体破壊する。
W・ブレイカー
ティラノ・リンク・ノヴァ VR 火文明 (14)
呪文
シンパシー:ティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリット(この呪文を唱える時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリット1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
相手は、自分自身のシールドをすべて手札に加える。(相手はその「S・トリガー」を使うことができる)
共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス VR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7000
ブロッカー
シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
W・ブレイカー

デュエル・マスターズ プレイスでの仕様

注釈文は画面タップにより補完され、テキストとしては一切書かれない都合により、「シンパシー:(条件)」だけで十分である必要がある。TCG版のように、似たテキストでも括弧内の記述のせいで効果に違いが生まれるということは発生が許されない。

シンパシー:(指定するカード)
このカードをプレイする時支払うコストは、自分の指定されたカード1枚につき1少なくなる。ただし、コストはそのカードが持つ文明の数より少なくならない。

どのゾーンを見るかについて

現在では、ゾーンについての指定は未定義となっている。ただ、説明文の「自分の」指定と、総合ルール403.1.、さらにデュエプレのカード指定は進化元などを反映しない仕様の複合により、基本的には「バトルゾーンにある、自分の指定されたカードの個数」ということになる。

例えば《悪魔聖霊アウゼス》の「シンパシー:エンジェル・コマンド、デーモン・コマンド」なら、自分側が出しているエンジェル・コマンドかデーモン・コマンドの種族を持つエレメントの数だけ軽減される。

  • ゾーン指定があるものは《夢幻大帝ネロ・ソムニス》で確認できる。このカードの実装に際し、それ専用のためシンパシーのポップアップ文章に変更が加えられ、バトルゾーン以外でも数えることは許されるようになった。《ネロ・ソムニス》登場前は、そもそものシンパシーの注釈が「バトルゾーンにある自分の指定されたカード1枚につき」という指定で、墓地のカードを数えようとする《ネロ・ソムニス》は何の意味もない能力を持つことになるところであった。

多色や無色のカードについて

TCG版の《捕封の鎖 テラエイプ》《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》のように文明数と下限が一致していない問題は発生しない。

デュエプレに存在しているものならば、《剛撃戦攻ドルゲーザ》《悪魔聖霊アウゼス》など2色クリーチャーが1マナで召喚できるようにはならないし、逆に無色でシンパシーを持っている《神人類 ヨミ》ならば条件さえ整えば0マナ相当のコスト踏み倒しで召喚できる。

  • 《ヨミ》の素のコストは8なので、デュエプレの盤面上限のためシンパシーのみで召喚する場合は最大6軽減しかできない。《戦慄のプレリュード》など一部の効果と重複させる必要がある。注意点として、《インガ・ルピア》といった計算の中に「ただし1より少なくならず」の不純物を含んでいる場合は最低1マナでストップしてしまう。
  • 召喚元のゾーンで文明追加されている場合は最小コストも動的に上昇する。DMPP-29時点では、《薫風妖精コートニー》等でマナゾーンで文明追加したクリーチャーをマナ召喚する場合のみ当てはまる。
    • 文明を失わせる能力はDMPP-29時点では存在しないが、もし出てくればシンパシーで0マナまでコストを下げられるようになる。

非クリーチャーに対応しているかについて

この点については「カード1枚につき」という指定のため《口寄の化身》などと同様に問題なく数に含めることができる。

ただし実際には種族を持つ非クリーチャーを使ってシンパシーできるようになったのは《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》が初であり、事実上隠し仕様のような挙動であった。加えてそれと同じパックで登場した《天装 タイショウ・アームズ》により《血風聖霊ザーディア》など旧カードもその仕様の恩恵を得られるようにもなった。

能力の特徴

状況次第ではコストを大きく減らすことができるのが魅力。
7コストのクリーチャーを4コストで召喚したり、10コストの呪文を6コストで唱えたりできる。

しかし、その分シンパシーを持つカードの元々のコストは若干重く設定されている場合が多い。

うまくデッキビルディングを工夫し、スムーズに使えるようにしたい。

  • コストの支払いのルールの都合上、多色カードのコスト軽減の最小はその文明の数である。
  • シンパシーという単語が使われていないが、コスト軽減条件がシンパシーに類するものも存在する。
    • 例えば、《暴走龍 5000GT》《大魔王 ウラギリダムス》のコスト軽減条件は、前者はシンパシーではないが、後者はシンパシーとなっている。
      • キーワード能力で記載された能力とそうでない能力は、同一効果であってとしても、能力サポートの適用を受けられるかの差異がある。例えば、《雪布妖精ユウコ》《完璧妖精マリニャンX》は両者ともに手札から召喚する時と同コストでマナゾーンから召喚できるが、前者は《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》などのサポートを受けることができ、後者はサポートを受けられない。2024年時点のカードプールにはシンパシーを名指しでサポートするカードは存在しないが、将来的にそのようなサポートカードが出てくれば、受けられるサポートの差が出ることになる。
  • DMRP-12から注釈文が微妙に変更されている。
  • Magic:The Gatheringの「親和」能力が元ネタ。あちらは0以下にはならないという制限がなく、不特定マナのみのカード(デュエマでいう無色)も持つことがあったため、0マナでプレイできることもあった。
    • MTGではバトルゾーンとマナゾーンの区別がなく、デュエマでいうところのマナチャージはバトルゾーンに相当する場所に土地を出すことになる。すなわち、マナチャージがそのままシンパシーの軽減加速の役割も果たすといったことが起こりうる。これはあまりにも凶悪だったため、シンパシーの軽減加速の役割も果たしつつマナチャージできる「アーティファクト土地」というカードタイプが軒並み禁止カードに指定された。
      • デュエマでは上記の反省を生かした結果かわからないが、マナゾーンの特定カードの枚数に応じてコスト軽減するカードは名目コストが特に高めに設定されている。

シンパシーを持つクリーチャー

審絆」クリーチャークリーチャー
《奇石 スタジェム》
《人工化学兵器 ナノクローン》
《捕封の鎖 テラエイプ》
《三日月を謡うオラトリオ》
《黙示 ローラン-2》
《「正義星帝」 <ダンテ.Star>》
《聖沌大忍者 ハラギャティ》
《赤攻銀 マルハヴァン》コスト3以下クリーチャー
《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》コスト3以下クリーチャー
《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》無色クリーチャー
《魔神頂上 “密愛流”9th》のクリーチャー
《クイーン・オブ・ネイチャー》自然のクリーチャー
《アクア・ジャック》M・ソウルクリーチャー
《The ガッツリ漢》と名前にあるクリーチャー
《大魔王 ウラギリダムス》自分の墓地にあるクリーチャー
《魔導管理室 カリヤドネ》自分の墓地にある呪文
《オヴ・シディア†》自分のシールドゾーンにある表向きのカード
《龍星装者 “B-我”ライザ》ビートジョッキー
《獣鬼クーガ》ヒューマノイド
《龍素記号iQ サイクロペディア》リキッド・ピープル
《剛撃戦攻ドルゲーザ》アースイーターorジャイアント
《無双恐皇ガラムタ》デスパペットorビーストフォーク
《霊樹海嶺ガウルザガンタ》ゲル・フィッシュorスノーフェアリー
《電磁旋竜アカシック・ファースト》サイバー・ウイルスorドラゴノイド
《悪魔聖霊アウゼス》エンジェル・コマンドorデーモン・コマンド
《血風聖霊ザーディア》エンジェル・コマンドorメルト・ウォリアー
《聖霊龍騎アサイラム》エンジェル・コマンドorアーマード・ドラゴン
《伝説の決闘者》ヒューマノイドアウトレイジジョーカーズ
《料理猫のプワソン》ドリームメイト
《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》ハンター
《頂上連結 サックーヴ・ヴァッサークァ7th》自分のシールドゾーンにある表向きのカード
《九番龍 ジゴクバンカー Par459》自分のマナゾーンにあるカード
《守護地龍 ザノウハウ》スノーフェアリー

シンパシーを持つ呪文

シンパシーを持つカード(デュエル・マスターズ プレイス固有のもの)

クリーチャー《電磁旋竜アカシック・ファースト》ドラゴノイドorサイバー
《戦攻竜騎ドルボラン》アースイーターorドラゴン
《サイバー・A・アイアンズ》サイバー
《サイバー・J・イレブン》クリーチャー
《災勇鬼ダイゴクウ》ドリームメイト
《神人類 ヨミ》オラクルorオラクリオン
《無限皇 ジャッキー》アウトレイジ
《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》サムライ
進化クリーチャー《大宇宙ゼクウ》ジャイアント
《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》ガーディアンorグレートメカオーorアーク・セラフィム
《超神星マーキュリー・ギガブリザード》グレートメカオーorグランド・デビルorリキッド・ピープル
《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》ドラゴン
《超神星ネプチューン・シュトローム》グランド・デビルorデーモン・コマンドorエンジェル・コマンド
《超神星ビッグバン・アナスタシス》アーク・セラフィムorドリームメイトorドラゴン
《超神星プルート・デスブリンガー》デスパペットorグランド・デビルorティラノ・ドレイク
《超神星ジュピター・キングエンパイア》ドリームメイトorアーク・セラフィムorワイルド・ベジーズ
《聖霊龍王 アガピトス》光のクリーチャー
《夢幻大帝ネロ・ソムニス》自分の墓地にある闇のクリーチャー
《時の革命 ミラダンテ》光のコマンド
《超神星ヴァルカン・アンチャンス》ジャイアントorミステリー・トーテムorスノーフェアリー
呪文《超次元ガイアール・ホール》非サイキックのハンター

参考


公式Q&A

Q.自分の墓地に《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》が1枚ある状況で、自分の《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》の召喚コストはいくつ少なくなりますか?
類似能力:シンパシー
A.コストは1少なくなります。墓地にあるクリーチャーが条件に合う種族を複数持っていても、減るコストは1のみです。
引用元

Q.自分の無色クリーチャーが1体もバトルゾーンにいない状況で、自分は《戦慄のプレリュード》を2枚唱えました。次に召喚する《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》は0マナで召喚できますか?
類似例:《透明妖精リリン / 妖精のプレリュード》の呪文側
A.はい、支払うコストは0です。自分の無色クリーチャーが1体もいなければ「シンパシー」を適用しませんので、「ただしコストは0以下にはならない」効果も適用されません。
引用元(2021.10.22)